ウイルス感染者の増加に歯止めが掛かりません
8月1日時点で、日本国内の感染者は約1万5千人。死者は1千人を越えています
新規感染者数の増加が止まらず、1日あたり1千五百人越えの日もあります
「緊急事態宣言」が発令され、国民に一層の自制が求められたものの、その後感染者数は減少し、宣言は解除されました
そこに来て、現在の日本の状況です
再びの感染の波が、すぐ身近に迫っているのは間違いない
今日は、いかにして家族(独身の方は、自分自身)の生命を守るのかについて考えます
家族全員が感染する「家庭内パンデミック」だけは、絶対に避けたい
考えなければいけないことは、いろいろあるのだと思いますが
今日、僕からお伝えしたいのは、
●自分自身が、コロナウイルスに感染しない。
●万が一、感染した場合の「セーフティネット」を確認しておく
この2点です。これからの時期は、リスク管理の観点からも「最悪の事態」をある程度想定しつつ、対処法をシミュレートしておくことが大切と思っています
NY発、家庭内パンデミックの記録
今年4月7日のNewsPicksに、「【NY発】これが「家庭内パンデミック」の全記録だ」という記事が掲載されました
(以下、参考同記事)
ニューヨーク在住のクリエイター清水幹太さんの体験に基づく記事です
厳密にいうと、清水さんはPCR検査や抗体検査を受けていませんが、医師によるオンライン診断の結果、感染の疑いが非常に高いという診断されたとのことで、その点を考慮いただきたいと思います
記事によると、清水さんの家族構成は夫婦と子ども3人の5人家族です
清水さんがはっきり体調の悪さを感じた3月19日時点で、ニューヨークの感染者数は1,871名。ちなみに、4月10日の東京の感染者数は1,705名でした
最初に感染したのは夫である清水さん本人ですが、本人には感染経路に心当たりはなかったとのことです
ただし、この頃のニューヨークはまだ、外食していても大丈夫という雰囲気だったらしい
また、地下鉄でブルックリン区のオフィスにも通勤していました
高熱が続くものの、せきも出ないし、鼻水や下痢も起こらない
そんななかで、元看護師でもある奥さんが、サポートしてくれます
清水さんは自宅の一室にこもり、家族への感染を防ぐ努力をする一方、奥さんは食事を部屋に運び、その後は手洗いしていたらしい
しかし、この時点で奥さんは覚悟していたのでしょう
ご存知のとおり、コロナウイルスの感染力は強い
日本の感染症病床でもそうなのですが、感染患者に対しては陰圧室という特殊な部屋で病状管理します
そうしないと、医療スタッフの二次感染リスクが高まってしまうのですね
当然、自宅にそのような設備があるわけもなく、結果的に家族全員が感染してしまう
医師とのコンタクトは、電話とオンライン診断だったようです
呼吸困難などの重症化の症状には至っていなかった
すでに各病院が戦場の状態で、緊急病棟で酸素吸入を受けるのも行列に並ぶ。あくまで対症療法で、自然治癒を目指す。結果、自宅でじっと自然治癒を待つのが、クオリティ・オブ・ライフの観点からも有効だと
奥さんは、自分が感染しているにも関わらず、ソバを調理するなど献身的に動いてくれたようです
大人は症状が重く(重症化の一歩手前とのこと)、子どもは比較的軽く済んだ
結果として、幸い全員が回復されたとのこと
僕は、この記事からいろいろなことを考えさせられました
そして今の段階で、自分に何ができるのか検討しました
自分自身、感染しない
当たり前と言われればそうなのですが、しかしこれは、すごく大切なことです
何はともあれ、自分自身が感染しないように気を付ける
政府の「新型コロナウイルスお役立ち情報」にもあるように、基本的な予防策を徹底する
首相官邸HP
https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html
感染リスクを高めないために、自分に何ができるか?何をしない(自制する)のか?
これをやる。しかないと思います
自分が感染すると、家族に感染拡大する可能性が飛躍的に高まりますね
家庭内パンデミックは、何としても避けたい
しかし、自分が感染してしまうと、はたして家族感染を防ぐことができるのか?個人的には、相当難しいだろうと思う
とにかく、水際で食い止める。その努力をする。家族を守るために
独身の方は、なおさらのこと。自分しか頼れる家族はいません
もし感染したら、を想定する
もし、自分や家族に感染者を出したら、どう対処するか?
これを、実際に起こってからではなく、今のうちにシミュレートしておく
日本で医療崩壊が起これば、発症しても自宅待機を強いられる。そんなことになるかも知れません。ニューヨークのように
食事の手配はどうする?
清水さんのように、例えば自宅にソバのストックがあれば、まだ何とかなるかもしれない
それでも、感染して辛い症状を持つ奥さんが、献身的に調理することになるのか?
それで本当にいいか?
今からできる対策の一例ですが、
近隣に住む親類、友人知人と、いざというときのセーフティネット、協力体制が取れるか確認しておく
これが確立されていると、さまざまな買い物などをお願いして、玄関先まで届けてもらえる
オンラインでできることを確認しておく
ウーバーイーツ、ネットショッピングなどでデリバリーできるか?
その場合、配送員の方に感染させるわけにはいきません。十分な注意が必要なのは言うまでもありません
最悪を想定しておくと、初動が早い
いざ、自分や家族の身に降りかかる感染症に対処するために、今のうちから「最悪の事態」を少し想定しておく
これが、もしものときの初動を決定的に早めることになります
ひいては、家族や自分の生命を守ることになるかもしれない
コロナウイルスの影響によって世界がいまだに緊張しています。
日本は、どういうわけか感染者数が増加せず、第一波をやり過ごしました
しかし、この後来るかもしれない第二波は、まったく違う様相になるかもしれません
今からでも対策を打てば、危機は乗り越えられると思います
我々は、想像力によってリスクを回避できると思っています