Another skyを探す旅

激変する世界を生きるヒント。それは自分の足元にある

「純文学なブログ」があってもいい、と思っている

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純文学、とは何か?

 

もはや死語なのか?そんなこともないんだろう、と僕は思っています

 

今日は、ブログと純文学的な要素について考えてみます

 

 

ブログを書かないと気が済まない。そんな人は少なからずいるはずで、

 

多分、そのような人はブログをとおして純文学をやっていると思っています

 

 

芥川賞直木賞

 

 

小説家の世界では、新人の登竜門として歴史のある賞に、芥川賞直木賞があります

 

芥川賞の対象作品は純文学、直木賞は大衆文学とされています

 

 

しかし、僕は思うのですが、

 

これから小説家を志そうという人間が、最初から純文学や大衆文学などと、自分の創作ジャンルを枠組みづけるものなのでしょうか?

 

 

もちろん、医療に精通した人や、金融に詳しい人、歴史に造詣がある人が各々の知識や経験を背景に創作することはあり得る

 

しかし、最初からジャンルを定めてマネタイズを狙ってくる作家はいるのか?どんな人なのか

 

 

個人的には、

 

最初から枠組みを決めて作家を目指すやつの小説なんか、読みたくない笑

 

 

そもそも、なにが純文学で、なにが大衆文学なのか?

 

直木賞を取った作家であっても、後に純文学的な作品を遺す作家も少なくないでしょう

 

逆もあるかもしれません

 

 

 

純文学とは何か?

 

 

そもそも、純文学とは何か?

 

コトバンクによると、「作者の純粋な芸術意識によって書かれた文学」とあります

 

すごく、分かりにくい笑

 

純粋な芸術意識、って何だ?

 

 

僕は思います

 

要するに、書きたいから書く、それだけ笑

 

書かずにはいられない、そんな人は世の中にいるはずです

 

 

ブログの世界も同じ

 

必ずしも、アフィリエイトなど収益化を狙っているわけでもない

 

でも、書きたいから書く

 

収益化にこだわらないということは、言い換えると他者におもねる必要がない

 

だから、自分の書きたいことを書く

 

 

極論をいうと、

 

別に、誰も読まなくたって構わない、とすら考える

 

自己満足の世界です笑

 

 

しかし、こんなことも思うのです

 

自分が満足していないものを他人に読ませて、果たして満足させられるのか?

 

 

ブログの世界では、自分が書きたいことではなく、読者が読みたい記事を書けと言われることがありますね

 

それは収益化を優先するから

 

読者が必要とする情報を提供し、マネタイズを目指す

 

それはそれで、ありでしょう

 

 

でも、自己満足で書くブログがあってもいい

 

そんなことも思います

 

 

人は誰も、闇のようなものを持っていると思う

 

 

考えるのは、

 

人間というのは、誰もが何がしかの闇のようなものを持っているのではないか?

 

闇というか、穴というか、欠落というか

 

 

おそらくですが、

 

何かをクリエイトしようという人間は、自分の闇を埋めたいがために、何かをせずにはいられない

 

 

だから、例えば(適当ですけど)

 

米津玄師には、音楽でしか埋められないものがあって、

 

ゴッホには絵画でしか埋められなかった何かがあって、

 

フランク・ロイド・ライトには建物の形をした闇があって、

 

 

みたいなことではないかと

 

 

自分の思いが他者を共感させられるか?

 

 

自分の思いに忠実に向き合って、文章を書く。音楽を作る。絵を描く。建物を作る

 

それが結果として、他者を共感させることができれば

 

それこそが、創作冥利に尽きるというものでしょう

 

 

共感できる他者が、たとえ一人しかいなかったとしても

 

それはそれで大切な喜びですね

ブログを書いたことがある人なら、たった一人の読者の大切さが分かるはず

 

 

今、ウイルス感染症だとか恐慌だとか、とにかくすごく厳しい時代に入っています

 

 

自分一人の思いで革命を起こす、これはなかなか難しいかもしれない

 

 

でも、もしかしたら、誰か一人の自殺をとどめることが出来るかもしれない

 

 

ブログ(や音楽、あらゆる創作)には、そんな力があると思っています

 

 

ただし、ひとつ、

 

 

どんなにがんばって、良い文章を書いても、すごい楽曲を作って自己満足したとしても、

 

しばらくすると、自分のなかに、さらに深い闇があったことに気付く

 

 

そんな気も少ししますけど笑