私たちが大切にしている「お金」とは、そもそも何なのか。これについて考えてみます
欧米だけではなく日本でも物価高が静かに進んでいます。そんな今、お金について思いを巡らせることが大切です
お金とは結局全部、「牛乳ビンのふた」でしかない
以前このブログで、ビットコインについて記事を作ったことがあります
子どものままごとに使う模擬の通貨を例えとして使いました
それが「牛乳ビンのふた」です
現在ではほとんど見ることが無くなった牛乳ビンですが、紙のふたがついています
ちょうど丸い形をしているので、昔の子どものなかには、きっとお金のようにして遊んでいた子もいるはず
いまでいう団塊の世代くらいまででしょうかね
ままごとの世界では、牛乳ビンのふたがれっきとした通貨として流通したわけです
しかし、ままごと遊びが終われば、牛乳ビンのふたは、ただのゴミになり果てる
そんな内容の記事でした
日本経済新聞を見ると、仮想通貨の記事が連日当たり前に出ています。
2、3年前とは隔世の感があります
ビットコインはみんなの信用によって、その価値を担保している
しかし、よくよく考えると、これはなにもビットコインだけに限らない
米ドルも、ユーロも、ポンドも、日本円も、人民元も、みんな信用にもとづいて成り立っている
国家による通貨の過剰供給が深刻な問題として取り上げられるようになりました
日本人の僕からすると、
もしかすると、僕らは日本円という、ただの「ふた」のために、身を粉にしてあくせくしているのかもしれない
そんなことを考えます
コロナウイルスから感じること
オミクロン株が世界的に流行しています
コロナウイルスはもはや、人類史上でも有数のパンデミックといっていい状況です
コロナウイルスは基本、人から人に感染しますね
震源地の中国から日本人にも感染したように、その他の国の人にも当然感染します
各国の政府はもちろん、継続的な防護策を講じるべきだとは思いますが、しかし、世界ではもはや国内感染がどうにも食い止められないことがはっきりしつつあります
日本でも、鎖国に近い対策が打たれているものの
今後も日本人への感染がまだまだふえる
日本は海洋国家で四方を海に囲まれていますが、それでも、ここまで人の往来がグローバル化する現代にあって、国境で止めるというのが不可能になっています
おそらく、これはウイルスだけの話ではなく、
情報もインターネットの発達によって、世界中で簡単に入手することができます
そしてですが、これからは通貨といえどもボーダレス化する
コロナウイルスによる経済ダメージ
今年に入って米国株も日本株も、仮想通貨も大きく値を下げています
しかしコロナショックのボトムのことを思えば、今はまだ非常に高い水準にあります
しかしですが、
株高、仮想通貨高(のみならず、資産全般の価格上昇。コイン、ロレックス、NFTなどキリがない)がなぜ起こったのか?そこを考える必要があります
中国では昨年から恒大集団はじめ不動産デベロッパーの経営問題が顕在化しています
中国バブルの崩壊が現実視されています
中国はもとより、近隣では韓国、そして我が日本の動向にも注意が必要です
日本円が簡単にデフォルトするとも思わないですが
しかし、
これから必ず、どこかの国の通貨がただのゴミに成り果てる
そういうのは、ドミノになるんです
多分、大きな混乱を生むことになりますが、おそらくそのとき注目されるのは、通貨の在り方ということになると思います
ゴールドだけでなく、ビットコインのような、発行主体が分からないようなものが注目される時代が来るかも。ではなく、もう来ています
エルサルバドルのように、自国通貨よりもビットコインを信用するなんていう国も出てきている世の中です
一国の財政状態がビットコイン価格に左右される。そんなことが今リアルタイムで起こっています
ここまで来ると、そもそもお金って何だ?ということを感じざるを得なくなるのですよね
これ、ちょっと前まで(おそらく、多くの人は今でも)、スキャムと言ってバカにしてきたビットコインの話をしていますよ