今、日本では多くの人が「老後のため」に今をがんばっています。
国民年金のみで暮らす自営業者はもちろんのこと、厚生年金も受給するサラリーマンであっても受給額減額に不安を募らせ、将来の生活設計に危機を感じているでしょう。
はっきり言うと我々日本人は、将来の不安のために今を生かされているのです。
たしかに老後には体力も気力も衰え、経済的にも切り崩しの生活になる可能性が高いです。
しかしそのような状況で、未来に老いた我々は人生を楽しもうなどという気になるものでしょうか?
老後を考えることも大切でしょうが、さりとて「今」も大切です。
今を充実させることすらできないのに、老後を充実させることなどできるのか?
「今」も、若いときの自分から見ればすでに「老後」に足を突っ込んでいるのかもしれない。
我々の「余生」はすでに始まっているのかもしれませんよ。