Another skyを探す旅

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安倍首相が辞任した日、これからが非常に「まずい」と考えた

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昨日、8月28日安倍首相が辞任しましたね

 

歴代続く短命な政権が外交上も、内政的にも問題とされてきた日本にあって、実に7年8ヶ月もの長期間、政権を運営してきました

 

長期にわたって安定政権を維持してきたという点において、安倍首相の功績は評価されるべきと考えますし、事実海外投資家が日本買いを進めてきたのも長期政権の安定性ゆえという側面もあります

 

2012年から始まった、金融緩和や財政出動、成長戦略のいわゆる「3本の矢」を柱とする経済政策、アベノミクスによって景気や雇用が安定推移したのは事実です

 

外交上も、安定的な政権基盤を持つ総理が、長い間にわたって各国の首脳と個人的な人間関係を構築してきたことが、大きな意味を持っていたことは言うまでもありません

 

安倍首相の辞任は、まさに世界的なニュースでした

それだけの人物だったということでしょう

 

僕には、大風呂敷を広げ「これからの日本」などと語る力量もないのですが、今日一日に見たり考えたりしていたニュースや出来事を書いてみたいと思います

 

なので、時系列的に、見たことなどを書いてみるだけなので、一貫性はないと思います

 

 

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NewsPicksの記事を見ました。そのなかに、「米国の住宅ローン延滞率が『急騰』している」という記事がありました

 

アメリカの抵当銀行協会が、四半期ごとに住宅ローンの延滞率を発表していまして、2020年4月から6月の延滞率が8.22%に上昇したらしい

 

1月から3月までの数字が4.36%だったことを思うと、実に2倍近く上昇していることになります

 

ちなみに、リーマンショック時にはピークの2010年1月~3月期に10.06%にまで達し、リーマン前の4%台に戻すまで8年を要しました

 

住宅ローンの延滞が、物件の差し押さえにつながって、その物件がさらに中古住宅市場に流れてくることで供給過剰になり、さらに住宅価格が下がる悪循環

 

アメリカでは、新規の失業保険申請数も増えていて、今後も延滞率が上昇する可能性が高いといいます

 

ここまで読んで、思い出すのが「マネー・ショート」です。お分かりの方もいらっしゃいますね

 

 

 

リーマン前夜のアメリカでは、サブプライム・ローンと呼ばれる高利回りの金融商品が注目されていましたが、これは他でもない、住宅ローン債権をバルクで金融商品化したものです

 

多くの投資家が高金利に着目し投資をするなか、いわば「逆張り」でバブル崩壊に賭けた投資家たちを描いた映画です

 

アカデミー賞でも5部門取っています

 

崩壊しそうで、なかなか崩壊しないバブル経済。そのあたりの時間軸を丁寧に切り取っていて、当時の投資家心理を顧みるうえでも参考になります

 

崩壊しそうで崩壊しない気持ち悪さ…

 

なんというか、今とそんなに変わらないじゃないか

 

そんなことも勝手に思ってしまいました

 

 

 

 

Kenshinhanさんの「株で稼ぐKenshinhanのブログ」を読ませていただくのですが、たしかに今の株式市場はほんと気持ち悪い

 

https://kensinhan.hatenablog.com/

 

Kenshinhanさんご指摘の通り、今の相場は市場原理から完全に外れている

 

史上まれに見る官製相場で、経済が落ち込んでも株価だけはコロナ前水準まで戻っていくという

 

 

 

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午後2時過ぎ、日経の速報で「安倍首相が辞任の意向」の一報

 

安倍さんが潰瘍性大腸炎という難病を持っていることは皆知っている。もしかして、と思った人もいたかもしれないが、まさか、という人も多かったはず

 

この直前、Twitter、投資の神の異名を持つcisさんがツイート

 

まさか、この局面で先物買い?天才のやることは分からん。続投読みだったか?

 

それにしても、こういう重大発表ふつう、月末とか、金曜日とかやらんだろう?アメリカタイムなんかこれからやろ?

 

どうしたんやろ?

 

 

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YouTuberとして人気上昇の高橋ダンさんが動画投稿

 


安倍総理が辞任、日経平均の暴落は続くか?

 

ぜひ、ダンさんの動画を見て欲しい

 

特に、15分から

 

安倍さんは、日本の「失われた30年」のうち約8年を担った総理大臣

 

日本に生きていると気付きにくいが、

 

日本の一人当たりGDPは、世界比較で相対的に下落の一方でした

 

つまり、この30年間、日本人はひたすら貧乏になった

 

この「ゆでガエル」状態に、徐々に皆、気付き始めたのが安倍政権下の8年間だったのです

 

いまさら気付いて本当になんとかなるか?

 

安倍さんは、打てる手を打とうとしたと思う。でも、それはなかなかうまくいかなかった

 

 

 

かつて、英雄視されながらFRB議長を退任したグリーンスパン

 

リーマン直前

 

それは、悪く言い換えると、ババ抜きの「ババ」をうまく次に渡し、静かに姿を消す光景

 

絶対知ってたよね、大変なことになるの。当たり前だけど。FRBの議長だからね

 

安倍さんがどう思っていたかは分からない。本当に体が辛かったんだと思う。しかし、今というのは日本の財政が本格的に立ち行かなくなる前夜、かもしれない

そのストレスが引き金になったのか?

 

 

 

ダンさんの言うとおり、今このタイミングが、これからの日本にとってターニングポイントになる。というか、しないとだめだろう

 

 

安倍首相が辞任を発表した日、いろんなメディアを見ながら、そんなことを考えていました

 

安倍さんには身体を大切にしていただきたいですね

 

読んでいただいて、ありがとうございました