コロナ感染が大変だった頃は、自宅で過ごす時間が随分と増えました
そんななかでも、何か新しいことを始めた人、始めたいと思っていた人も、いたのかもしれません
ダイエットのために自宅トレーニングを始めたり、
今まであまりやったことがない分野の勉強や料理などに取り組んでみたり、
ということです
室内で過ごす時間を、いかに有効にするか
考えるのは、すごく良いことだと思うのですが、難しいのはそれを継続することですね
今日は、何か新しく物事を始めるとき、どうすれば継続するか。そもそも、どうすれば初動の第一歩が踏めるか
そういったことを考えてみます
いきなり完成度を求めるのは間違っている
物事を始めようと思ったとき、意外と心理的な壁になるのが、クオリティの問題です
始めてやってみる、にも関わらず、いきなり100%の完成度を自分に要求する笑
しかし、これ意外と多くの人が陥りがちではないでしょうか?
いくらなんでも、100%は自分がかわいそう過ぎる笑
では、クオリティはどのくらい求めるのがいいのか?
ここは、個人の見解が分かれるところでしょう
80%?
いや、それでも高すぎると思いますね。あまり最初から変にプレッシャーを掛けすぎるのは、自分に優しくない気がしますね笑
50%くらい?
そうですね、だいたい半分くらいの完成度を目指す。。。まあ、場合によってはもっと低くてもいいと思っていますがね
40%?30%?
本心では、これでも全然悪くないと思っています
言いたいのは、クオリティよりも、やるという第一歩を踏むこと。そして、まずスピード重視でやってみること、です
もう、即決で、とりあえずやってみる
何を?
アウトプットです。インプットではありません
アウトプットする過程のなかで、分からないことをインプットする。自分より詳しそうな人に聞きまくる
そんな感じで良いのではないかと思うのですが、いかがでしょうか?
PDCAの勘違い
物事を継続的に改善する際や、生産現場などでの品質改善に、「PDCA」つまり、Plan、Do、Check、Actionが使われてきました
しかし、とかくPlanに時間が掛かりすぎる、という経験をした人は少なくないはず
それは、Doのクオリティを考えすぎるからではないですかね?
はじめから「完璧主義」を目指すとか、逆に非効率ではないでしょうか
特に、個人が第一歩を踏もうとするとき、完璧主義は挫折のもとになりますし、なんといっても楽しくない
「こうしなければならない」よりも、「こんな感じになりたい」くらいが、実は継続と成功の近道ではないかと思っています
そもそも、PDCAサイクルは、行動を振り返って改善策を見出すためのプロセスなので、いきなり100%をもとめるのであれば、なにもPDCAじゃなくても構わない
人生とは、そもそも、行動した分だけ違った世界を見ることができる、そのようなものではないでしょうか?
であれば、仮に1%しか進まなかったとしても、そこには以前と違う景色がある、ということになりませんかね
ハードルをもっと下げればいいだけ
そもそも、40%や50%のクオリティが低いというなら、当初の目標をあらかじめ低く設定すればいいだけ、ではないでしょうか?
いきなり、やったことのないイタリア語の本を一日で読みきろうとか、ふつう思わないですよね笑
2ページ読む目標を立て、結果として1ページしか読めなかった
そんなときは、最初から1ページに目標設定すれば良かった笑
僕は思うのですが、
個人が(たぶん企業であっても)、PDCAをまわそうというとき、あらかじめ意識しないと自己肯定感が高まらないのです
企業などでは、よく分かっているリーダーなどが、メンバーを勇気付けるということがありますけど、個人ではそうはいきにくい
なので、Doつまり行動したあとは、このこと自体を自分でほめてあげないと、うまくいきにくい
なにか行動したこと自体が、つまり「成功」だということなのです
なので、結局のところ、80%とか、50%とか、そんなことよりも、むしろ0(ゼロ)から1に動いたことが、そもそも成功なのだという、そんなことに気付くことが大切だと思っています
迷ったらどう考えるか?
何かを始めようとするとき、意外と第一歩に迷ったりすることがあります
登山でも同じなのですが、短時間で登れるけど急な道、それと、時間は少し多めに掛かるけど緩やかな道
どちらを選択するか?
これも、個人差が出そうな分岐点です
僕個人としては、迷わず「緩やかな道」を選ぶ
これまでも述べましたが、大切なのは一歩を踏むことです。そして、その成功を喜ぶことです
かならず、違った景色があるはず
これを目指すべきです
ストイックも良いのですが、それは継続できることが前提になります
継続がともなわないストイックを、ストイックと呼びません
なので、自分のペースというものが分かってからでも、ハードルを上げるのは遅くない、というのが僕の考えです
記録しておくことは大切
何かに取り組もうと決めたとき、行動の結果を記録しておくのは大切かもしれません
今日の自分にとっては小さな一歩に過ぎなくても、振り返るとすごく長い距離になっている
どんな長い道のりであっても、それは一歩の積み重ねに過ぎないので
歩いていると、つい自分の足元しか見えなくなりがちなのですが、
歩いてきた道を記録しておくと、今の自分の立ち居地が、いつでも把握できます
記憶だけではなく、目に見えるかたちに「外部化」することの効果は、思いのほか大きい
このタイミングで何かを始めるということ
今、コロナに端を発し人々の考え方や行動が変わろうとしているなか、
このタイミングで考えた何かを始めようとするのは、おそらく後々の、自分の財産になる可能性が高い
人というのは、意識無意識に関わらす、時代の空気を肌感で読んでいるものです
時流を捉えている可能性が高いと、僕は感じます
なので、その思いを大切にしていただきたいと思います
お互いがんばりましょう