人生100年時代において、「転職」をどう考えるべきかについて、考えたいと思います
ていうか、むしろ逆に、「非・転職」から考えたほうが分かりやすいのかもしれません
「非・転職」とはどういうことか?
学校、例えば大学を卒業し、最短22歳で社会人です
これまでは、終身雇用制のもと、60歳などの定年まで、ひとつの会社に勤めあげるというのが、サラリーマンにとってのロールモデルでした
定年後は、余生を楽しむ。で、70歳から80歳代で寿命を終える
そんな感じでしたね
しかし、平均寿命が伸びて、100年まで視野に入ろうかという昨今
仮に、終身雇用制度が維持されるとしても、果たして同じ会社で70歳、80歳まで働くのでしょうか?
仮に22歳から働くことを考えると、実に50年以上を一つの会社で働くことになる
企業の寿命は30年だという説もあったりしますが、ひとりの人間が、同じ会社に働き続けて、価値提供をし続けることができるものでしょうか
例えば、会社から指示されたことを、ひたすらに50年間こなす。会社のニーズに自分を合わせ続けることを考える
これなら、50年間続けることができるのかもしれないです
ただし、高年齢の働き手が、若い人たちよりも高いパフォーマンスを発揮できるかは疑問です
例えば、自分の能力によって企業に付加価値を提供することを考えて働く場合
この場合については、企業のニーズに対応すべく、スキルアップを図る必要がある
常に、自己研鑽と時代の先を読む感性が必要と考えられます。しかし、そんなことができる人間って、そんなに多くいるでしょうかね?
リンダ・グラットン先生の「LIFE SHIFT」によると、自分がどのように生きたいのか、自分でデザインする時代が来る
一定期間働き、そのキャリアをもとに、今度は大学院などを活用しインプットする期間を作る。そして、また働く
そんなことを、自分でデザインしながら生きる
人生のベクトルを、会社任せにするのではなく、自分でキャリアデザインをおこなっていく
そんな意識が当たり前になる日が、近い将来に訪れる気がします
どうせ来るのなら、取り掛かりは早いほうがいい
きっと、そうですよね