現状の株式市場、日本株も米株も、そして株式以外の仮想通貨などでも同じですが、今の相場は「頭と尻尾はくれてやれ」の思考でやっていくしかない、そのように感じます。
有識者の間でも見解がバラバラで、しかも極端にバラバラなのが今の市場です。
実際、8月5日の植田ショックとも呼ばれる日経平均4,451円の大暴落から約1か月の9月4日にも、終値で前日比1,600円超の大幅下落となりました。
将来的な大幅上昇を予想するアナリストもいるなか、8月5日前のタイミングを天井と予想し持ち高を全利確するのも非常に難しかった。
暴落を予想し利確することができたとしても、その後仮に上昇した場合には、取り残されるというリスクがあったからです。
高値で売って暴落後の安値で入りなおす。これは、言葉でいうほど簡単なことではない。
かといってこの局面をショートで取るのも難しい。
実際、数日後に株価は全値戻ししました。ここでショートポジションを持っていた投資家は、大変な目にあったでしょう。
青汁王子はこの局面で無一文になりました。決して他人事ではありません。
この局面では、まず生き残ること。多少の損失や取りこぼしなど問題にしないこと。
人生においても、逆風が吹くなかをどれだけ進もうと思っても押し戻されるのがオチです。
青汁王子は今回の損失劇をYoutubeのネタにしましたが、一般人の損失なんてそこらへんにある日常の風景でしかないのです。
いざ追い風が吹き始めたときに全速力で乗れるよう、今はくつひもを縛りなおす時期なのです。