「暗号資産(仮想通貨)」は、子どもに聞かれて困る、
つまり自分が内容を理解していないため、子どもに聞かれても答えられない
突然、何のことか?
2021年9月11日の日本経済新聞(NIKKEIプラス1)に掲載された、「子どもに聞かれて困る金融用語」の第2位が、暗号資産(仮想通貨)」なのだそうです
ちなみに、第1位は、「FX」らしい
つまりは、ビットコインをはじめとする仮想通貨について、日常的になじみがない。故に、子どもに聞かれても答えられないということでしょう
自分が初めてビットコインを買ったのが2017年の春なので、今から4年以上前になります
その当時はたしかに、海のモノとも山のモノとも知れない扱いをされていたのは事実です
しかし、あれから随分と時間が経ちました
今日において、好むと好まざるとはあるにせよ、投資ポートフォリオの一部分に仮想通貨を組み入れる個人投資家が確実に増えているのは事実です
時価総額が大きいビットコインも、2017年春は10万円に満たなかったのが、現在では約500万円。足元で価格は流動的になってはいます。しかし、4年前とは隔世の感があります
世界的な投資家として知られる一人に、Ray Dalio、レイ・ダリオ氏がいます
彼は従前、仮想通貨を嫌いなことで知られていました
そのレイ・ダリオが、今では、
と明言しています
(Bloomberg 5.25.2021)
知っている人もいるでしょうが、レイ・ダリオとは、かつて債券のトレードで名を馳せた人物です
時間は、我々が思うよりも早く進んでいる
これまでの常識に囚われて、知らないうちに取り残される
日本円は、2024年に新紙幣への切り替えが予定されています
日本の紙幣製造技術は、世界トップレベルといわれています
ただ、話が違うと言われそうですが、
これまで日本企業が世界をリードしていた技術が、いまガラパゴス化しています
世界が日本の常識をleapfrog、一足飛びで追い越そうとしている。そのような時代に、我々個人の情報レベルまでカエル飛びされてしまっては、まずい
ただでさえ、日本人は金融リテラシーが低いといわれる国民です
日本円は、イージーマネーなのかという問い
日本人が、イージーマネーの罠に嵌ってしまうのではないかという危惧
将来インフレ化するかもしれない。そんな日本円だけで、この先を戦えるはずもない
本当にそんなことを考えています