なにか事を始めようとするとき、大体はそれを止めようとしてくる人間が出てくるものです。
その代表格が、他ならぬ「自分」です。
私やあなたがなにかを始めようとするとき、そんなのはやめといたほうが身のためだと、もう一人の自分が止めに入ってくるのです。
そのときの理由は、たいてい相場が決まっています。
「自信がない」
ほぼこれに尽きます。
しかし、なにかを始めようとする人間に、いったいどんな自信が潜在的に備わっているというのでしょうか?
自信がないからやめておこう、とか
自信が付いてから始めよう、とか
多分、これでは一生始められない。
自信というのは自分を信じると書くとおり、自身の背中を後押ししてくれるものですが、
それは実際に始めてみたら上手くいったとか、ちょっと失敗したけど、ここを改善すれば多分上手くいきそうだとか、
そういう経験と実績に基づいたものであるべきで、少なくとも初動の時点で過剰に自信の有無に判断を引きずられるのは良くないと思います。
この場合、大抵の判断が「やめとく」方向に向かうからです。
第一歩を踏もうとするとき、自信の有無にとらわれない。
それよりもむしろ大切にすべきは、何かをやってみたいという自分自身の心の声のような気がします。