Another skyを探す旅

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なぜ、経済的理由で食事を減らさなければならないのか

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経済的理由で食事回数を減らす


昨年9月9日の、日経新聞の一面コラム「春秋」を読んでいました


ちょっとショッキングな内容の記事でした


日本の母子家庭の2割が、コロナの影響で食事回数を減らしているらしい


肉や野菜は高価なので、約半数の家庭が炭水化物だけやインスタントの食事を増やしている





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僕は、この記事にちょっと衝撃を受けました


過去に、ダイエットを目的に断食して、医者に叱られた事はありました

しかし、経済的理由で食事回数を減らそうとした記憶はありません


コロナの影響で、アパレルや飲食など、特にこれまで女性が活躍してきた職場が今、逆風にさらされています

対面接客が難しくなっているなか、店舗の店員さんが休業からの解雇に直面している


コロナで仕事を失ったのは、半数以上を占めると言われる派遣社員や、パートといった非正規雇用社員です


彼女たちが経済的な苦境に立たされている

その影響が、母子家庭である彼女たちの子供にまで及んでいる


その事実をどう考えるか?



子供には何とか1日2食を食べさせ、母親は1食で我慢する

そんな生活を続けていて、健康的に長続きするとは思えません


いま、
想像以上に、日本と言う国の現実は、厳しい状況に置かれている


まさか、日経の一面コラムでこのような内容の記事を読むことになろうとは


絶対に、このままではいけない

この国は、このままではダメになる


そんなことを考えさせられるコラムでした



コロナ以降、貧富の差が拡大傾向にあると言われています



日本のみならず、アメリカでも中間層の貧困化が指摘されます

住宅ローンが払えない
担保に入っている自宅を手放さなくてはならない

一般的な中間層のデフォルトリスクが顕在化しています

かつて、リーマン前夜に見たような光景がふたたび再現されようとしている



おそらくそれは、日本でも起こる。というより既に問題化しています

個々の生活防衛力が試される一年になりそうな気がします