Another skyを探す旅

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不安が募る「老後資金問題」 今から打てる対策はあるか

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ウイルス感染症の影響で、多くの人が生きることに不安を感じています

 

健康面だけではなく、経済的にも状況はシビアになりつつあります

 

 

今日は、老後資金の問題と、対策について考えてみます

 

 

「老後資金問題」とは何か 

 

老後資金、いくらあれば安心した老後を暮らせるでしょうか?

 

答えは、「いくらあっても基本的に不安は消えない、安心できない」と思います

 

仮に、1億あっても不安なのか?などと言う人がいるかもしれない

 

そもそも、一般的なサラリーマンがキャッシュで1億円手元に積むのを前提にするのは、現実的ではない

 

投資でもして、成功していれば話は別です

 

ごく普通に毎日働いて、日々の出費を節約して、余剰資金をせいぜい出来てゆうちょ銀行の定額貯金などでコツコツ貯める世帯が大半ではないでしょうか?

 

今、このような堅実に地道に生活している多くの家庭、一般的な人々が安心して暮らせる将来が見通しにくい

 

これが問題です

 

 

 

手元資金を食いつぶす恐怖

 

学校を卒業して、定年まで真面目に働いて、結婚して、子供を育て、社会に送り出し、年老いた親の介護をしてきた人の老後がなぜ、報われないのでしょう?

 

本当に、こんなことがあっていいのか?

 

ファイナンシャル・プランニングの世界では、ライフサイクル・プランといって、人生の収支をシミュレートしながら、老後の必要資金を算出します

 

でも結局のところ、手元の資金を食いつぶしていくやり方だけでは、安心して長寿社会を全うするうえで不十分です

 

手元の資金が減っていくというのは、はっきり言って「恐怖」です

 

だから、みんな結局は使いきれないほどのお金を残して死んでいくことになります

 

これは、不安の表れです

 

残ったお金は、相続にまわります

 

少子高齢化で法定相続人の数も減っていくはずです

 

さらに、相続税基礎控除額も引き下げられています

 

結局は、国庫に入る…

 

自分の死期が、はっきり分かっていれば話は別です

生きているうちに使いきれる

 

 

でも、そんな人はいないですね

 

 

 

対策①:「キャッシュフロー」の考えが不可欠

 

 

老後に2,000万円必要だとか、いきなり言われても困る話なのですが、対策について考えてみます

 

まず、生計費の収支を確認することが必要です

 

収入 ≧ 支出 (プラス!余剰資金)

 

これが大前提となります

 

基本的には、月単位で上の公式にあてはまらないと、どこかで家計に無理があることになります

 

できれば、ボーナスで補填するというのも、避けたい

支給されるかはっきり分からないボーナスに頼りすぎるのも、リスクがあると考えます

 

なんとかがんばって、単月での黒字化を目指します

 

この公式を生涯にわたって守ることができれば、

 

つまり現役時代の事業収入・給与や引退後の年金よりも支出を抑えることが可能であれば、突発的な変動要因はさておき、基本的には預貯金ゼロでも生活していけることになります

 

つまり、2,000万円も必要ない

 

月単位でキャッシュをまわす事を考えるのが大切です

 

一時的ならともかく、不足分を毎月のようにローンで補っていると、いつか破綻します

 

危険です

 

収入を増やすことがなかなか難しいとすれば、固定費を見直すことも考えます

 

住居費、食費、教育費、水道光熱費など

 

まず現状を冷静に確認することが大切ですね

 

大丈夫です

打開策は必ずあります

 

 

 

対策②:「投資」を生活に組み入れる

 

できれば、毎月の支出を抑えて余剰資金を確保したい

 

余ったお金を、投資にまわしてみる

 

投資には、勉強が必要です

 

コロナショックで株価は乱高下しています

 

一歩間違えば、この先フリーフォール状態におちいる危険もある

 

 

しかし最終的に、リスク許容度は各々が判断すれば良いと考えます

 

 

極論ですが、

 

仮に投資に失敗して、最悪、原資がゼロになったとしても、あなたはすでに毎月のキャッシュフローについて、問題ないレベルまで生計を見直しているはずなので、破綻することはないはずです

 

生活はまわしていけるはずなのです

 

 

つまり理論的には、復活することが可能です

 

でも、そうならないように、事前の勉強は怠らないようにしましょうね

 

 

 

対策③さらに、ゆとりある老後を送るために

 

おそらく今後、年金支給額は先細りです

 

現状でさえも、老齢基礎年金額 (満額支給として年額780,100円 ) だけでは、生活もままならないというのが実情です

 

さらに支給開始年齢についても、今後どんどん繰り下がっていくはずです

 

仮に生きていくことはできても、果たしてゆとりある生活を送れるかどうか...

 

 

どうすれば、「ゆとりある」老後を送れるのか

 

 

老後の一世帯あたりの平均収入月額は、平均約17万円といわれています

 

一方で、60歳以上の無職世帯の平均支出月額は、約22万円です

 

単月でも、5万円のマイナスです

 

さらに、ゆとりあるセカンドライフを楽しむには、月額平均で約35万円必要とのデータもあります

 

 

やりくりするには、なんとか現役時代に貯めた預貯金や、投資の還元等を、コントロールしながら使っていくしかない

 

 

バランスが必要になるでしょう

 

 

しかしそれでは、不安は完全に消えないのですよね

 

 

理想をいえば、

配当や不動産収入などのインカム収入を持っていると、老後の生活に大きく貢献します

 

 

本当は、これを目指したい

 

 

 

目指すべきかたち

 

僕は思うのですが、

人には死ぬまで、なんらかの収入が必要なのです

 

かつては、公的年金がちゃんとその役目を果たしてきました

 

しかし、その年金が機能不全を起こそうとしているのはご承知の通りです

 

 

となれば、僕たち一人ひとりが、老後も安心できる継続的な収入を確保しなければならない

 

でも、どうやって?

 

投資による収入であっても、労働収入であっても、とにかく定期収入があって、なおかつ手元には、いざというときに使えるストックがある

 

 

これを目指すべきではないでしょうか

 

 

 

今からでは遅い?

本当ですか?

今日という日は、10年後の僕たちにとっては「10年前の今日」ですよね

 

早速考えてみましょう