1週間の投資の振り返りをします。
ご自身の投資は自己責任にてお願いします。
今週は、というか今週も個人的には特段、動きはありませんでした。
ホールドしているのはゴールドの現物のみです。
あとは日本円。
日本円に置いておくこと自体がリスク。そのような声もある。
しかしこのような方向感が見えにくい局面で下手な動き方をすると、無駄に資産を削るだけという結果になりやすいのです。
投資を長年やっていると、もうどう考えてもここしかない。そういう局面に必ず遭遇するものです。
これは年単位レベルの話になるかもしれません。例えていうと、ウォーレン・バフェットが大量に買い始める。そのようなタイミングです。
投資なんてただでさえ難しいのに、勝てる局面、勝てる銘柄だけをさわっていれば十分。あとは知らない、放置。無視。
これが、僕の基本的な投資スタンスです。
これは、これから本格的に投資を始めようという若い年代の人にもお勧めです。
儲けられるときにちょっと儲けて、あとは稼いだお金で彼女彼氏とおいしいご飯でも食べてればよろしい笑
2023.4.7日経新聞の記事から
「ビットコインに退避資金」
米シリコンバレー銀行の破綻をきっかけに、銀行から資金を抜く動きが加速しています。
では、抜いた資金はどこに向かう?
それが仮想通貨、とりわけビットコインだというのが記事の論調なのですが、本当にビットコインに資金を流すのが正しいのか?
今回、USD建てで30,000ドル、日本円で400万円を見たビットコインですが、今後価格が下落してくることにでもなれば、少なくとも今回に限っては、ビットコインへの逃避判断は結果的にミスだった。そのように考えざるを得ないと思います。
言い方はひどいですがはっきり言って、相次ぐ銀行の破綻をネタにして新規参入組が担がれただけ。
これからさらに、大きな崖のハシゴを外されかねない。その可能性も視野に入れます。
法定通貨からのリスクオフ。仮想通貨は時々そのような言われ方で持ち上げられます。
しかし、これまでの結果はことごとく、他のアセットに率先して価格を下げてきた。
ビットコインを長年さわってきた投資家は、少なからずそのような辛酸を舐めさせられた経験があるはずです。
この構図が本質的に変わるタイミングがあるとすれば、
それは米ドル、日本円など特に西側の法定通貨に大きな信用不安が起こったときだと考えます。
中央銀行が吹き飛ぶレベルの信用不安です。
よく言われる話ですが、そのような事態に備えて「現物資産」に資金をシフトさせる動きが顕著になっています。
僕がわずかに保有するゴールドもそうですが、一般に年配の、経験が長い投資家資産家は、ゴールドを好む傾向にあるようです。
一方、若い年代に人気なのがビットコイン。
確かに、ビットコインは発行枚数が2,100万枚と有限であること。ビットコインの有限性は他の仮想通貨にはなかなかない特徴です。
そして、なんといっても大きいのが、ビットコインには運営主体がいないこと。非中央集権性ともいわれます。
訴訟中のリップルなどはもちろんですが、仮想通貨シェア2番手のイーサリアムですら、天才ヴィタリック・ブテリンを中心とする運営と切り離して存続することはできません。
それ故に、ビットコインの独自性が際立つわけですが、
おそらく、ビットコインがリスクオフ資産として輝くのは一回だけでしょう。
世界経済が崩壊に向かう。そのタイミングでノアの箱舟としての絶大な機能をビットコインが発揮する。
ビットコインがゴールドに勝るのは、そのポータビリティです。もし仮に、我々が日本を脱出して他の地域に逃げざるを得なくなったときも、ゴールドの現物では運搬できる量に限りがあるし、リスクも高い。その点ではビットコインは圧倒的に有利です。
ビットコインはそのような、我々にとって最悪な一瞬のためだけにこの世に存在する。内心ですが、そのようにすら考えています
つまり、ビットコインの正体とは、絶望の過去と希望の未来をつなぐための「ブリッジ通貨」ではないかという仮説です
最悪とか、そもそもそんなこと起こるわけがない、なら良いのですがね。