今年も早いもので、大晦日。
まさに激動といってよい世界情勢。そのなかにあって、移動も制約され身動きが取れなかった一般の我々。
皆様にとっては、どのような一年だったでしょうか。
毎年、一年間の投資の予想と振り返りをしています。
今年の分の答え合わせと、来年の個人的な見通しを書いてみます。
あくまで個人的な見解に過ぎないので、ご自身の投資は自己判断、自己責任にてお願いします。
では、今年の1月に書いた記事をもとに、一年間の動きをおさらいしてみます。
「ビットコインの価格はもっとさがる」
これについては、的中していました。ほぼ見通し通りの動きになりました。
昨年の今頃は、インフルエンサーの間でも上昇、下落で見通しが真っ二つだったのです(どちらかといえば、上昇見通しの人が多かった)
2021年11月に、史上最高値の733万円(円建)を付け、たしかにあの時は1,000万円も見えていた。
自分も、昨年後半の値動きには翻弄されました。
もっとも、自分の持ち玉は、5月にすべて売却済みだったので、その後は短期目線での小さいトレードしかしていませんでした。
今年については、ビットコインでの損益はほとんどありませんでした。
来年についてですが、
現時点では、個人的にもう一段の下落を警戒しています。
どこかで明確な底(もしくは、以前記事にも書きましたが、すり鉢状のボトムもあり得る)を打ち、上昇に転じる動きを予想します。
このトレンド転換が、この次の半減期に向けた初動になると考えています。
今年の1月時点で、既にトレンドは下落に動いていました。
そのなかで、社会現象としてのFIREブームに陰りが生じ、「FIREプランの崩壊」とマスコミが書き立てる未来を予想しましたが、
これについては、言葉は違いますが「FIRE卒業」というワードが注目され、投資で失敗した若者が再就職する姿がニュースなどで取り上げられました。
また、米国株の指標にハイ・レバレッジで投資する「レバナス民」についても言及しましたが、いまレバナスをホールドできている人は、相当に握力が強い人だけでしょう。
そのような人は、ここまで来たのならホールドを貫いてトレンド反転まで頑張っていただきたいですね。
こんなひどい一年間を耐えたのですからね。報われることを祈ります。
米国株についても、ビットコイン同様に、どこかで反転・上昇が起こることを個人的に期待しています。
その時は、相応の玉を仕込んでいきます(ただし、全力という意味ではない)。
このブログで毎週公開してきたように、この一年間はずっと、米国の長期金利を追ってきました。
自分として投資割合は少ないものの、米国株ETFの「TMV」という銘柄と、投資信託の「日本債券ベアファンド」を買って、値動きを毎週記事にしてきました。
12月に入って、全部売ってしまったのですが、これについては少しミスしましたね苦笑。まさか黒田日銀があのタイミングで政策金利の見直しをやってくるなんて思いもしませんでしたからね。もう少しホールドしておけば良かったですがね。
しかし、それはタラレバの話なので、投資額としては十分な利益が得られたので、自分としては完結です。
日本株については、あまり興味もなかったので、たいした言及はしていませんでした。
日本人として、日本株に投資する気がないわけではありません。来年の日本株が上がるという人もいますね。どのタイミングを捉えて言うのかにもよりますが、しかし、個人的には米国とデカップリングしてまで独歩高になるとは思いません。
相変わらず、とりとめのない記事になりましたが、
来年については、ビットコイン(個別のアルトコインについては値動きが異なる)、米国株のさらなる下落に備えます。
そのあたりから、買い時を「探っていく」感じになると思う。そこで全力買いということはしないと思います。
その鍵になるのが、やはり米国の金利だと感じます。
TMVのポジションは解消してしまいましたが、今年も変わらず米国のインフレ、失業率推移、FRBの動向を注視します。
つまり言いたいのは、米国のインフレが本当にピークアウトしたのか、していないのか?これに尽きると思います。
この動きを読めるかが、来年の投資の明暗を決めます。
この際なので言っておきますが、
来年は自分が思う最悪の、さらに上をいく最悪が起こる可能性を警戒します。
それは、投資もそうですし、国際情勢、国内事情、個人の日常生活に至るまで影響を及ぼすことになり得ると考えます。
年越しを迎えるにあたって、こんな話をするのもどうかと思いますが、
来年は
「想定した最悪を上回る最悪に備える」
そのような心構えでいくつもりです。
個人的に、まだ十分とはいえない「守り」を精一杯固めて、そこから「次の攻め」への機会を狙うという感覚です。
しかし、世の中にはこのような言葉もあります。
「ピンチはチャンス」
想定を上回る最悪は、裏を返せば、想定を上回るビッグチャンスだった。
そのような一年にしたいと考えています。
来年は、ガラガラポン。新旧プレイヤーが入れ替わるゲームチェンジが起こる。
あくまで個人的な感覚の話です。
一年間ありがとうございました。
あなたにとって、来年が良い一年となることをお祈りします。