Another skyを探す旅

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長期金利の上昇が株安を引き起こす。激震前夜。

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毎週月曜日は、投資に関する個人的な考えについて書いています。

ご自身の投資については自己責任にてお願いします。

 

米国株の株価が大きく崩れ、日本株も下落をみせました。

ドル円も一時は150円台に入りました。

 

これらの原因は、米長期金利の上昇といわれています。

今や5%台にまで上昇したFFレートが背景となり、ドルMMFへの資金流入が加速しています。

まあ、もっともなことでしょう。リスクを取って運用するより、また長期債を買うよりも、超短期のMMFにでも入れておいた方がよっぽど安全で利回りもとれる。

 

なぜこんなことが起こっているのか?

 

それもこれも、コロナショック以降の米国(のみならず世界的な)の金融バラマキの帰結なのです。

 

お金をばらまき過ぎて、インフレが止まらなくなったものだから否が応でも引き締めせざるを得ない。

 

しかし問題はそれだけではありません。

なにより米国には財政悪化リスクという慢性的かつかなりヤバい問題があります。そもそも米国債を乱発して、財政が保てるのか?そんな懸念が拭えません。

 

さらに、SDGsのような、これまでの産業構造の転換を迫るようなコンセプトの広がりや、先進国対BRICsのような新たな対立軸が顕在化したことによって、これまでのグローバリゼーションの名のもとにコスト重視で構築されたサプライチェーンが機能しなくなっています。

 

実は、それに輪を掛けてマズいのが日本の財政なのですが、まあ何かあれば米国も日本も一蓮托生でしょう。

 

危ない空気感がいよいよ広がってきた。そんな感じも受けますが、個人的な投資においても、現状は上手く立ち回れているとは感じません。

 

そもそもキャッシュポジションを高めにしていたので、株の大幅下落に対してはほぼ無傷です。

仮想通貨、ビットコインについてはポジションを取っていますが、それとてまだ全力で入っているわけではありません。

ビットコインは夏以降、レンジ内で上下を繰り返している印象です。ただ、今回の株の下落には大きな反応を示しているようには見えません。

ゴールドは現物中心に放置。

いつかのための勉強と思って、今年に入って不動産をいろいろ見て回っていますが、具体的に何か買ったわけでもありません。

コロナが5類に以降してからというもの、やった投資といえば「自己投資」と称してジムに行くのを再開したくらいでしょうか

 

しかし、今の空気感と似たような感覚を以前にも感じたことがあるのですよね、個人的に。

 

リーマンショックというのは、2008年の9月15日。実はその1年前にBNPパリバが傘下のミューチュアルファンドを凍結したという、パリバショックなるものが存在するのです。

2007年8月9日のことです。

 

当時の時間軸からすれば、今はもうすでに2007年から2008年に移ってしまっている。

そんな感覚を個人的に感じますけどね。

 

今の株価下落、こんなかわいいものでは済まないかもしれません。

誰にも分かりませんけどね。