Another skyを探す旅

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「45歳定年制」と「老後2000万円」、そして「FIRE」。突き詰めると気付く「不安の正体」

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最近話題となっている45歳定年制と老後2000万円問題、そしてFIREについて考えます。

突き詰めると、どちらも「不安の正体」に突き当たります。

おそらく、共通する何かです。

 

今日は、それを考えます。

 

 

 

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最近話題となっている「45歳定年制」ですが、サントリーホールディングス新浪剛史社長が唱えたものです

もっとも氏はすぐに、言葉の使い方に説明不足があったとして、発言を訂正しています

 

何かの発言が大きな波紋を呼び、慌ててすぐに「もみ消し」がされようとする

この構図、ありがちなのですが、何か既視感がないでしょうか?

 

「老後2000万円問題」の時と、同じではないですか?

 

世の中の、何か核心を突いた発言。ただし、それは多くの人々が薄々感じていながらも、

いや、そんなはずはないだろう。とばかりに目を向けなかった問題です

 

45歳定年制

 

この議論、なにも今湧いて出た話ではありません。要は、中高年世代のリストラ。そんな話は、バブル崩壊以降多くの企業で実際に遂行されてきたことでもあります

 

島耕作」にも、初芝電産でかつて恩を受けた先輩に対し、涙ながらにリストラを告げるシーンがあります

 

しかし一方で、政府は今年4月に「高年齢者雇用安定法」を改正し、70歳までの就業機会を設けることを努力義務としたばかりです

 

少子高齢化労働人口の減少が確実な日本において、これからは「生涯現役」が当たり前の社会になる。

中高年世代の多くは、老後不安も相まって、むしろ「働きたくなくても働かざるを得ない将来」を想像したのではないでしょうか

 

 

にもかかわらず、今回の新浪氏の発言には多くの人が「ちゃぶ台返し」にも似た印象を受けたのではないか。そんなことを感じます

新浪氏は政府の経済財政諮問会議のメンバーでもあるので、公職にある人です

 

いったい、どうしろというのか?働きたい(働かざるを得ない)、と思っても、これまで勤めた会社からは放り出される

 

ハシゴを外される感覚でしょうかね

 

 

 

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もう、忘れた人もいるでしょうが、2年前に「老後2000万円問題」というのが炎上したのですね

老後は年金で生計を立てていける。はずだったのが、実はそうではないとある日突然通告されたのです

 

これも公的が火元でした。

金融庁の金融審議会の報告が炎上の発端となったのでした

 

年金がヤバい。これも、最近になって言われ始めた話ではありません。

日本の年金制度は「世代間扶養」を前提としています。つまり、若い世代が老後世代を支える。

しかしそれも少子化の問題によって、はたして将来生活していけるだけの所得保障が得られるのだろうかと不安を煽ることになってしまった

 

年金制度は維持される。ただし、支給開始年齢が繰り下がる(つまり、遅くなる)。なので、年金がもらえる年代に達するまでは、「生涯現役」で働かなくてはならない

 

そんな話、でしたよね

 

www.glocal2019.com

 

 

 

 

 

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この2つの問題、何か根っこでつながっている。そんな気がしないでしょうか?

いろんな角度があるとは思いますが、

例えば、「働く」といった切り口から考えてみる

 

定年と、年金。働くこと、お金を稼ぐこと。離職しても、生活を維持できればいいのですが、そうもいかない

なので、この2つの問題を前にして、多くの人は慌てるのですね

 

 

 

 

 

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昨今、欧米のみならず日本でも話題となりつつある「FIRE」ムーブメントですが、これも働く、稼ぐという問題と根っこでつながっています

 

FIREとはなにか?

Financial 

Independence

Retire

Early

 

経済的自立を達成し、早期に退職するということですが、中高年世代のみならず20代でもFIREを本気で目指す人が増えています

 

このFIRE議論、とかく会社を辞める辞めないの議論に終始しがちなのですが、しかし何より大切となるのは「経済的自立」を達成しているか。そこなのではないか?

これは必要条件です

 

弊ブログでも度々触れるのですが、人はいかにして生きていくか?

我々が、日本でも海外でも、人間社会で生きている限り何らかの経済活動をせずにはいられません

家賃を払ったり、電気代を払ったり、携帯もタダでは使えません

となると、日々の(あるいは毎月の)支払いと、それを充当できるだけの収入のバランスが取れているはずで、そうでなければ早晩破綻してしまいます。

誰もが、意識するしないに関わらず、キャッシュフローの問題を無視することができないのです

 

 

www.glocal2019.com

 

 

逆説的ですが、キャッシュフローさえ充足できれば、FIREしようが、45歳で定年退職しようが、老後に遊んで暮らそうが、経済的には対応できるはず

 

FIRE議論や、定年退職後の議論では、会社を辞めて暇なのが苦痛だとか、社会的に自分が無価値に感じるとか、いろいろ言われますが、そういうのはもしかしたら「二の次」の議論なのかも知れませんよ

そういう人は働けばいい。嫌なら自分の好きなことをしてればいい

 

多くの人は、もっとキャッシュフローに目を向けるべき

 

そう思っています

 

もっと言えばですが、

早まる定年に備え、資格を取ろうとかいう議論もあるでしょうが、あまり資格を過信しないほうがいい

年齢を重ねるにつれ、自らが保持する「労働資産」は目減りしていく。自分ではそう思っていなくても、多くの会社ではやはり、その人の年齢をみますよね

再就職の選考時に、年齢でバッサリということも、ふつうですね

中途半端な資格くらいで、なんのビジネスができますかね?できるのならば、自分だけでやる方がリワードが大きい気がする

 

 

やはり歳を取るにつれ、金融資産をうまく活かすか、そういったことを無視できなくなってくる

 

暴論かも知れませんが、

「大人」になるということは、「経済的に自立」している。ということなのかもしれません。

何が起こっても、自分にとって好ましい選択肢を準備できる。

それが出来ているのが「大人」で、その点がまだ準備不足だと、本当の大人とはいえないのかもしれない。残酷ですがね

 

日本は、本当の大人が少ない国なのですよ、多分ね。

そして、会社も、日本社会自体も大人ではないのでしょうね。

偉そうに言いますがね

 

しかしですが、今回の45歳定年制も、老後2000万円もそうです。我々は物事の核心から目を背けるように仕向けられていますよ

 

果ては全員、茹でガエルです

 

もうみんなコロナ騒動でも分かったでしょう?

 

これからもっと、はっきりしますよ