世の中には、強そうな人や、勢いがあるように見える人、粋がっている人、
そういう、他者から見て「優位性を誇示」しているようにみえる人がいます
それが、本人にとって自然体なのかどうかは分かりません
しかし、その人の強さがどこから来るのかを冷静に見極めると、それは意外とハリボテのような嘘と虚構だっただけ、などということがある
世界には、そんなことが本当によくあるように思うのです
例えば、
目下、他国への侵攻を断行中のロシア
訓練された、世界有数の戦闘力を誇る軍隊。のはずだったロシア軍。
化けの皮、ではないが、実戦で作戦通りに進まず軍に大量の戦死者が出ている現在、それを信じる人はどれだけいるか
いま、ロシアをめぐっては、プーチンと周辺の意思決定プロセスに問題があるのではないかともいわれます
要するに、プーチンは裸の王様で、取り巻きが都合の悪い情報を報告していない
そのような状況下でプーチンは大統領として、バイアスの掛かった情報のみによって判断を下している
皇帝と呼ばれ、長期にわたって独裁を続けてきたプーチンですが、
恐ろしく早い意思決定によって、西側諸国がマネできないスピードで政策を打てる。こともある。つまり、良いときはめちゃくちゃ強い
しかし、いったんほころびが出始めると、一気に転がり落ちる
先日、権威主義をめぐるパワーバランスということで、記事を書きましたけど
そういう意味では中国も同じですね
良いときは強い。だが、一旦悪くなると転げ落ちるのも早い
権威主義とはどういうものなのか。今、リアルタイムに我々は見ているのですね
強いと思っていたものなんて、意外とそうでもなかった。我々のまわりは、そんなことであふれているんです
「あたりまえ」に流されず、しっかりと見極めていきたいですね