このブログでは月曜日に投資の話をしています。
あくまで個人の見解に過ぎないので、ご自身の投資は自己判断でお願いします。
この記事を書いているのが3月11日。土曜日です。
いうまでもなく、東日本大震災の日ですね。
今日のWBCには佐々木朗希投手が先発予定の様ですが、彼も地元岩手で震災に遭い、父と祖父母を亡くしています。
家族の命日に世界の舞台で投げる。それも運命というものでしょう。
震災があったのは2011年。投資をやっていた人間なら、この日のことをある意味苦い心境で思い出すでしょう。震災によって日本株が大暴落。しかしこれは後に、ヘッジファンドによる売り浴びせだったことが分かります。
沿海を襲った大津波に加え、被災の状況が分かるにつれ東京電力福島第一原発の惨状が明らかになります。
日本人の多くが悲痛な心境にあるタイミングを狙った投機筋の動きでした。
いま、足元では株式も仮想通貨も下落しています。
昨日は米国のシリコンバレー・バンクが経営破綻。インフレ再燃が不安視される状況に火を注ぐ結果になっています。
個人的には、今の相場に不用意に近づこうとは思っていません。
それはこれまでのブログ記事に書いてきました。
専業トレーダーでもこの局面を読み切れる人は少ない。それくらい難しい環境だと思います。
立ち向かうには強い信念が必要です。
今朝、先週のブログにも書いた青汁王子こと三崎優太さんと大口トレーダーで知られるテスタさんのYouTube動画が配信されていました。
そこで三崎さんが言っていたのは、ある程度のロット、投資額を張らないとアドレナリンが出ない。
それがビットコインにレバ40億円ロングという行動になるらしい。
三崎さんは実業で稼いでいるので、その金を何に使おうが失おうが、それは個人の自由です。
ただその話を聞いて感じたのは、一般の個人投資家がマネをすればかなりの確率で痛い目を見るだろうということです。
どういうことか?
投資というのは、アドレナリンが出る出ないの高い刺激下で行うと、高い確率で損失を被ります。
そういう投資家は少なからず存在しますが、しかしそれはギャンブルの興奮状態と大差ありません。
そういう投資は、始末の悪いことに依存を伴います。投資依存症になってしまうのです。
自分はそうならない。思っていても、メンタルコントロールはかなり難しいものです。俗にいうポジポジ病もこの一種です。
つまり、いつもポジションを持っていないと落ち着かないのです。
株であれ仮想通貨であれ、トレードをやるからには自分が依存に陥らないように、常に他者の視点を持つことが必要です。
自分を別の自分が冷静に見ていられないと、引き際を見失います。
もっと言えば、
たとえ勝っていても負けていても脳が過剰に興奮しない。
そのぐらいの金額で回していかないと自滅するのは明白です。
特に仮想通貨の世界では、規模の小さい新規のアルトコインに大きく投資する人が意外と多い。
一発当てるという発想です。
そういう投資もやるなとは言いませんが、何をおいても自分自身をコントロールできる範疇で行わなければなりません。
ギャンブルでもそうですが、最初にビギナーズラックで大勝ちした人に、自滅する傾向が多いように思います。
最初に過度な刺激を知ってしまったからです。
投資で生き延びるというのは、行きつくところどこまで自分を保てるか。これに尽きる気がします。