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「ビットコイン売りました」 仮想通貨の暴落と、今後の投資方針

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タイトルの通り、ビットコインの現物を売りました

 

といっても、全部を売ったわけではありませんが

 

 

仮想通貨市場が大暴落しました

ビットコイン価格で、日本円にして700万円を一時超えていましたが、記事を書いている4月24日の時点で500万円をなんとか維持している状態です

 

2、3日で200万円超の下落というのは、ビットコインの歴史でも初めてのはずです

 

今日は、今もなお落ち着いていると言い難いですが、暴落の振り返りをしてみます

あわせて、自分が取った行動とその理由。そして、今後の投資方針について考えます

 

 

 

 

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200万円超の下落というのは、ビットコイン史上で初めてです

この値幅は、様々な金融商品と比較しても、相当に大きい金額だと思います

 

直近700万円付近で高値掴みした人などは、いま大変な思いをしているでしょう

 

しかし、そもそもですが、ビットコイン価格がここまで急騰したのは今年に入ってからのことなのです

 

昨年末価格は約270万円。その価格帯であっても、驚きと歓喜で捉えられていたのです

 

www.glocal2019.com

 

 

ちょっと上昇ペースがきついな。それが自分の正直な感想でした。それについては過去記事にも記しています

 

 

www.glocal2019.com

 

  

 

なので、ここまでの上昇過程を踏まえるなら、200万円の下落というのは起こっても不思議ではなかった。そう考えられます

長い間、価格帯が低かったので、200万円の下落が初めてというのも、当たり前の話なのです

 

しかし、実際に投資している身からすれば、暴落に巻き込まれている最中に、そのように冷静に受け止められるものではありません

 

一部YouTubeTwitterなどで予想していた人もいたのは確かですが、おそらく、今回のここまでの下落を予見できた人は、多くはなかったのではないでしょうか?

 

ここに、メンタルコントロールの難しさがあります

 

結局のところ、200万円とはいっても、ビットコインではよくある3割戻し

ではありますが、そこに様々な葛藤があるのです

 

 

 

 

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ビットコインの現物を売った、と書きました

実はあらかじめ、ハードウェアウォレットから10BTCの現物を、取引所に移動させていました。

それについても、過去記事に書いています

 

今回、全部ではないですが、6BTC売却しました。10BTCのうち6割の売却です

(厳密には、移動させた10BTC以外にも、公表していなかった分も一部売却しています)

BitFlyerに3BTC、Bybitに1BTC残しています。

 

売却した理由は何か?

 

判断の拠り所としたのは、昨年末に立てたビットコインの価格予想です

 

今年中の固めの予想として、1BTCあたり510万円から600万円を予想していました

年末までに、このくらいは上昇してほしい。そういう予想です

 

 

www.glocal2019.com

 

 

 

しかしですが、実際は3月の時点で510万円を超えてきました。どこまで上がるのか?完全なバブル。チキンレース的な感覚を内包しながらも、ホールドを続けていました

 

なので、最高値ではないにせよ、ある程度は納得感のある価格と考えて、6枚を600万円(よりちょっと上)から510万円の価格帯で売っていきました

 

はたして、この判断が正しかったのか、間違いだったか?

複雑な心境もないではありません。正直なところ

 

なぜなら、今回の下落は、多くの投資家が「腑に落ちない」ものを感じているだろうからです。自分もそうです

 

昨年5月の半減期から今日にいたる上昇トレンドが終わるには、少し早すぎる

今回の下落は、単なる上昇トレンドの調整に過ぎないのではないか?

 

少なくとも僕は、そう考えています。多分、まだ上がる

なので、4BTCを取引所に残し、今後の上昇を追っていこうと考えているわけです

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bitflyer

この他、bybitや他の取引所にも置いてあるBTCや現金も整理しなければなりません

 

 

一方で、ビットコイン市場はやはり、ハイボラティリティな世界

利益確定こそが正義。そんなことも考えました

 

 

 

 

 

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4年間ホールドしていたBTCを一部売却するのには、相応のメンタルバリアもあったのですが、

 

一方で、忘れられない出来事も過去にあったのです

 

3年前に自分で書いたメモを持っています

 

それは、

コンコルドの誤謬」

というものです

 

2018年11月26日に書かれたものです

この日がどんな日だったか?長年ビットコインをさわっている人なら分かるはずです

 

2017年の最高値を記録して以降、ビットコインは2018年の1年間を通して下落トレンドを継続しました

 

超巨大なディセンディング・トライアングルとよばれるチャートを形成していたビットコインですが、この日、最後のトドメともいえる暴落を起こしたのです

 

コンコルドの誤謬(ごびゅう)~

それまでに費やした資金や労力などを惜しんで投資を続けてしまい、かえって損失が拡大すること

かつて、超音速旅客機のコンコルドへの投資が巨額になり、採算割れが確実との認識があったにも関わらず、開発を中止できなかったことにちなんだとされる

(参考:デジタル大辞泉)

 

結局、耐えきれなかった投資家の多くが安値圏で撤退することになったのです

 

可能性として高くないと自分では思っているものの、11月26日のようなトドメの暴落が今後ないとは言い切れない。それがビットコインだと思います

 

なので、自分ができるリスク管理として一部売却を選択しました。

様々な可能性を検討しつつ、自分が取れるリスクを考慮し最善と思う選択をする

 

それが現実主義だと思っています

 

 

 

 

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とはいえ、まだ自分はビットコインの現物を保有しています

 

なぜか?

やはり、長期的にビットコインの需要が増すと思っているからです

 

ビットコインというのは、壮大なストーリーを持つアセットクラスだと思っていて、非常に好きなのですが、

一方で半減期とよばれるバイオリズムのような波動を描くのが特徴です

 

加えて、今回の暴落も含むかわかりませんが、やはりランダム・ウォーク的な動きを繰り返しながら推移していきます

 

なので、相場には「歪み」があり、そこは自分が取れるリスクと照らし合わせて対応していくしかない

 

今後、さらに一段安の暴落があれば、買い向かうことも十分検討します

 

昨年末の予想からいくと、

本音では、年内900万円を目指して欲しいと思っています

 

 

まあ、現状いえるのはここまででしょうか

あまりメンタルを擦り減らす投資というのも、なかなか続かないですからね