今日は、「2000万円問題」に象徴される老後のお金の問題を考えてみます
そして、解決策があるのかも合わせて考えます
結局は、毎月の資金収支をどう維持するか。そこを考えるのが答えになると思います
なぜ、突然2000万円が必要などと言われ始めたのでしょうか?
一言でいえば、老後の生活が年金収入だけで維持できそうにないことがはっきりしてきたからです
このようなデータがあります
世帯主が60歳以上の無職世帯の場合、1か月の平均支出は22.3万円
1か月あたりです
これは、60歳以降を夫婦2人で暮らしていくという前提のようです
一方で、60歳以降の平均的な収入月額は17.0万円
つまりですが、
17.0万円 ー 22.3万円 = ー5.3万円
月額で5.3万円不足する
この不足額をどう補うか?
仮に90歳まで生きるとして、60歳から90歳までの30年間を、毎月5.3万円の赤字収支で過ごし続ける
1か月あたり不足額5.3万円 × 30年間 = 1908万円
だいたい、2000万円の近似値になりますね
おそらくですが、月額22.3万円というのは、決して無駄遣いをできるような金額ではないでしょう
夫婦2人がゆとりある生活をするためには、34.9万円必要というデータもある
70歳まで働くのが常識、とか、貯蓄から投資、とか
結局、「ふつう」に生きているだけでは老後のキャッシュ・フローを維持できない
それが現実ということでしょう
60歳以降に不足すると考えられる5.3万円を、どうやって作るか?
ここが思案のしどころだと思うし、各人で考えが分かれるところ
将来がどうなるかなんて分からない
そこに目をつぶるなら、今すぐ5.3万円を用意する方法がないわけではありません
僕なら、持っているビットコインを他人に貸します
ビットコイン価格は今も上昇を続けています
記事を書いている2021.3.14時点で6万ドルを超えています
2週前に、10BTCを移動させたと記事に書きました
その時と比較しても、700万円くらい上がっている
たった2週間です
ただ、ぼくはトレードでさやを取りに行くと言っているのではありません
例えばですが、
「BlockFi」という仮想通貨のレンディング、貸付サービスがあります
BlockFi
2.5BTCまでという条件であれば、年利6%。それ以上は3%です
つまり、2BTCもあれば、月額換算で5.3万円以上は稼げる計算になる
日本国内でも、HasuHubがレンディングサービスを試行していて、こちらは年利7%
HashHub
両社とも、月次で貸借料を付与してくれます。解約手数料などもありません
ちなみに、この「2BTC(ビットコイン)」ですが、
1年前の今頃は、100万円もしていなかったはずです
コロナショックで、ビットコイン価格が大暴落していましたからね
後付け論になりますが、100万円以下で毎月5.3万円を生み出す「しくみ」をつくることもできたわけです
※本ブログでは上記サービスを推奨しているわけではありません。あくまで紹介であり、自己判断でお願いします
このように書くと、ひどく簡単なように感じるのですが、
しかしこれは、あくまで今現在のはなしであって、来月どうなっているか分からない
ビットコイン価格がどうなっているかなんて、僕も分かりません
レンディングの貸借レートだって、下がることもあるでしょう
しかしですが、
先のことなど、誰に分かるというのですか?
多くの国民が拠り所にしてきた年金制度でも、老後の生活が充足できない
安心など、求めるだけ無駄です
むしろ、妄信し、油断し、弊害すらあると感じます
いま、世界中でパラダイムシフトが起こっている
既存の価値基準が、大きく変わろうとしています
そこを認識するか、見て見ぬふりをするのか。結果に大きな差が出ることでしょう
その点について、僕は確信が持てます