Another skyを探す旅

激変する世界を生きるヒント。それは自分の足元にある

今年は、「自分なくし」の旅に出かけよう。

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明けましておめでとうございます。

今年も、当ブログをお願いします。

 

昨年と相変わらず、今年もなかなか厳しい一年になりそうです。

昨年を振り返ると、

収まるようにみえて再拡大するコロナ、ロシア・ウクライナ戦争、さらに不安定な台湾情勢。

国内を振り返っても、一層厳しくなる経済環境、政治不信、そして昨年は歴代最長首相の暗殺事件が世界に衝撃を与えました。

 

想像もしなかった出来事が一年間で立て続けに起こりました。

 

そんな状況にあって、なにかを志そうとしても事が思うように進まず、自分に無力感を感じた人も少なくないでしょう。

 

生きている時代が逆風。が理由かも知れません。しかし、それだけでもない。かも知れません。

 

 

 

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一年の初めにあたって、我々は何かを新たに目指そうとしがちです。今日の一日も、昨日の一日と何も変わらないのに。新年に切り替わった途端、「自分さがし」を始める人も多いのです。

 

人間にとって、新たな進歩を目指すことは良いこと。しかし、それを継続できる人は少ない。

 

出口の見えないトンネルを生きていると錯覚するほどの深い闇の中で、何かをつかもうとしてもそれはなかなか難しい。今というのは、そういう時代です。

 

自分のポンコツ振りが身に染みる。

 

そのような暗闇にあっても、自分にできることはないのか?

 

今年は、それを考えるのに最適な時期ではないかと感じます。

 

 

 

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みうらじゅんさんの小説に「自分なくしの旅」という作品があります。

 

 

どのような暗闇にあってもできる。それは、自分をなくすことではないでしょうか。

 

「自分をなくす」といわれても、人によって感じることは様々かも知れません。

自分のまわりにある不要物。さらには表面だけの人間関係やしがらみ。そういったものを削ぎ落すことも、自分なくしなのかも知れません。

 

そもそも我々にはぜい肉が多すぎるのです笑。

 

しかし行きつく先は、自分自身を薄くする、消してしまうこと。これに尽きるのではないかと感じます。

 

自死せよということではありません。

 

人間というのは、自分一人では生きられない。他者との関係や、置かれた環境によって生かさせていただける存在ですね。

 

他者に心を配り(心配といいます)思いをはせるとき、自分に向けられる意識は薄くなっていきます。

 

おそらく、今年は昨年以上に苦しむ人が増えますよ。社会環境、経済環境、あらゆる面で。精神的にも苦しむ人が増えます。

 

繰り返しになりますが、暗闇のなかで何かをつかもうとしても、それはなかなかむずかしいかも知れない。

 

であれば、いっそのこと何かをなくしてみる。

 

そのうち暗闇に目が慣れて、身動きが取れてくるかもしれませんよ。

 

本当の立ち位置は、実は自分の足元にあった。そのようなことに気付けるかも知れません。

 

 

正月の過ごし方は人それぞれ。仕事の人もいるし、変わらぬ日常を送る人も多いです。なかなか帰れない実家に帰省中の人もいるでしょう。

 

ふだん会えない人に再会する機会を得た人は幸いです。今しかできないことがあるはずです。

 

 

 

今年一年の、あなたの幸せを祈ります。