ビットコイン価格が、足元で上昇しています
節目とされた1万ドルを一時越えました。日本円建てでは100万円を今日も越えて推移しています(10日朝8時の時点)
上昇をめぐっては、様々な意見が出ています
元参議院議員で、経済評論家の藤巻健史氏は、金曜日のTwitter で、
世界中の財政ファイナンスが行われていることによる、法定通貨への信認低下を指摘していました
ビットコインのこの価格の上昇ぶりはやはり世界中で財政ファイナンスが行われ法定通貨への信認が薄らいでいるせいではないか?
— 藤巻健史 (@fujimaki_takesi) 2020年5月8日
ビットコインを知る人の多くが連想するのが、直近にせまる「半減期」というイベントだと思います
今日は、ビットコイン保有者が期待する(した)半減期とは何か改めて振り返り、今後の自分なりの考え方を書いてみます
半減期とは何か?
ビットコインは、そのシステムを維持するために、マイニングによるブロック生成が必要とされています
つまり、コンピュータを使った計算作業が必要であり、この作業に見合う対価として、ビットコインが付与されます
この作業をおこなう人のことを、マイナーなどと呼んだりします
マイナーとは、訳すと採掘という意味なのですが、一連の計算作業を、あたかも金などの採鉱物を発掘するがごとく見立て、マイニングと呼び、作業を行う人をマイナーと呼びます
ビットコインの目的のひとつは「希少性」を維持することです
今現在、世界中の中央銀行がおこなっているような、紙幣の刷りまくりといったことは、ビットコインには起こり得ません
なにしろ、総発行量が2,100万枚と限定されており、また発行ペースを過度に上げないように抑制するシステムが組まれています(すでに8割以上が発掘済みとされています)
なので、マイニング報酬を従前の半分に再設定することで、ビットコインの供給量を抑えようということなのです
ちなみに、前回2016年の半減期では、報酬が12.5BTCに設定され、今回の半減期では6.25BTCに半減されます
その半減期が、5月12日の午前中頃ではないかと考えられているのです
ではなぜ半減期になると、皆が価格上げ期待をするのか?
ビットコインが半減期を迎えるということは、つまり供給量が半減するということです
一方で、
BTCに対する需要は変わらないので、バランスによって価格が上昇するとされてきました
「巣ごもり半減期」のリスク
半減期は、手放しで喜べるイベントというわけでもありません
なんといっても、マイナーにとっては報酬が半減するのです
つまり、ビットコイン単価が倍以上なければ、対法定通貨で、従来以上のマイニング報酬を得られないことになります
半減期後の価格で、1BTCあたり7000ドルを切ってくると、撤退を考えるマイナーが出てくるといわれており、損益分岐点割れした場合には、マイニング市場が一気に「過疎ってくる」可能性もないとはいえない
まあ、弱小マイナーが淘汰されることによって、結果的に生き残ったマイナーのコストが下がる可能性もあるので、一概に言い切ることはできません
1万ドルは高いのか?
現在、BTC価格は1万ドル付近で推移しています(10日朝8時)
3月14日下落時(4000ドル割れ)の、実に2倍以上の価格です
とはいえ、3ヶ月前は1万ドルを維持していました
そんなことを考えると、現在価格は、半減期イベントで盛り上がろうというには、現状まだ過熱感は薄いのではと感じます
と、ここまで書いて、気付いたら暴落していた
ここまで、10日の朝8時頃に記事を書き、途中にしていたのですが、気付いたら9時過ぎに約10万円幅の下落。。。
現在価格は、日本円建てで92万円です
こういうところが、ビットコインの疲れるところなのですよね苦笑
半減期の期待上げは、これで一息つくことになったのか、それとも大きく反発するのかは分かりませんが、こんなことはBTC界隈では日常茶飯事なので、お気を付けください
僕は個人的に、今回の半減期を「巣ごもり半減期」と考えています
コロナショックに端を発し、下落からの回復半ばで半減期を迎える
外出自粛の「巣ごもり」のように、大きく動くこともできない相場付きです
今後、BTC価格が長期的に上昇していくかは別として、個人的には金曜日に、短期運用分として位置づけていた買い玉の一部を105万円前後で利益確定しました
このままBTC価格が上昇していくようなら、少しづつ売り上げていこうかと思っていたのですが、先ほどの下落を見る限りは、しばらくは様子見になりそうな気もします
書いた記事を修正しようとも考えましたが、ブログを書いている途中に、このような暴落を目にするのもあまりないと思うので、このまま書き進めようと思います
なんだか、ひどい記事になりそうです苦笑
勝っていくコツは、相場に逆らわないこと
半減期に係る価格の上昇劇、そしてつい先ほど(10日朝9時)の暴落
ビットコインは、ほんとうにボラティリティが大きい投資商品と思います
このような投資対象を相手に、どのように戦えば良いのでしょうか?
ひとつの答えは、「相場について行く」ことだと感じます
価格が下がれば、静かに買い増し、価格が上がっていけば無理せず売っていく
金曜日に売った分、利益確定分は、直近の買い玉の価格から考えると、10%あまりの利益にとどまりますが、それでも利益は確定できる
株で10%の利益を取りにいくのは、結構大変だったりします
(ちなみに、長期保有分の取得単価に関しては、ビットコインが崩壊しない限り割れないと考えている価格なので、特に売り急ぐ予定はありません)
キャッシュアウトした分は、その気になれば安い価格で仕込み直すことも出来ます
なので、資金管理に十分気を付けつつ、相場に逆らわない
そんなことなのではないでしょうか?
今日は、記事作成の合間に暴落局面を迎えるという、ちょっとありえない展開が発生したので、非常に読みにくい文章になってしまったのですが、
こんなこともあったと、後で振り返るためにも、このままで終わろうと思います
お疲れ様でした笑