意識的にキャリア形成を行っている人、
あるいは勤めている会社で職務経歴を積み重ね、キャリア形成してきた人
様々でしょう
しかし時として、これまで築いたキャリアが、時代に必要とされなくなる
そんなこともあり得るかもしれません
今日は、キャリア形成についてのリスクと、これからの処世術について考えてみます
資格を取得したり、企業で同一職種に長年携わったりという経験によって、スペシャリストとしてのキャリアを形成してきた
そんな人もいるでしょう
しかし、本人の努力とは無関係に、時代がそのスキルを必要としなくなった。
社会や時代の変化によって、これまで求められてきた自分のスキルが、何か別のスキルに置き換わった
そんな事はよくあることです
長い人生の中ではそういったことの一度やニ度はあってもまったく不思議ではありません
やはりコロナのインパクトが大きかったと思いますが、
これまで目に見えにくかった時代の変化が一気に進みました
多くの失業者が生まれ、雇用環境が悪化した
自分は大丈夫。安定した会社に入っている。
そのようなことが何の担保にもならない
そんな時代です
たとえ雇用が維持されていたとしても、賃金は頭打ち。日本はそのような構造的問題に直面しています
一個人として、このような時代をどう乗り越えるえれば良いのでしょうか?
我々はこれまで、終身雇用の名のもとに
人的資本、つまり労働収入をもとに、自分や家族の生活を維持してきました
一方で、金融資本、つまり投資にはこれまであまり着目されてこなかった
銀行預金が一番の資産運用。
国民の多くがそう考えてきました
しかし今、
長年続く低金利の影響もあって、
また、あの老後二千万円問題が話題になって以降、そのインパクトの大きさもあって、
資産運用の大切さが見直されつつあります
特に若い世代に
実際、コロナショック以降の株高の恩恵を受けた個人投資家と、
運用をしてこなかった人たちの間で、格差が開いたのも事実
これからも株高が続くとはまったく限りませんが、(というか、これからさらに要注意です)
しかし今の日本で、人的資本だけにしか目が行かない。そんな生き方こそが、何よりも大きなリスクを背負いこむことになる
それを知る必要があるのかもしれません