月曜日は投資系の記事をデフォルトとしています。
ご自身の投資は自己判断、自己責任でお願いします。
つい先週までシリコンバレー銀行だ、クレディスイスだと騒いでいたくせに、今市場のムードはヤマを越えたという楽観ムードすら感じます。
あまりに節操がなさ過ぎる笑
「人類史上最悪の経済危機」が、こうもあっさり回避できるものなのか?
足もと、上昇継続のビットコインはもとより米国株、日本株の調子も戻りつつあります。
理由は?
前述のとおり、市場には危機を通り越えたという一服感があるらしい。
破綻したシリコンバレー銀行。
財務内容が悪かったわけではなく、SNSの拡散で起きた取り付け騒ぎが発端だった。つまり、シリコンバレー銀行は悪くなかった。言ってみれば事故みたいなもの。
そんな意見すら出てきました。
マイケル・バーリ。
I was wrong to say sell.
つまり、「売り」は失敗だった。
マイケル・バーリといえば、「マネー・ショート」でも有名な投資家で、リーマンショックを予見したことで知られています。
その彼が、相場の読みを見誤ったと報じたのがブルームバーグ。
喉元過ぎればではないが、世の中あまりに節操がなさ過ぎでは?
そんな感想を持った1週間でした。
個人の投資として、方針は全く変えていません。
今はとにかくノーポジ。
買いもしなければ、売りもしない。
あるのは少しのゴールドだけ。
世界のマネーは再びオーバーサプライに向かうのか?
しかしそこに横たわるのは、インフレの問題です。
FRBは依然、厳しい立ち位置に置かれていると感じます。
金利を上げれば第二、第三の銀行破綻を招きかねません。
しかし金利を下げれば、ふたたび米国は高インフレに見舞われるでしょう。
前門の虎、後門の狼ではありませんが、出口を見出すのは容易ではありません。
投資方針というのは、短期なのか長期目線なのか時間軸によっても行動が真逆になるのはよくあることです。
I was wrong to say sell.
マイケル・バーリの真意がどこにあるのか、これから見極めていきたいと思います。