Another skyを探す旅

激変する世界を生きるヒント。それは自分の足元にある

揺り戻しに戸惑う投資家。ここは、大局観を大切にする


今週の個人的な相場分析です

投資判断はあくまでご自身の責任でお願いします


週末間際に、米国では長期金利が大きく下げました
また、ドル円についても大きく円高に振れました

相変わらず難しい局面なのですが、自分としては、ここは大局観に沿った、軸がぶれない投資を心がけることが大切だと思います



金曜日に発表された、米国およびユーロ圏のPMI(企業景況感)が予想を大きく下振れました

米国、ユーロ圏とも節目となる50を割り込み、景気に対する先行き不安感が明らかになりました

米国の7月PMIは47.5と2020年5月以来の低水準となっています

深刻なインフレや、金利上昇が景気の重しとなっていることが鮮明になってきたこともあり、今後の景気悪化がさらに懸念されることとなりました



件のニュースを受けて、米国の長期金利は大きく下落しました

ドル円も大きく円高に振れました

26日予定の米国FOMCでは75bpないし100bpのFFレート引き上げが予想されるなか、
一方で日銀の黒田総裁は、断固として政策金利を引き上げない方針を強調しました

保有するTMV、日本債券ベアファンドも値を大きく下げています

TMVは6月中旬、含み益で300万円ほどありましたが、現在では半減しています



景況感の先行き悪化によって大きく揺れた債券市場、為替市場ですが、
しかし個人的に考えるのは、大局つまり問題の根本は何一つ解決されていないということです

相変わらず高止まりする米国のインフレ

ここを解消することが、米国FRBの至上命題でもあり、そのためにはある程度の景気悪化もやむを得ないとパウエル議長も明言しています

投資というのは、揺り戻しもありながら、また投資家はそれに翻弄されながら、
損切りをさせられたり、投資判断を誤ったりするものです

先行きどのようになるか正直見通せませんが、自分が思う大局観に軸足を置きつつ、
今後も投資を続けていきたいと考えています