Another skyを探す旅

激変する世界を生きるヒント。それは自分の足元にある

TMVは手仕舞い。ピボット相場とは距離を取る。次に向かって考えること。

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一週間の個人的な投資の振り返りをします。

ご自身の投資は、自己責任にてお願いします。

 

個人的には、保有していたTMV(米国長期債ベアETF)、日本債券ベアファンドを売却。

ちょっと少しの間、投資と距離を取って、次を考えたいと思いました。

 

 

 

 

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一週間のニュースですが、

個人的には特に大きく印象に残ったものはありません。

 

先月の米国CPI、消費者物価指数が市場予測値より低い7.7%となったことを機に、FRB金利引き上げペースを見直すのではないかという推測が拡がりました。

 

実際、パウエル議長のスピーチでも、タカ派発言に構えていた投資家の予想に反し、ハト派に軟化したのかと捉えられるような発言。

 

この頃から米国の長期金利は4.2%をピークに3.4%台にまで下がりました。

1ドル152円まで上がっていた米ドルも、一時132円にまで下落。

 

相場の空気感が変わってきました。

 

ただし、

本当に米国の、いや世界的なインフレは止まったのかと言えば、まだ懐疑的な見方が多いのも事実。

 

「ピボット」つまり、FRB金利政策はが転換点に達した。そのような見方が広がり、事実12月のFOMCではこれまでのFFレート引き上げ幅75bpから50bpに下げるのではという見方が大勢になりつつあります。

 

繰り返しますが、

個人的にも、これでインフレが落ち着くのかは懐疑的です。

 

金利が上げ止まらないと判断されるや、長期金利が再度上昇に転じる可能性は十分あると考えます。

 

しかし、個人としては一旦TMVから離れます。

今後、TMVを買い直すか否かも含め、しばらく状況を静観します。

 

一方で、SP500の3倍ベアファンドであるSPXSは保有継続です。

今後、米国株の下落可能性を注視します。

 

個人的に、今のところ

米国株の下落局面。

仮想通貨の一段安。

ドル円の一段安。

 

これを注視します。

 

これから来年、もしくは再来年にかけて、本当の大底が来るかもしれない。

それは、チャートでいえば、鋭角または鈍角状の動きに限らず、むしろ一定の時間を掛けたすり鉢状の下落チャートを描く可能性もあると想像します。

 

2022年は、TMVなどを通じた数百万円から1千万円程度の値動きを当ブログで紹介してきましたが、

この次の投資となると、投資額の桁を上げざるを得ないと考えています。

 

 

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保有していたTMV、および日本債券ベアファンドですが、

TMVについては以前に利確した分も含め最終的に、350万円くらいの利益になりました。

一方の日本債券ベアは8万円の損切りになりました。

 

投資原資は、TMVが350万円。日本債券は150万円でした。

 

 

www.glocal2019.com

 

 

TMVの動きを追いかけ、またブログの記事作成を通じて週ごとに振り返りの機会を得たことで、米国のインフレ。また長期金利についてすごく勉強になりました。

 

これまで投資活動をしてきたなかで、ここまで金利、債券について考えたことはなかった。

 

昨年までの数年は仮想通貨投資を中心にやってきましたが、米国債を投資対象に1年間動きを追いかけたというのは、自分としては良いチャレンジになったと感じています。

 

 

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今現在、投資のポジションを取るのはすごく難しいと思います。

 

超短期的に、

CPIなどの米国の指標や、パウエル議長、連銀の総裁、さらにはウォールストリート・ジャーナルのFEDウォッチャーであるニック・ティミラオスなどのたった一人の一挙手一投足や推測によって、おおきく動く相場です。

 

うかつなポジション取りが、命取りになりかねない。それが今の相場だと思います。

 

再度入るにしても、一回休憩します。

 

このブログでも再三言ってきた、自分に言い聞かせてきたのが「負けない投資」です。

今年、個人的に大勝ちしたわけではありませんが、また今年勝ち越せた投資家も、多くはないと思います。長期投資家も含め、多くの投資家が評価額を目減りさせた一年だったとは思いますが、

 

もしこの先も投資しようと考えるのであれば、

いつか遠からずビッグチャンスが来るかもしれない。その時にチャレンジできるだけの余力を残せただけでも、

今年は良しとしなければならないのかも知れません。