部屋の中に、いらないものが多すぎる。だけど、捨てられない
そのような悩みを抱える人が、ほとんどなのではないでしょうか?
「こんまりメソッド」の本を、手に取った人もいるでしょう
「こんまり」といえば、日本だけでなくアメリカはじめ世界中にファンを持っています
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片付けコンサルタントの近藤麻理恵さんのニックネームなのですが、「こんまり」は登録商標にもなっています
もはや、世界的なブランドと化しています
「TIME」誌の、「世界で最も影響力のある100人」にも選ばれています
なぜ、こんまりメソッドが人を魅き付けるのか
今日は、私たちがなかなかできない「片付け」について考えてみます
こんまりメソッドで、まず重要なのは、
「自分の部屋は、こんなに散らかっている」
そこを、現状認識する
現状が把握できていないと、次のステップに移らないのです
現状把握の重要性
すべての仕事につながりますね
そして、部屋ごとではなく、「モノ」ごとに片付けていく
部屋ごとに片付けていこうとすると、「モノ」の全体量が把握できない
洋服であれば、家の中のすべての洋服を一ヵ所に集める
そして、こんまりさんのいう「ときめく」かどうかを基準に、残すか捨てるかを決めていく
「ときめく」とひと言でいうのは簡単ですが、このワードには哲学が凝縮されている
そんな感じを持ちます
片づけをする自分自身の人生観が瞬時に問われる作業になります
「ときめく」ためには、人生の目的が明確になっていないと難しい
自分のこれからの人生に、どんなアイテムを連れて行きたいか
おおげさですが、しかし片付けでモノが捨てられないのは、そういう作業が簡単なことではないからです
なので、片付けるというと、ちょっと別の場所に移すとか、収納アイテムとか、とにかくいかに上手に保管するかという方向に走ってしまう
繰り返しになりますが、
「ときめく」ためには、本来自分が生きる行き先が見据えられないと、結構むずかしい
しかし、まあ片付けというのはいくらなんでも、そんな仰々しいことなのか?
こんまりさんは、「ときめく」ことについて、おっしゃっています
心と体の反応を感じる
自分が心地いいと感じる洋服だけを残す。なので、捨てることに意識をむけるのではなく、残す洋服を選ぶ感覚
直観力が鍛えられます
片付けという作業は、生きる力を鍛えることにもなるのかも知れません
以前、このブログでも書いたことがあるのですが、
洋服の買い方は、投資のセンスにもつながると思っています
洋服を買うという、つまり消費行動そのものは、人間としてとても楽しいことなのですが、
しかし、洋服の買い方が上手な人は、意識か無意識かによらず、自分のルールを持っている
だから、「なんとなく」で新しい洋服を自分の家に連れて帰ったりしない
お金をもっているかどうか、そんなことは関係ありません
こんまりさんの「ときめき」の感覚を磨いていくと、新しくモノを買うときの「目利き力」も相当上がっていくはずです
「ときめき」を追求すると、行き着く果てはどこなのでしょうか?
その答えは、各人のきわめて個人的なものになるのでしょう
ちなみに、自分自身の理想から考えると、
究極は、リュックひとつ
バックパッカーかと言われそうですが、全人生の荷物をバックパックひとつに詰めきれる人生というのは、
相当に人生観をシェイプした末にたどり着ける、身軽で自由な究極の生き方だと感じるのですが、いかがでしょうか?
ただ問題なのは、
その境地まで行くのに、あとどれくらいの道のりがあるのか。自分自身、モノが多過ぎてまったく先が見えてこないことです苦笑
バックパックでいいということは、
ほとんど全部捨てればいいんじゃない?
いや、それはそうなんですが苦笑