上場企業も当然ですが、未上場企業や中小企業でもなおさら、経営者にとって経費の削減は永遠のテーマです。
経営者であれば、経費のなかでも最も重い人件費を削りたいと思うのは当然です。
ここを怠ると、株主から経営者失格の烙印を押されかねません。
一方で、
企業業績はひたすら上げたい。
結局のところ、営利企業である以上は成果主義から逃れることはできません。
それどころか、件のビッグモーターのようにモラルハザードを起こしてまで利潤の追求に走ってしまう企業もあります。
ここまで見ていただくと分かりますが、人件費の削減と成果主義の追求。ここで苦しむことになるのは働き手であることは明白です。
今、この部分が完全に制度疲労を起こしている。
こんなことはどこかの会社の特殊な問題ではなく、おそらくほぼ全ての会社に内在する問題なのです。
そうは言ってもどうにもならない。
そう言って長年、見て見ぬ振りをしてやり過ごしてきた、
そのツケも残念ながら、働き手に戻ってくることも忘れてはいけません。