Another skyを探す旅

激変する世界を生きるヒント。それは自分の足元にある

マイケル・バーリのtweet。投資の風向きは変わったのか?仮想通貨、株式の動きと投資行動

f:id:Kicks2018:20230402072137j:image

月曜日は投資系の記事をデフォルトとしています。

 

ご自身の投資は自己判断、自己責任でお願いします。

 

つい先週までシリコンバレー銀行だ、クレディスイスだと騒いでいたくせに、今市場のムードはヤマを越えたという楽観ムードすら感じます。

 

あまりに節操がなさ過ぎる笑

 

「人類史上最悪の経済危機」が、こうもあっさり回避できるものなのか?

 

 

 

f:id:Kicks2018:20230402072540p:image

 

足もと、上昇継続のビットコインはもとより米国株、日本株の調子も戻りつつあります。

理由は?

 

前述のとおり、市場には危機を通り越えたという一服感があるらしい。

 

破綻したシリコンバレー銀行。

財務内容が悪かったわけではなく、SNSの拡散で起きた取り付け騒ぎが発端だった。つまり、シリコンバレー銀行は悪くなかった。言ってみれば事故みたいなもの。

 

そんな意見すら出てきました。

 

マイケル・バーリ。

I was wrong to say sell.

 

つまり、「売り」は失敗だった。

マイケル・バーリといえば、「マネー・ショート」でも有名な投資家で、リーマンショックを予見したことで知られています。

 

 

 

その彼が、相場の読みを見誤ったと報じたのがブルームバーグ

 

喉元過ぎればではないが、世の中あまりに節操がなさ過ぎでは?

 

そんな感想を持った1週間でした。

 

 

 

f:id:Kicks2018:20230402072553p:image

 

個人の投資として、方針は全く変えていません。

 

今はとにかくノーポジ。

買いもしなければ、売りもしない。

あるのは少しのゴールドだけ。

 

世界のマネーは再びオーバーサプライに向かうのか?

しかしそこに横たわるのは、インフレの問題です。

 

FRBは依然、厳しい立ち位置に置かれていると感じます。

金利を上げれば第二、第三の銀行破綻を招きかねません。

しかし金利を下げれば、ふたたび米国は高インフレに見舞われるでしょう。

 

前門の虎、後門の狼ではありませんが、出口を見出すのは容易ではありません。

 

投資方針というのは、短期なのか長期目線なのか時間軸によっても行動が真逆になるのはよくあることです。

 

I was wrong to say sell.

マイケル・バーリの真意がどこにあるのか、これから見極めていきたいと思います。

 

何かを始める季節。ひとつだけ気を付けること。

日本では一年の区切りが4月ということも多いです。
多くの学校や会社は、4月が年度の初めです。

年度替わりを機会に、新しい何かに挑戦しようという人、注意したほうがいい。

何を?
始める時に、自分以外の誰かに相談するときは注意が必要です。

自分の背中を押してくれるならまだしも、
やめとけ。
そう言われることも往々にあります。

何を基準にやめとけなどというのかは分かりませんが、最悪なのは本当にやめてしまうこと。

人にはそれぞれ自分のモノサシがある。しかし、それが他人にも当てはまる決まりもないわけです。

結局のところ、
やるかやらないかは自分が腹落ちするかどうかで決める。

頼るのは自分の直感だけで十分です。

51対49なのだとしたら、シーソーが下がる方に賭けてみたらいい。

仮に失敗したとしても、それは自分にとって必要なプロセスだった。通るべき道だった。それだけのことです。

投資予想がメチャクチャなことに。混乱の始まりなのか?

f:id:Kicks2018:20230326150246j:image

 

毎週月曜日は投資の振り返りをやっています。

あくまで個人の見解です。投資は自己判断でお願いします。

 

米シルバーゲート、シリコンバレーに次いでスイスの二大銀行の一角であるクレディスイスが破綻危機に陥りました。

結局はおなじくスイスのUBSに身売りすることで一旦の収束とはなりそうですが、もともとクレディスイス自己資本比率が14%とされた銀行で、規模感も世界30位内に入ります。

国際基準であるバーゼル規制を定めるのはBIS、国際決済銀行のお膝元スイスで起こった話です。

 

ことはクレディスイスにとどまらず、米ファーストリパブリック、そして10年以上前から噂がくすぶり続けてきたドイチェにも飛び火しそうな勢いです。

 

両行とも株価の下落が止まりません。

 

この問題、収束どころか混乱の始まりでは?

そのような意見が日増しに増えています。

 

個人的にも、この程度で波乱が収まらないという意見に賛成です。

世界的な金融クラッシュが現実視し始めています。

火の粉は西側との対立軸に位置するBRICs、特に中国への飛び火は不可避と感じます。

 

 

 

f:id:Kicks2018:20230326150748p:image

ゴールド価格が高騰しています。

 

ドル建て、円建ても史上最高値圏にあります。

しかし金融市場の混乱が起こった場合、金価格もこの程度の水準では収まらないかも知れない。

 

株などとともに、一旦の暴落局面があるかもしれないが、結果的には上昇一辺倒の可能性も想定します。

2023.3.26の日経新聞にも出ていましたが、まああらためて言うまでもなく今、金の現物保有を進めているのがロシア中国です。

 

1885年のプラザ合意以降、金本位から信用通貨制度に移行し今に至る西側はじめ諸国は、レバレッジによって経済規模の拡大を続けました。

それが風船を膨らませるようなものと例えるなら、割れた後の風船には何も入っていなかった。そのことに世界があらためて目を向けさせられる瞬間も近いかも知れません。

 

世に言われるグレートリセットとは、結局のところこれを指すのか。よく分かりません。

 

 

f:id:Kicks2018:20230326150804p:image

個人的な投資について、キャッシュ比率が相当に高い状況です。

その他、現物のゴールド、イギリスの記念貨、まあ目ぼしいのはその程度です。

 

高騰しているビットコインですら、今は保有を見合わせています。

ビットコインでは2021年に利益を出すことができましたが、これからは過去のような投資手法を取るつもりはありません。

 

今後、個人としてそこまでリスクをとりに行くフェーズは終わったと考えていて、大きくリスクを取る投資に振り切らなくてもやっていけると考えています。

 

なので、仮にビットコインに再び資金を投じるにしろ、このブログでも書きましたが、大底を取りにいかなくてもいいとも考えています。

 

1BTCが1億円という声もあるようですが、個人的にそんなことは少なくとも簡単にはないと考えていますが、

仮に1億円まで行くとするなら、その過程での50万や100万円に大した差異を感じません。

 

今、SNS上でも各人の投資予測は千差万別。メチャクチャな状況です。

 

しかし、

自分として、2022年初頭からこのブログにも書いてきた、あらゆる資産クラスの長期下落トレンドは継続とみています。

 

それが反転する兆しが見えた時には、大きく行動を変えます。

 

ビットコインの歴史的瞬間に立ち会っている。

毎週月曜日は、投資について書いています。
ご自身の投資については自己責任にてお願いします。

今大きな問題に発展している米国の銀行破綻と、ビットコインについて書いてみます。



シリコンバレー銀行が破綻したのが3月10日。
その前日には仮想通貨取引を主業とするシルバーゲートの経営縮小。そしてシリコンバレーに次いでシグネチャー銀行も破綻を公表。
今、火の手は世界6位のクレディスイスに移っている。

短期間で世界の金融環境が目まぐるしく動いています。

米国では中小規模行からビッグ4と呼ばれる大手行に預金移動が起こっています。


一応、米政府は預金の全額保護を表明したものの、破綻の連鎖が起きると同様の対応が保全されない。

そのような思惑もあっての顧客の動きでしょう。自分の身に置き換えて考えれば、当然の心理だと思います。

また一方で、今回の預金者、投資家の動きで顕著になったのが安全資産への避難。この試みがなされたということです。

具体的にはゴールドへのシフト。ゴールドは日本円で史上最高値となる9,000円を超えました。

さらに値を上げたのがビットコインです。

個人的に、この動きを注視しています。

今まで散々、リスクオフ資産と煽られながら値を大きく崩したビットコイン
それが今回は逆相関の動きを見せたのです。

その動きが本物なのか、いつも通りフェイクなのか。そこを見極めていきます。



ビットコインは長年、得体の知れないもの、怪しいもの、詐欺。などと散々な言われようをしてきました。

しかし資産規模は拡大し続けています。

もともとボラティリティは大きいのですが、5年前は10万円で買えたビットコインが、暴落中と言われる今でも、日本円で330万円です。

前述の、ビットコインは安全資産になったのか否か?

安全はともかく、投資対象と認識される素地は徐々に整いつつあるとは思います。

ビットコインにとって大切なのは、極論を言えば、安全かどうかもそうなのですが、とにかく資産クラスとして認知されるか。実際に投資対象と見なされるのか、ここ次第です。


スタンフォード大学のエベレット・ロジャース教授が提唱した「イノベーター理論」というものがあります。

ビットコインに限らないのですが、革新的技術がこの世に普及するプロセスを5段階に分類します。

早く適応した人から順に5タイプに分かれていて、


①イノベーター 2.5%
アーリーアダプター 13.5%
③アーリーマジョリティ 34%
④レイトマジョリティ 34%
⑤ラガート 16%

となります。

直近でビットコインは2017年、そして2020年に大相場を迎えました。

半減期と呼ばれるビットコイン独特の生成サイクルによって、価格が大きく動くタイミングがあるのです。

これからビットコイン投資を始める人は、どのタイプに当てはまるか?

すでに①、②の段階は過ぎつつあるというのが実感です。

②から③に掛けての移行期といったところか。この、②と③の間には大きな崖つまりキャズムがあると考えられます。

今、周りを見てもビットコイン投資をしている人はまだ少数派でしょう。

しかし、
かつてiPhoneが世界のモバイルのスタンダードになったように、ビットコインが世界で当たり前の資産クラスと認知されたとき、歴史に残るほどの資金移動が起こるかも知れない。

その答えは、多分遠からず出ます。

投資で自滅する人には共通点がある。それを知れば生き延びられる。

このブログでは月曜日に投資の話をしています。
あくまで個人の見解に過ぎないので、ご自身の投資は自己判断でお願いします。

この記事を書いているのが3月11日。土曜日です。
いうまでもなく、東日本大震災の日ですね。

今日のWBCには佐々木朗希投手が先発予定の様ですが、彼も地元岩手で震災に遭い、父と祖父母を亡くしています。
家族の命日に世界の舞台で投げる。それも運命というものでしょう。

震災があったのは2011年。投資をやっていた人間なら、この日のことをある意味苦い心境で思い出すでしょう。震災によって日本株が大暴落。しかしこれは後に、ヘッジファンドによる売り浴びせだったことが分かります。

沿海を襲った大津波に加え、被災の状況が分かるにつれ東京電力福島第一原発の惨状が明らかになります。

日本人の多くが悲痛な心境にあるタイミングを狙った投機筋の動きでした。



いま、足元では株式も仮想通貨も下落しています。
昨日は米国のシリコンバレー・バンクが経営破綻。インフレ再燃が不安視される状況に火を注ぐ結果になっています。

個人的には、今の相場に不用意に近づこうとは思っていません。
それはこれまでのブログ記事に書いてきました。

専業トレーダーでもこの局面を読み切れる人は少ない。それくらい難しい環境だと思います。
立ち向かうには強い信念が必要です。


今朝、先週のブログにも書いた青汁王子こと三崎優太さんと大口トレーダーで知られるテスタさんのYouTube動画が配信されていました。

www.glocal2019.com


そこで三崎さんが言っていたのは、ある程度のロット、投資額を張らないとアドレナリンが出ない。
それがビットコインにレバ40億円ロングという行動になるらしい。

三崎さんは実業で稼いでいるので、その金を何に使おうが失おうが、それは個人の自由です。


ただその話を聞いて感じたのは、一般の個人投資家がマネをすればかなりの確率で痛い目を見るだろうということです。

どういうことか?

投資というのは、アドレナリンが出る出ないの高い刺激下で行うと、高い確率で損失を被ります。
そういう投資家は少なからず存在しますが、しかしそれはギャンブルの興奮状態と大差ありません。

そういう投資は、始末の悪いことに依存を伴います。投資依存症になってしまうのです。
自分はそうならない。思っていても、メンタルコントロールはかなり難しいものです。俗にいうポジポジ病もこの一種です。

つまり、いつもポジションを持っていないと落ち着かないのです。

株であれ仮想通貨であれ、トレードをやるからには自分が依存に陥らないように、常に他者の視点を持つことが必要です。
自分を別の自分が冷静に見ていられないと、引き際を見失います。


もっと言えば、
たとえ勝っていても負けていても脳が過剰に興奮しない。

そのぐらいの金額で回していかないと自滅するのは明白です。

特に仮想通貨の世界では、規模の小さい新規のアルトコインに大きく投資する人が意外と多い。
一発当てるという発想です。

そういう投資もやるなとは言いませんが、何をおいても自分自身をコントロールできる範疇で行わなければなりません。

ギャンブルでもそうですが、最初にビギナーズラックで大勝ちした人に、自滅する傾向が多いように思います。

最初に過度な刺激を知ってしまったからです。

投資で生き延びるというのは、行きつくところどこまで自分を保てるか。これに尽きる気がします。

僕らが目指すべきはただひとつ 「シンプル」であることに尽きる

f:id:Kicks2018:20190914125040j:image

 

僕らが目指すのは、たったひとつです

 

それは「シンプル」であることです

 

 

以下引用

 

「フォーカスとシンプル」これが私のマントラのひとつだ

 

シンプルは複雑よりも難しい。思考をクリアにしてシンプルにするためには、努力が必要だからだ

 

 

スティーブ・ジョブズ

 

 

 

僕らは、あらゆる「複雑さ」に囲まれて生きています

 

複雑であることが便利かのように錯覚することすらある

 

それこそが答えだと

 

だから、多くの人が複雑であることに満足している

 

 

けど

 

物事について考え、悩み

ひとつひとつ目の前を覆っている薄皮をはがしていく

 

 

その先に見ることができるのは、

きっとシンプルで美しい最適解ではないかと思うのです

 

 

「雑草」が知るブルーオーシャン これからの生存戦略を考える

f:id:Kicks2018:20210123185107j:image

これからは、雑草のように生きることを意識する

 

それが、「生きやすさ」につながるかも知れません

 

 

雑草は、じゃま者扱いされる存在です。

しかし、世の中に「雑草」などという植物分類などなく、要するに人間にとって必要ないとされた草を総称して雑草と呼ぶ

 

 

人間に栽培されるでもなく、自らが置かれた環境にうまく適応して成長していく。

コロナ以降現在に至るまで、混沌としてきた時代にあって、このような生き方こそが求められるのではないか

 

そんなことを考えます

 

 

今日は、静岡大学の稲垣栄洋先生の著書「雑草という戦略」をヒントに考えてみます

 

 

 

 

f:id:Kicks2018:20210123185706j:image

 

雑草というのは、自分の置かれた環境によって成長の仕方を合わせる。なので、一概に図鑑どおりに育つわけではないらしい

 

植物の世界というのは、人間から一見すると、調和のとれた美しい世界のように感じます。しかし、裏では激しい生存競争にさらされている

 

優勝劣敗の過酷な世界なのです

 

そういう意味では、雑草というのは、環境適応力にすぐれたポテンシャルを持っている

 

ではなにが「優」で、なにが「劣」なのか?

 

植物が持つ強さには、いろんな切り口がある。正論だけでは通用しない世界があるでしょう

 

ただ言えるのは、厳しい環境変化に対し、いかに柔軟に適応していくかといったことがひとつ大切な「強さ」になる

 

それがアスファルトやレンガブロックのせまい隙間のような、ニッチな世界であってもです

 

それが、雑草の生存戦略なのです

 

 

 

 

f:id:Kicks2018:20210123185717j:image

 

雑草の、このような戦略をCSR戦略と呼ぶらしい

 

といっても、Corporate Social Responsibility、社会的責任の意味ではありません

 

Competitive(競争)、Stress tolerance(ストレス耐性)、Ruderal(適応力)

 

置かれた環境が激変すればするほど、適応力を持つ雑草にとっては有利にはたらきます

 

「弱者」としての雑草にも、チャンスがあるということです

 

人間だれしも、大きな変化に直面するのは不安になるし、恐怖を感じるものです。

しかし、考えてみると、コロナ禍以降というのは、これまで「勝ち組」とされた組織や個人が思うように力を発揮できない時代でもあります

 

そんななかにあって、これまで日の目を見なかった者にとっては、もしかするとチャンスが訪れているのかもしれない。気付いていないのは本人だけかしれません

 

一歩が小さくても、チャレンジを続ける。失敗も重ねながら、自分の歩く道を柔軟に選ぶ

 

はたから見ればアスファルトやレンガブロックの隙間ていどのものであったとしても、実はそれが未来につながるブルーオーシャンだったということもあり得ます

 

時分の置かれている状況を冷静に分析しつつ、小さなチャレンジを続ける

 

なんとか、せまい隙間に根が張れないものか。そこにトライしてみることが大切なのかも知れません

 

「勝ち組」たちが決して目指そうとしない世界を知っているのは、気付いたら自分だけだった

 

 

 

f:id:Kicks2018:20210123185733j:image

 

今、多くの日本企業が世界間競争に劣後しはじめている。それは、なぜなのでしょう?

クリエイティビティやスピード感の欠如でしょうか

 

コロナウイルスは、日本の良い面も、悪い面も浮き彫りにしました

日本は結局、IT後進国だったなどといわれるように、問題点も顕在化しました

 

自分の軸足を明確に決めて、時代の流れに柔軟に適応する。企業よりも、むしろ個人のほうがスピード感をもって動きやすいかもしれません

 

そういう意味では、これから個の力がものを言う時代になっていくのかもしれません