一週間の投資の振り返りをします。このブログでは、月曜日のデフォルトになっています。
ご自身の投資は、自己責任にてお願いします。
個人的な投資については、いつも通り?と言うのもどうかと思いますが、ノーポジのまま動きなしです。
日本株の値動きが好調です。
日経平均株価が3万円を超えたかと思いきや、バブル後の最高値を記録してきました。
ネット証券では、新規口座開設の動きが増加しているようです。
こんなニュースを聞くにつけ、なんで高値から口座開設してまで買いにいこうと思うのか?そんなことを考えます。
こういう動きというのは、いつもバブル時に起こりやすいのですよ。あらためて言うまでもなく。
YouTubeなどではバフェット太郎氏のように、買えなかった投資家は負け組だとか、煽りのような動画を上げている人もいますが、
個人的には、本当に今、あわてて買いに行く理由などないと考えています。
足もとで株価が上昇したとしても、それはいつか崩れます。
サーフィンのように、上手く波乗りできればいいですが、それは一部の熟練したトレーダーにしかできないことです。
素人ができる所業とも思えません。
それよりは、むしろ誰の目から見ても買い場(場合によっては売り場)だというタイミングを逃さない。それで十分だと思います。
仮にこの先、目立った下落局面が来なかったとしても、この上昇が本物のバブルであれば、それはそれとしてエントリータイミングが必ず来ます。そこを取りに行くだけでも、やり方次第で資産の倍増、3倍増くらいは十分可能なのです。
むしろ難しいのは、エグジット。つまり売るべき時にしっかり利益確定できるか?これが本当に難しいのです。
ビットコインのホルダーなら散々経験しているかと思いますが、いくら評価額で儲かっていても、それは単なる含み益でしかありません。
高値で売り払ってこそ、はじめて利益が出るのです。これがとにかく難しいのです。
エントリーしない限りは、トレードで実損を出すことはありません。ここから日本株に入ろうとする方には、十分注意してもらいたいと思います。
さて、広島に来るか来ないかで騒いでいたバイデン大統領ですが、結局は来日しました。
イエレン財務長官も先日、新潟に来ていましたし、これで債務上限問題は終息に向かうのでしょうか?
いや、結論からいうと、いまだに共和党との妥結には至っていません。
ギリギリまで折衝が続くにせよ、場合によっては交渉が決裂し、テクニカルデフォルトに至るにせよ、アメリカにとってはネガティブなニュースであることに変わりありません。
仮に妥結したとしても、米国の債務問題がまたもやクローズアップされた状況で、格付会社が果たして米国債をAAA格にとどめるのか、あるいは格下げするのかといった危機も潜んでいます。
不可解なのは、財務長官であるイエレン自身が、交渉決裂の可能性とデフォルトの危機について何度も言及している点です。
なぜ、財務長官が自ら、自国のデフォルトリスクを何度も口にしなければいけないのでしょうかね。
ふつう、こういうことは絶対に起こり得ない。嘘でもそう言い切るのが、財務長官の責務ではないのでしょうかね。ここが不思議なのです。
財務長官がデフォルトを口にするくらいなのだから、当然米国債には信用リスクが高まっている。素人でも分かります。
格付会社の人間であればなおさらのことですね。
これが、先週もこのブログで言っていた、誰か一人の一挙手一投足で相場がどう転ぶか分からないということなのです。
しかも、イエレンといえばパウエルの前のFRB議長でもあるのです。表も裏も分かっている人物の発言にしては、不用意な気がしてならないのです。
今の相場というのは、米国の債務上限問題を主戦場にして、かなりの神経戦が繰り広げられている。個人的にはそう考えています。
まして、米国ではシリコンバレー銀行やファースト・リパブリック、シグネチャー銀行など既に複数行が破綻に追い込まれ、さらに火の粉が拡がる可能性もある状況です。
何が起こっても不思議ではない。それはプロでも読み切れない。そのような相場がまだ続くと考えています。
そんな状況下で、どうして相場を張ることなどできるのでしょうか。教えてほしいくらいです。先週も言いましたが、決して個人投資家が無理をする局面ではない。これが、このブログの考えです。