1週間の投資を個人的に振り返ります
先週から相場は大きく動いてはいません。
ただし、週中のFRBパウエル議長の発言によって、今後の投資の方向性がより明確になった気がします
22日にアメリカの上院銀行委員会に出席したFRB(連邦準備理事会)のパウエル議長の発言に注目します
発言の要旨としては、止まらないインフレの抑止にむけた意志を、強くにじませたものになっています
「非常に高い水準にとどまるインフレを抑制するためには、金利がその水準を上回ることが必要」
「利上げが景気の後退を起こす可能性はある」
「われわれ(FRB)の目標は景気のソフトランディングだが、厳しい課題であり、過去数か月でかなり厳しくなった」
100bp(ベーシスポイント。100bpは1%のこと)の利上げについて、
「いかなる利上げ幅も排除はしない」
つまり、インフレ抑制(具体的手段としては、金利の引き上げ)を最優先にする
結局のところ、金利引き上げにともなう副作用には目をつぶるということです
いずれ、米国(発となり、多分世界におよぶ)の株式市場が暴落に見舞われるタイミングが、早かれ遅かれやって来ると感じます
パウエル発言の2日前、日銀の黒田総裁が官邸に入り、岸田首相と会っています
二人で何を企んどるねん?
そんな感じですかね苦笑
厳然たる事実があって、またそれが深刻化する状況にあって、日銀と政府に残された選択肢は何か?それを考えるとき、虚無感しか感じないのですが
では、毎週おこなっているTMVの振り返りをします
TMVとは、米国株ETVの銘柄で、Direxion デイリー20年超米国債 ベア3倍ETFです
状況としては、先週で含み益100%を超えていたのですが、パウエル発言以降、値を下げています
先週
今週
なので、ここから104%が74%に落ちているようなイメージです
このタイミングで、ほんのわずか買い増しました
あわせて確認している投資信託、日本債券ベアファンド5倍型ですが、こちらも再び含み損に落ちています
今週
同じく、少しずつですが買い増ししています
現状は、レンジ。「相場のあや」で上下があるにせよ、大局はなにも変わっていない
むしろ、深刻な方向に進んでいる気がします
パウエル発言を聴くかぎり、米株式市場の見通しは非常に厳しい
遅ればせにはなるものの、今からでも米国株をショートしても成功する気がします
その際、自分なら、Direcxion デイリーS&P500 ベア3倍(SPXS)を使うのも一法と考えます
TMVおよび日本債券ベアファンドについては、基本的な戦略は変わりません
ドル資産も保有しています
やはり気になるのが、
FRBが大幅な金利引き上げを行うことによって、株式市場が大きな混乱に見舞われる
それによって、債券価格、ドル円などの為替市場も大混乱におちいる
そんな懸念が湧いています
それはいつ?もしかしたら、近いうちです。分かりません
大局の目線は何ら変わりないのですが、市場の大混乱はあり得るかも
その両にらみ、といった感じです
あくまで仮定の話ですが、
FRBはどこかのタイミングで、一気に膿(うみ)を出し切ろうとしてくるかもしれない
つまり、分かっていながら市場の大混乱を看過するということです
FRBの腹つもりひとつなのです
個人的な読みなので、外れるかもしれません
今、YoutubeやSNSなどでは、株価や仮想通貨の下落が底を打ったとか、上昇相場に転じたといった意見もあるようですが、
自分としては嫌な予感しかしない
最悪の事態(は、エントリーポイントとして最高の買い場)を想定します
空気感が少し変わった
繰り返しになりますが、
ここからの局面、最悪を想定してウォッチしていきます