今感じている、さまざまな不安から開放されるために、大切なものがあるとすれば、
みずからの「意志」を力にすることだと思います
世界でコロナワクチンの摂取が本格化しています
日本でも、職域など一般を対象にワクチン接種が始まりました
ワクチンの実効性や副反応など、さまざまな議論があるにせよ、
摂取は進むことになるでしょう
これから日本で打たれるワクチンは、ファイザー製が中心になるでしょう。
ウイルスベクターと呼ばれるワクチンとは異なり、
mRNAワクチンと呼ばれる、つまりメッセンジャーRNAを投与し人間の細胞に直接作用する、これまでになかったタイプのワクチンです
通常、実用化まで10年以上かかるとされるワクチン研究を、1年もかけずに開発し製品化まで持ち込んだワクチンです。不安や議論があってもおかしくないでしょう
しかし我々はとにかく、コロナウイルスの脅威と、人類初の試みとなるmRNAワクチンの不安の間にあって、なにかを決断しなければならないタイミングに直面しています
いま、我々の置かれた立場から考えると、
みずからの意志で、なんらかの行動を選択する覚悟が、将来の不安を軽減させることにつながる
コロナウイルスは夏までに、相当程度終息する
そのような議論も出始めています
その一方で、世界各国では大規模な金融緩和が実施されており、それがいつまで続くのかは分かりません
雇用問題が収まるまで。特にアメリカでは黒人やヒスパニックの失業者が急増していると言われています
日本でも、コロナの経済的影響が懸念視されています
日本政策金融公庫が発表した調査によると、
コロナウイルスの感染拡大が、一般家庭の子どもの進学に大きな影響を及ぼしている
経済的な理由が主と考えられますが、
進学をあきらめた、あるいは退学や休学を余儀なくされた世帯が8.9%
自宅外から、自宅通学に切り替えた世帯が24.4%
そして、これはもうどうにもならないかも知れませんが、
海外留学をあきらめた世帯が28.7%
かなりの数の学生が、コロナによって進学に悪影響を受けている
雇用の問題も含め、経済的な不安を多くの家庭で感じているはずです
いま、我々は「いのち」と「お金」という、人生において相当に重い優先課題について不安を感じています
何を不安に感じているのか?その正体を見つめる
亡霊と信じていたものが、実のところは何だったのか
そして、我々はどのような手が打てるのか。どのような行動が必要なのか。そこを考える
さらに、行動するという決断をする
自分の足を、とにかく一歩動かすという「意志」
それを持っていないと、生きるのがかなりつらくなる。そのような時代に我々は立っている気がします