毎週月曜日は投資の振り返りをやっています。
あくまで個人の見解です。投資は自己判断でお願いします。
米シルバーゲート、シリコンバレーに次いでスイスの二大銀行の一角であるクレディスイスが破綻危機に陥りました。
結局はおなじくスイスのUBSに身売りすることで一旦の収束とはなりそうですが、もともとクレディスイスは自己資本比率が14%とされた銀行で、規模感も世界30位内に入ります。
国際基準であるバーゼル規制を定めるのはBIS、国際決済銀行のお膝元スイスで起こった話です。
ことはクレディスイスにとどまらず、米ファーストリパブリック、そして10年以上前から噂がくすぶり続けてきたドイチェにも飛び火しそうな勢いです。
両行とも株価の下落が止まりません。
この問題、収束どころか混乱の始まりでは?
そのような意見が日増しに増えています。
個人的にも、この程度で波乱が収まらないという意見に賛成です。
世界的な金融クラッシュが現実視し始めています。
火の粉は西側との対立軸に位置するBRICs、特に中国への飛び火は不可避と感じます。
ゴールド価格が高騰しています。
ドル建て、円建ても史上最高値圏にあります。
しかし金融市場の混乱が起こった場合、金価格もこの程度の水準では収まらないかも知れない。
株などとともに、一旦の暴落局面があるかもしれないが、結果的には上昇一辺倒の可能性も想定します。
2023.3.26の日経新聞にも出ていましたが、まああらためて言うまでもなく今、金の現物保有を進めているのがロシア中国です。
1885年のプラザ合意以降、金本位から信用通貨制度に移行し今に至る西側はじめ諸国は、レバレッジによって経済規模の拡大を続けました。
それが風船を膨らませるようなものと例えるなら、割れた後の風船には何も入っていなかった。そのことに世界があらためて目を向けさせられる瞬間も近いかも知れません。
世に言われるグレートリセットとは、結局のところこれを指すのか。よく分かりません。
個人的な投資について、キャッシュ比率が相当に高い状況です。
その他、現物のゴールド、イギリスの記念貨、まあ目ぼしいのはその程度です。
高騰しているビットコインですら、今は保有を見合わせています。
ビットコインでは2021年に利益を出すことができましたが、これからは過去のような投資手法を取るつもりはありません。
今後、個人としてそこまでリスクをとりに行くフェーズは終わったと考えていて、大きくリスクを取る投資に振り切らなくてもやっていけると考えています。
なので、仮にビットコインに再び資金を投じるにしろ、このブログでも書きましたが、大底を取りにいかなくてもいいとも考えています。
1BTCが1億円という声もあるようですが、個人的にそんなことは少なくとも簡単にはないと考えていますが、
仮に1億円まで行くとするなら、その過程での50万や100万円に大した差異を感じません。
今、SNS上でも各人の投資予測は千差万別。メチャクチャな状況です。
しかし、
自分として、2022年初頭からこのブログにも書いてきた、あらゆる資産クラスの長期下落トレンドは継続とみています。
それが反転する兆しが見えた時には、大きく行動を変えます。