Another skyを探す旅

激変する世界を生きるヒント。それは自分の足元にある

ビットコイン、注目度「 ↓ 」。 ここからが本当のチャンスかもしれない

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ビットコインの注目度が下がっているようです

 

それも当然かもしれません。

4月には史上最高値の1BTC(ビットコイン)700万円に達したのですが、現在(2021.7.17)は半値以下の345万円付近を推移しています

 

わずか3か月で半値ですから、多額の損失やロスカットを食らった投資家も少なくない。

いくらボラティリティが大きいと頭では分かっていても、今年中に最高値1,000万円は目指すなど、期待されていたので、失望感を持った人も多いはずなのです

 

ビットコインに関するネガティブなニュースも目に付く、このような厳しい地合だからこそ、なおさらそう感じるのかもしれません

 

現在、自分はノーポジです

今後も投資対象からビットコインを外すのか?それとも、また投資するのか?

 

あくまで個人的な目線なのですが、

今後のビットコインについて、現時点で思うところを書いてみます

 

 

 

 

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いま、仮想通貨の価格が全般に下落しています

 

ビットコインに限らず、イーサリアムなどアルトコインも価格を大きく下げました

もともと価格が不安定で、ボラティリティが高いとされる仮想通貨です。上昇局面では上げ幅が大きいのですが、下げもきつい

 

価格が低迷する局面では、様々なネガティブニュースが目につきます

 

もともと、テスラのイーロン・マスクTwitterひとつで大きく値が動いていたのに加え、マイニング時の消費電力がSDGsの観点からそぐわないなどと批判され、さらに最近では海外大手取引所のBinanceに対する各国の規制など、悲観的なニュースが多出していたのです

 

そんななか、価格がピークの半値以下に落ちてきた。

もうビットコインは終わり。そのような意見が増えるのもこういうタイミングです

 

しかしですが、自分はこの光景を以前にも見たことがあります

 

特に、2018年は1年間を通して、このような批判的な見解が増え、注目度も落ち続けたのです

 

繰り返しになりますが、ビットコインボラティリティが高いことも相まって、投資家の意見も様々あり、注目度合いも波が大きい

 

 

 

 

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BTCの現物、ロングポジションを持っている投資家のなかには、損切りを考えている人もいるかもしれません

 

メンタル的にタフな局面です

 

しかし、ビットコイン市場は過去にも、今回を上回る値幅、時間軸の調整をおこなってきたのです

 

2017年時の最高値更新を経て、2018年はほぼ1年がかりで下落し続けました

 

2019年に入って、一旦の底打ちをしたのですが、そのときもアダム&イブという、強い反発のサインでありながらも、非常にとらえにくいチャートを描きつつ、再度上昇していったのです

 

しかし、ことは簡単ではなく、ご存じのコロナショックによって大暴落しました。結局は、それが大底となって、700万円までの上昇劇につながったわけです

 

 

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なので、ビットコイン価格がこのまま下落し、価値がゼロになるとは思いません

 

かならず大底を付けに来ると思います。ただし、今回の下落トレンドが大底につながるのかは分かりません。

むしろ、遠からず上昇を始め、1,000万円までは到達しないまでも、600万円近辺まではいったん上昇し、それからかなり厳しい下落相場を作ってくるのではないか、そんなことを感じます

 

本当の下落は、来年来るかも知れません。分かりません

 

ただ、本当の大底を形成したのちは、次なる半減期イベントを目指し、2021年を上回る強い上昇を見せるのではないかと考えています

 

次のピークは、2025~6年あたりになるのでしょうか

 

 

 

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個人的に、現時点では仮想通貨はほぼノーポジです

 

だからといって、今後ビットコインをはじめとする仮想通貨に投資しないというわけではありません

 

今年の4月から5月、700万円の過去最高値を付けて以降、600万円付近に下がるまですべての玉を手仕舞いし利益確定したのですが、現時点で今年の納税概算額も数千万円になると予想されるので、一定額の現金を銀行口座に資金移動済みです

 

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ただし、取引所にもまだ資金が置いてあるので、その範囲内で取引をする予定です

 

おそらく、今後は2,000万円を目途に投資していくことになると思います

もちろん、含み益が出ている場合についてはその分も上乗せです

 

いずれにせよ、仮想通貨投資にはメンタル的に辛く厳しい局面がつきものなので、大局観を忘れずに上手く立ち回りたいものです

 

 

「こんまりメソッド」の鍵は「ときめき」 片付けは、生きる力を鍛える

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部屋の中に、いらないものが多すぎる。だけど、捨てられない

 

そのような悩みを抱える人が、ほとんどなのではないでしょうか?

 

 

「こんまりメソッド」の本を、手に取った人もいるでしょう

 

「こんまり」といえば、日本だけでなくアメリカはじめ世界中にファンを持っています

 

 

 

 

 

片付けコンサルタント近藤麻理恵さんのニックネームなのですが、「こんまり」は登録商標にもなっています

 

もはや、世界的なブランドと化しています

「TIME」誌の、「世界で最も影響力のある100人」にも選ばれています

 

 

 

なぜ、こんまりメソッドが人を魅き付けるのか

 

今日は、私たちがなかなかできない「片付け」について考えてみます

 

 

 

 

 

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こんまりメソッドで、まず重要なのは、

 

「自分の部屋は、こんなに散らかっている」

 

そこを、現状認識する

 

 

現状が把握できていないと、次のステップに移らないのです

 

現状把握の重要性

 

すべての仕事につながりますね

 

 

 

そして、部屋ごとではなく、「モノ」ごとに片付けていく

 

部屋ごとに片付けていこうとすると、「モノ」の全体量が把握できない

 

洋服であれば、家の中のすべての洋服を一ヵ所に集める

 

 

そして、こんまりさんのいう「ときめく」かどうかを基準に、残すか捨てるかを決めていく

 

「ときめく」とひと言でいうのは簡単ですが、このワードには哲学が凝縮されている

 

そんな感じを持ちます

 

 

片づけをする自分自身の人生観が瞬時に問われる作業になります

 

「ときめく」ためには、人生の目的が明確になっていないと難しい

 

 

自分のこれからの人生に、どんなアイテムを連れて行きたいか

 

おおげさですが、しかし片付けでモノが捨てられないのは、そういう作業が簡単なことではないからです

 

なので、片付けるというと、ちょっと別の場所に移すとか、収納アイテムとか、とにかくいかに上手に保管するかという方向に走ってしまう

 

 

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繰り返しになりますが、

「ときめく」ためには、本来自分が生きる行き先が見据えられないと、結構むずかしい

 

しかし、まあ片付けというのはいくらなんでも、そんな仰々しいことなのか?

 

こんまりさんは、「ときめく」ことについて、おっしゃっています

 

 

心と体の反応を感じる

 

自分が心地いいと感じる洋服だけを残す。なので、捨てることに意識をむけるのではなく、残す洋服を選ぶ感覚

 

直観力が鍛えられます

 

 

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片付けという作業は、生きる力を鍛えることにもなるのかも知れません

 

 

 

 

 

 

 

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以前、このブログでも書いたことがあるのですが、

 

 

洋服の買い方は、投資のセンスにもつながると思っています

 

 

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洋服を買うという、つまり消費行動そのものは、人間としてとても楽しいことなのですが、

 

しかし、洋服の買い方が上手な人は、意識か無意識かによらず、自分のルールを持っている

 

 

だから、「なんとなく」で新しい洋服を自分の家に連れて帰ったりしない

 

お金をもっているかどうか、そんなことは関係ありません

 

こんまりさんの「ときめき」の感覚を磨いていくと、新しくモノを買うときの「目利き力」も相当上がっていくはずです

 

 

 

 

 

 

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「ときめき」を追求すると、行き着く果てはどこなのでしょうか?

 

その答えは、各人のきわめて個人的なものになるのでしょう

 

 

ちなみに、自分自身の理想から考えると、

 

究極は、リュックひとつ

 

バックパッカーかと言われそうですが、全人生の荷物をバックパックひとつに詰めきれる人生というのは、

 

相当に人生観をシェイプした末にたどり着ける、身軽で自由な究極の生き方だと感じるのですが、いかがでしょうか?

 

 

ただ問題なのは、

その境地まで行くのに、あとどれくらいの道のりがあるのか。自分自身、モノが多過ぎてまったく先が見えてこないことです苦笑

 

バックパックでいいということは、

ほとんど全部捨てればいいんじゃない?

 

いや、それはそうなんですが苦笑

 

 

 

学校の夏休みから考える。集中力を高めにはテクニックがある

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7月も中旬です

学校も夏休みに入りますね

 

オリンピックも控えていますが、とはいえコロナで遠出の外出も思うようにいきません

 

つい、だらけがちになってしまいそうです

 

そんな状況でも、

集中力を高めていくテクニックがあります

 

といっても、すごく簡単です

 

集中力を高めるために、2つのポイントがあると考えられます

 

それは「目的」と「時間」です

 

 

まず「目的」が明確になっていると、人間というのは顕在意識的にも潜在意識的にも、目的に向かおうとするのではないでしょうか

 

目的に向かって動くのであれば、むだな動作も減りますね

 

 

もうひとつのポイントは「時間」の管理です

 

仕事でも、勉強でも、締め切りがはっきりしていないと、ダラダラとしがちです

 

効率が落ちますね

 

かといって、どういうふうに時間設定すればいいか分からないということも、あるかもしれない

 

しかし、締め切りなどというものは、もう適当に設定するということでもいいのではないでしょうかね

 

ようするに、ゲーム感覚で楽しむということでしょうかね

 

夏休みといった長期の休暇になると、

生活リズムが崩れがちな子も多いかも知れません

 

でも大人が思い出すのは、始業式直前になると集中力が上がって、宿題がはかどったという経験笑

 

ここまで切羽詰まらなくても、ゲーム感覚で「目的」と「時間」を設定してみる

 

大人も子どもも、変わらないと思っています

 

 

ただ、

 

ここまでやっても集中力が上がってこないことも、実はあります

 

そんなときは、きっと疲れているときです

 

少し眠って、気力と体力を回復してから、さっそく取り掛かってみますか

 

時間を決めて集中し、適度な休憩も入れていく

ポモドーロ・テクニックなど、いろいろ試して自分なりのリズムをつかみたいですね

 

 

自分が「輝く」ための方法論。市場価値を高めるためのベクトル

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自分が「輝く」ために、どうすればよいのかを考えてみます

 

輝くといっても、ひどく抽象的なようですが、例えば仕事

 

サラリーマンにとって、終身雇用は過去の遺物になりました

 

つまり、多くの働き手は、労働市場で、いかに自分という商品の魅力を高めるかということを考えていくことになります

 

自分という商品がコモディティ、つまり、いくらでも替えがきく人材であれば、市場はその程度の評価しかしてくれませんね

 

では、どうやって自分の価値を磨けばいいか

 

自分の磨き方について考えます

 

ベストセラーとなった「転職の思考法」を書いた北野唯我さんによると、自分自身に「ラベルを貼る」のだそうです

 

つまり、自分の軸をつくる

 

このラベルは、理想が入っていても、今現在はできなくてもかまわない

 

そして、そのラベルをいかに強化できるかということを、仕事を選ぶ判断軸にするということです

 

では、そのラベルをどうやって決めるのか

 

理想でも、憧れでも大丈夫です。北野さんは、場合によっては嘘八百でもかまわないとおっしゃっています

 

しかし、おそらくですが、自分のラベルをきめようとするとき、人はあまりにもデタラメな思考にはいたらないものです

 

北野さんは、より柔軟に発想すべしと言いたいのだと思います

 

僕は、このラベルを「夢」とか「山の頂上」というふうに考えていました

 

この「ラベル」を強化することに意識を向けることで、自分の「マーケット・バリュー」を高めることができます

 

つまり、コモディティ化を避けられる

 

でも、「ラベル」を持っている人は、多分、コモディティ化を避けるとか、考えない

 

ただ、自分の道を行くだけ

 

なにも、転職だけに限った話ではないでしょう

 

マーケット・バリューだけではない、自分自身の本来的なバリューを高めることができるのではないでしょうか

 

 

 

海外不動産は今、買いなのか? その道のオーソリティーに聞いてみた ★FIREへの道

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海外不動産は今、買いなのか?

 

つまり、投資として妙味があるのか。妙味がある場合、タイミングとして今が適切なのか?

 

今日は、自分にとって記録の意味も含め、書いてみることにします

 

今回は、フィリピン不動産を対象に調べてみます

 

 

 

 

 

 

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まず押さえなければならないのは、

 

・外国人(フィリピン人にとっての外国人。日本人も含む)は、フィリピン本土の土地を所有することができない。

 

ということです

これは、外資に対する規制として定められています

 

なので、一戸建てを土地、建物として所有することができません。

 

東南アジアなど、外国ではこのようなレギュレーションがしばしば見られます

 

ということになると、外国人が所有できるのは区分のコンドミニアム

 

フィリピンのマニラでは、最近、億ションの新築が増えていました。

例えば、トランプタワー。ご存じの通り、前アメリカ大統領のトランプ氏一家のオーナー企業の物件です

 

また、与沢翼さんが購入したハイアットなど、日本の高級マンションも及ばないコンドミニアムが建っています

 

最上級のコンドに限らず、新築の物件が増えているのは、フィリピンの経済発展が背景にあります

 

所得格差が激しい同国では、マニラ首都圏コンドミニアムを所有し、あるいは賃貸で住めるフィリピン人は多くありません

 

なので、テナント(賃借人)さんは、日本人含む外国人の駐在員などか、一部の富裕層に限定されます

 

しかしながら、4~5年前であれば、家賃収入のインカムのみならず、価格高騰の波に乗ってキャピタルゲインを狙えたのが、フィリピン不動産なのです

 

5年前に実勢価格900万円程度のお手頃なコンドが、昨年には1,200万円程度に値上がりしていました

 

そこで、国内でコロナの影響が相当に大きいフィリピンの不動産が、現在どうなっているのか調べたいと思ったわけです

 

今回、フィリピン不動産では、日本人としてオーソリティーといっても間違いない方から動向を教えていただけました

 

 

 

 

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前述のとおり、フィリピンでは今も、コロナウイルスが猛威を奮っています

そのような状況下で、多くの海外駐在員は日本はじめ、母国に一時帰国しています

 

したがって、高級コンドの受給は、需要が大きく減っている状況のようです

空室がだぶついていることが想像されます

 

現地のフィリピン人に手が出せない価格帯のコンドなら、なおさらでしょう

多くのフィリピン人が、所得の減少や失業に苦しんでいます。アメリカのように充実した失業給付も期待できません

 

そういった事情もあり、なかなか不動産でインカムを確保するのは、現状では簡単ではない状況のようです

 

 

 

 

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インカムが期待できないとなると、コンドとして物件そのものの価格が下がるのではないか?

 

投資妙味が薄れる以上、投資物件として需給のバランスが崩れてもおかしくない

 

そう考えたのですが、実はそうでもないらしい

 

物件の売買となると、資本を持つ中国勢や華僑(中華系フィリピン人)が触手を伸ばす。なので、大きな値崩れが起こっていない

 

そういう状況らしい

 

前述の、5年前900万円のリトル東京近くのコンドなのですが、1,200万円~1,300万円まで上昇し、現在は900万円まで下がっている

ただし、物件そのものの価値を踏まえると、決して割安という水準ではなく、むしろ適正価格に戻ったということらしい

 

 

 

 

 

 

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海外不動産に投資するにあたって、素朴な疑問というか、しかしかなり大きな問題と考えるのが、現地通貨から日本円への「円転」が可能なのかということです

 

フィリピンもそうなのですが、得てして現地通貨というのは、外貨に両替しにくいものなのです

日本円も同様です

 

なので、個人だけではなく、企業であってもよく円転をめぐるトラブルが起こるのです

 

その点についても聞いてみましたが、円転をする方法はいくつかあるものの、可能であるようです

 

ただし、物件の売却時には、売却益だけではなく、不動産の売価に対して課税がされるようなので、そこは日本と異なり不利な点です

 

 

 

 

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国内不動産以上にトラブルが多く、近づいてはいけないと言われることすらある海外不動産

 

しかし、トラブルの多くは、現地の商慣習や国民性などに関する理解不足の面も大きいと考えています

 

ポートフォリオの組み直しに際して、海外不動産について少し調査をしてみたのですが、

現状では、正直言って、大きな投資妙味があるとは言えない

 

そのように考えました

 

理由は、

・コロナ禍の影響で、インカムが期待しにくい。

・キャピタルについても、現状の相場観は適正価格に戻った程度。

 

加えて、

・現時点で、コロナの影響で渡航制限されている。ビザなしではフィリピンに入国できない。

つまり、ノールックで物件を買う度胸がない笑

 

 

しかし、今後需給のバランスが大きく崩れ、過去の日本のように不動産バブル崩壊などといった事態になれば、そこに妙味が生じる可能性はあると感じます

 

「不動産」というだけあって、株式や債券のように流動性が高くないのが弱点です。であるが故に、投資家の「投げ売り」が起こることにでもなれば(あるかもと思っている)、ていねいに調査をするつもりです

 

 

 

ハートドリブン:心にBe(在り方・状態)を取り戻す

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今日は、私たちが生きていくうえで忘れたくない「感情」や「感覚」について考えます

 

 

ゲーム会社アカツキの創業者である塩田元規氏の著書「ハートドリブン 目に見えないものを大切にする力」を踏まえて考えます

 

 

 

 

 

 ラットレース

 

 

ふだん、私たちは何かに追われながら、日々をあくせくと生きています

 

 

仕事であれ、勉強であれ、家事であれ、何らかの作業をします

 

 

つまり、英語でいうと「Do」ですね。行動しているわけです

 

 

お金なのか、社会的信用なのか、家族との信頼なのか、とにかく何かを手に入れようと、「Have」しようと行動する

 

 

何かを手に入れようと、あくせく動き、やっと手に入れたと思いきや、その瞬間に満足感は消えていく

 

 

この繰り返しで、私たちは生きている。塩田氏が言うところの「ラットレース」です

 

 

 

ふだん私たちは、この「ラットレース」の意味について思いをめぐらすことをしていない

 

 

というか、

 

むしろ、社会(会社や学校、世間)は、そんな意味を考えさせないように仕向けます

 

 

とにかく働けばいい、と

 

理由なんかいらない、と

 

 

そんなことを何度も何度も言われ、罵倒され続けると、人間は考えるということをやめてしまう。思考を自ら停止させてしまいます

 

 

 

なぜ、ラットレースに「はまる」のか

 

 

私たちは、なんとなくそんなからくりに、心の奥では気付いているような気がしています

 

 

しかし、気付きながらも、今の立ち位置に安住する

 

 

なぜなのか?

 

 

塩田氏は指摘します

 

 

人間には、生存欲求がある

 

 

生存の不安を軽減するために、人は「群れ」で行動するようになる。群れからの逸脱は、すなわち生存リスクを高めることに他なりません

 

 

群れを維持するためには、なにも個々人が「考える」必要などなく、群れを維持するために与えられたタスクをこなすことのみが求められますね

 

 

まさに、日本社会の縮図ではないでしょうか?

 

 

もちろん、日本社会をひとくくりにして何かを語るのは難しいですが、

 

 

日常を振り返ると、しばしば周囲からの「同調圧力」を感じることがあります

 

 

もちろん、自分自身が他者のベクトルに共感し、自分の意思として行動を共にするというのは、ありでしょう

 

 

問題なのは、なぜそのような行動を取る必要があるのか、納得がいかないままに周囲に流されること

 

 

自分の感情に正直になるために、少しの勇気が必要になります

 

 

 

Be-Do-Have

 

 

塩田氏は、僕たちが行動する前提として、「Be(在り方・状態)」が必要だと説きます

 

まず、自分がどう在りたいのか、ここに対する想いがあって、行動し、何かを得る

 

これが、「Be-Do-Have」です

 

 

Beとはなにか?

 

 

心が何を感じているのか

 

 

自分の心の奥底にある、感情や感性、パワー、そんな感じでしょうか

 

 

あいまいですね

 

 

そんなあいまいなものを、どうやって具現化し、具体化していくか

 

 

そんなことを追求すると、人生が楽しくなってくるのではないかと思うのですが、いかがでしょうか

 

 

何かを目指す。「考えない」わけにはいかない

 

 

弊ブログでは、よく「山の頂上」に例えて、目的を設定することについて考えています

 

 

 

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人生は長くない

 

 

であるとすれば、

 

 

どうせ行動するなら、強い足取りで進みたい

 

 

そう思うのが、ふつうでしょう

 

 

足取りを強くするためには、自分がどこに行きたい(生きたい)のかが分かっていないと(もしくは、分かろうと意識しないと)、難しいのではないかと思っています

 

 

どうせやるなら、楽しく、充実感を持ってやっていきたいですよね

 

 

 

★「FIRE」を目指すということ。生きるうえでのヒントを得る

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コロナウイルスの影響で、実体経済の停滞が深刻さを増しています

 

日本のみならず、世界規模です

 

なにしろ、いまだに飛行機もろくに飛んでいない

 

すべての局面で、対面から非対面へと経済活動や社会活動がシフトしています

 

ANAなど、エアラインの例を挙げるまでもなく、他業種で資本性ローンを注入しただとか、大規模リストラをおこなうとか、そんなニュースには事欠きません

 

そんななかにあって、ここ最近、人気を集めているのが、「FIRE本」です

 

 

 

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FIRE本といわれても、そもそもFIREって何?

 

 

FIREとは、

 

Financial 

Independence

Retaire 

Early

 

このワードの頭文字をとって、F,I,R,Eと読んでいます

 

つまり、「経済的な自立」により、「早期の引退」を目指すというライフスタイルです

 

FIREを目指すにあたっては、支出の最適化、つまりムダ使いや不必要な出費を極力抑えることが重要なポイントになります

 

その在り方が、今話題の「ミニマリスト」にも通じたりして、若い社会人から、中高年にいたるまで、FIREは幅広い層に注目されています

 

そんななか、FIREのバイブルとされる本が、ここ最近で、立て続けに出版されているのです

 

 

 

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人気に火を付けたのが、

 

グラント・サバティエの

「FIRE 最速で経済的自由を実現する方法」です

 

 

ご存知の方もいるかもしれません

 

カバーにも刺激的なコメントがあります

 

日本円で250円程を、5年で1億3千万までに増やしたと聞けば、興味を持たされるのも当然です

 

 

その後、出版界で話題となったのが、クリスティー・シェンとブライス・リャンによる

「FIRE 最強の早期リタイア術」です

 

 

この本は、クリスティー本などと呼ばれます

 

この本に限らず、FIRE本に共通するのは、筆者たちが30代(というか、ほぼ30歳)でFIREを実現していることです

 

そして、もう一冊

 

FIREを考えるうえで欠かせない「日本代表」がいます

 

それが、「三菱サラリーマン」さんです

 

「三菱サラリーマンが株式投資セミリタイアを目指してみた」というブログを書いているので、知っている方も多いでしょう

 

この方、セミリタイアどころか、もう完全なリタイアに突入しています

 

ちなみに、まだ30歳という若さです

 

三菱サラリーマンさんが、穂高唯希のペンネームで出版したのが、

「本気でFIREをめざす人のための資産形成入門」です

 

 

先に紹介した2冊が和訳されたように、この本もいつか、世界的なFIRE本の一角として、海外の書店に並ぶ日がくるかも知れません

 

 

 

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これら、FIRE本が示すライフスタイルですが、

 

30歳そこそこでFIREを達成した彼らには、いくつかの共通点があります

 

早期引退後の収入を、不労所得、そのなかでも株式の値上がり益(キャピタルゲイン)や、配当収入(インカムゲイン)を中心に据えています

 

サバティエやクリスティーは、おもにSP500などのインデックスに投資しています

 

穂高さんはそのあたり、HDVやVYM、SPYDなどの高配当米国株ETFや、個別の高配当銘柄を軸に考えているようです

 

また、クリスティーは、ポートフォリオに債権を組み入れているのに比べ、サバティエや穂高さんは、株式がメインですね

 

この3人、あくまで株式投資が中心で、不動産投資にはあまり触れていないのも特徴ですね

 

しかし、ポートフォリオ以前の問題として、彼らには、もっと大きな「共通点」があります

 

 

 

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この3人に共通するのは、FIREに突入するにあたって、相当の自己資金を準備したということです

 

先ほども触れましたが、クリスティーは250円から、1億3千万円に増やし、FIREを実現しました

 

サバティエは、日本円で、だいたい8千万くらいでしょうか

 

穂高さんは、7千万円です

 

クリスティー 1億3,000万円

サバティエ    8,000万円

穂高 唯希    7,000万円

 

 

さらっと書いていますが、FIRE生活を始めるには、こういう、まとまった「種銭」が必要となります

 

FIREを考えるにあたって、ここに大きな壁があるのです

 

なぜ、種銭が必要なのか?

 

それは、彼らが株式から収入を得ようとしているからです

 

「4%ルール」を耳にされたことはあるでしょうか?

 

株式運用から得られる利益については、おおむね年利4%を目安にする

 

つまり、100万円を株式投資すれば、だいたいですが1年間で4万円のリターンを見込むというものです

 

これをもとに逆算すると分かることがあります

 

穂高さんの例から考えると、7,000万円の原資を4%運用すると、1年間で280万円。月額にすると約24万円になります

 

つまり、1ヶ月の生活コストを24万円以内におさめると、単月で収支が黒字になります

 

原資が5,000万円になると、4%ルールで年利200万円になります

 

家族構成や、望む生活スタイルにもよりますが、原資が少ないと、当然ですが毎月の生活予算も少なくせざるを得ません

 

また、投資リターンを上げようとすると、どうしてもリスクを取らざるを得なくなります

 

さきほど、クリスティーが、投資ポートフォリオに債権を組み入れていると述べましたが、これは彼女の投資原資が大きいので、保守的なアロケーションにすることが可能と言えるかもしれません

 

 

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ここまで述べたモデルでFIREを試みようとすると、どうしても「まとまった」原資が必要になります

 

これだけの高額を一般の日本人が蓄えるのは、簡単なことではありません

 

昨年、金融庁の報告書で話題となった「老後2千万円問題」ですが、

ここで問題の声が上がったのは、いきなり2千万円必要と言われても困る、というものですね

これが、巷の意見の趨勢だったと感じています

 

日本の、2人以上の世帯の、貯蓄額の中央値が330万円。単身だと100万円ともいわれます

 

 www.glocal2019.com

 

 

であれば、彼らFIREの実現者たちが用意した7千万円以上の原資を作っていくというのは、そう簡単にできることでもないように思います

 

長期にわたる年月をかけて資産を作っていく

 

実際、3人のなかでは、もっとも早くFIREしたクリスティーでも5年掛かっています

 

サバティエは9年。穂高さんも約10年です

 

この間、支出を抑え、節約に徹する

 

なかなかのことです

 

これが嫌なら、「一発」当てるしかない苦笑

 

つまり、ギャンブルに持ち込む。テンバガーを2発取りに行くくらいの気合と運が求められるでしょう

 

FIREを目指す人にとって、ここに大きな壁があるのです

 

 

 

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とはいえ、3人が提唱する「FIRE」に、再現性がないと言いたいのではありません

 

むしろ、彼らが人生の中で、何を取捨選択し、これから何を大切にして生きていこうと考えているか

そういったことに思いをめぐらせると、

 

そこには、我々が生きていくうえでも、大きな示唆があると感じます

 

自分(や家族)が、どんな人生を送りたいのかという、根源的な問題とも関わるテーマでもあるし、

 

これまで、学校を出て、定年まで働いて、老後は年金で生きるという、

ある意味紋切り型、ステレオタイプともいえる生き方から、

 

複層的な、より柔軟なライフスタイルを生きていこうとする者にとって、「FIRE」が、かなりのヒントをくれる

 

そんな気もしています