個人的な投資の振り返りをします
今後の相場見通しをめぐっては、人によって見解が様々です。方向性が見通しにくいと感じます
なんといっても、7月14日に発表された米国のCPI(消費者物価指数)ですが、
6月の指数が事前予想(前年同月比8.8%)を大きく上回り、9.1%となったことが驚きをもって受け止められました
特に、エネルギー関連分野の物価上昇が止まらず、27日に開催されるFOMCでの政策金利について、これまでの予想0.75%にとどまらず1.00%の上昇も想定されるにいたっています
物価上昇については、人によって見解が分かれます
物価はそろそろ下落トレンドに転換するという人。一方で、まだ上昇が続くと考える人
ここの判断如何で、投資行動も大きく変わってきます
個人的には、まだ米国の物価上昇は止まらないのではないかと考えています
(ここの予想はかなりナイーブなので、随時判断していきます)
物価上昇が止まらないということは、金利の上昇も止まらないということになるかと思いますし、日本の金利が上がらないこともあるので、ドル円については引き続き円安ドル高に振れてくるだろうと考えます
現在保有のTMV、日本債券ベアファンド、ドル資産についてはホールドでまったく動かしていません
米国株ETFでSPXS(Direxion ポートフォリオS&P500 ベア3倍)を少しだけ買った程度ですかね
いつ売却するかは分かりませんが、現時点ではホールドのままです
今年に入って、キャッシュポジションが依然高い比率のまま推移しています
自分が投資依存症なのか(苦笑)、キャッシュで置いておくというのも、それなりに意志の力が必要になると感じています
しかし今、何をどう考えても米国株、日本株、仮想通貨、コモディティ等のリスク資産をロングで買いたいという意欲がまったく湧きません
円安が進み、また安倍さんの件もあったりで、今、「日本ダメダメ論」が以前にも増して高まっているように感じます
なぜなのか?
失われた〇年と言われ、もう30年が経ちます。その間、給与所得者の賃金は上がらず、企業は海外への直接投資を進め、稼いだ利益を内部留保してきました
働き方も、正社員から派遣、パート社員の割合が増加し、結局のところ賃金が上昇しない社会システムが浸透してしまいました
世界は、特に日本は金融緩和の名のもとに資金供給比率を高め、2021年まで続くバブル相場を作りました。そして、これは世界で貧富の格差を拡げることになりました
そのバブルが崩壊寸前なのが今の局面です
日本円はもちろんですが、世界中のフィアット(法定通貨)の価値が目減りしています
なので、本来なら、減価していくキャッシュで維持していること自体正しいのかという議論になるのですが、しかし個人的にはかねてから言っている通り、暴落が近いと思っています
今は、そこに向けてのシミュレーションをするのが精一杯という感じなのです
本当に難しい局面です。無理をせず頑張っていきましょう
いまゲームオーバーになっていては、元も子もありませんから