本来なら、今ごろ香港経由でクアラルンプールに向かっていたはずでした
しかし今、僕は日本でブログを作成しています
今日は、コロナウイルスによる新型肺炎の影響と、海外渡航の是非に関する判断軸について考えます
海外渡航なんて、とんでもない!と断定的に言い切ろうとは思ってません
自分なりに判断軸を考えてみたいと思います
情報源は「政府情報」
僕の考えでは、
海外渡航に関して、まず一義的に確認するべきは、外務省の「海外安全情報」ではないかと考えています
あわせて、厚生労働省の情報なども確認します
一方、僕たちの周りではテレビやネットのニュースのみならずTwitterなどのSNSやYouTubeなどから様々な情報を得ることができます
時として、これらの情報は非常に鮮度が高く、有益なこともあります
ただし、気を付けなければいけないのは、この情報が必ずしも正しいとは限らないこと
もしくは、随分とバイアスの掛かった情報である可能性があります
これらの情報に頼り過ぎると、正しい判断ができなくなる可能性がある
こと海外渡航に関しては、
やはり、まずすべきなのは、日本政府がアナウンスしている情報を正確に把握することだと思っています
ここを押さえていない人が、意外と多い
海外では、有事の際に生命の保護も含め、日本人を支援してくれるのは結局は日本の政府です
政府の対応云々とか、マスコミとかよく言いますが、そんな話ではない、
と僕は思います
自分と他者の生命と健康に責任が持てるか
これらの公的な情報をもとに、ニュースなどの情報を含め、最終的には自分自身が海外渡航の是非を判断することになります
加えて、今回の場合は、非常に感染力が強いウィルスであるということを考えなければなりません
万が一、家族や周囲に感染が広がったら、
自分が感染源となってしまうことに対し、今の段階から想像力を働かせなければなりません
そもそも意識が高い日本人ですから、マスクやアルコール消毒はもちろん、日本にいても、公共交通機関の利用もできれば避けたいと思っている人が大半ではないでしょうか
そのような状況下で海外行きを決断するというのは相当に勇気が要ることでもあります
すべてに責任が付いてくることになります
拡大一途のコロナウィルス
コロナウイルスの感染拡大は止まる気配を見せません
現在のところ、致死率は高くないと言われています
しかし、感染力は大変強いと考えられています
実際、感染源とされる中国の武漢市では、今なお市そのものが封鎖されています
感染者は現在公表されている数値の、実に10倍以上は存在するとも言われています
経由予定だった香港に関しては、キャリー・ラム行政長官が中国本土からの渡航者についてシャットアウトをアナウンスしています
現在のところでは感染者数は日本よりも少数となっています
マレーシアや、周辺国を見てもフィリピンで初の中国以外での死者が出たものの、感染者数自体は中国と比べれば各国とも少数に留まっています
しかし、コロナウイルスの感染力は非常に強いと言われており、世界中で今後パンデミックも懸念されています
海外渡航か、キャンセルかの判断
海外に渡航するといっても事情は様々でしょう
仕事の都合で、止むに止まれぬ渡航を強いられる場合もあるでしょう
そのような場合の判断は、よりシビアなものになります
たとえ個人的な海外旅行であっても、キャンセルの決断というのはなかなか下せないのが、正直な実情ではないでしょうか?
もしかすると、新婚旅行だった人もいるかもしれない
卒業旅行の時期でもありますね
これは、当事者でなければなかなか分からない
僕個人としては、このような状況に遭遇したのは初めてではないです
あの時の感覚が、今になって思い出されます
途方に暮れる、とはこのことです
香港、マレーシアの現状は?
先ほども触れましたが、香港やマレーシアでは感染者数は少数に抑えられています
香港の人々の、防疫に対する意識も高いと聞きます
一方で、日本の外務省は「感染症危険情報」として、香港を中国本土と同じく、レベル2に指定しています
もしかしたら、中国と言う国家全体を捉えて、香港を含めレベル2と指定されているのかもしれません
マレーシアにはブログ作成中の時点で、感染者危険情報は出ていません
しかしながら僕の判断としては今回の渡航を中止せざるをえませんでした
まとめ : 判断は「現実主義」で考えるべき
今回のような世界の広域にわたる危機的状況の中ではいやがおうにも現実主義で判断せざるをえません
楽観的に物事を解釈し、後で後悔することはしたくない
これが、現時点での僕の考えです
幸い、感染しても死に至る確率は少ないとみられており、医療の発達した日本ではことさら死亡の事例は少ないだろうという意見もあります
ただし、どうなるか誰にも分かりませんので
個々人によって置かれた状況は異なり判断も様々かと思われますが、くれぐれも慎重に対応したいものです