Another skyを探す旅

激変する世界を生きるヒント。それは自分の足元にある

サラリーマンだけでは「無理ゲー」と思ったら考えること(収入をいかに増やすか)

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もはや、会社に勤めるだけでは「無理ゲー」だと思う人も多いでしょう

 

企業に就職し、結婚し、子供をつくり、教育し、住宅を購入し、親を介護する

 

なおかつ、自分たちの老後のために2,000万円貯めるということになると、「今まで」と同じでは難しい

 

ざっくりながらでも、ライフサイクル・プランを立ててみれば、いかに厳しいかが一目瞭然に分かります

 

 

どうすればいいのか?

 

答えは2通りあると考えます

 

1.人生の支出を減らす

例えば、分かりやすいところでは、毎月の固定費でしょうか

 

つまり支出を抑える

 

2.収入を増やす

もしサラリーマンで、会社からの給料に満足できないのであれば、転職して給料アップを目指すか、副収入を得るか、あるいは完全にフリーランスとして高収入を目指すか

 

1または2を選ぶか、あるいは双方のハイブリッド型でいくのか

 

結婚や子供など、人生のイベントを減らすなどという事は考えない。とすれば、収入を増やすことも考えなければなりませんね

 

転職して給料アップを目指すなら、自分という商品を労働市場で評価してもらわなければなりません

 

サラリーマンの場合

今の会社で、著しく過小評価されている場合はともかく、よほどのスキルがないと給与の大幅アップは簡単ではないと推測されます

 

では、フリーランスを目指すか

 

いきなりノープランでフリーランスを目指すのは、かなり厳しい。言い換えると、無謀ということになるかと思います

 

 

僕が考えるのは、まず今すぐに収益化できることを考える。別に、すぐに会社を辞める必要などない

 

そして、すぐにやってみる

 

で、多分ですが、失敗する

 

けど、あきらめずに失敗の原因を分析する

 

分析結果をもとに、行動を改善して、またすぐにやってみる

 

これをとにかく繰り返す

 

 

もし、やりたいことが複数あったら?

 

順番を決めてやるとか考えず、とにかく同時並行で全部やりはじめる

 

で、失敗する

 

負けずに、検証し、次の行動に落とし込む

 

これを3か月、いや2か月本気でやれば、人生が変わりだすでしょうね

 

副業解禁などと改めて言うまでもなく、これからはハイブリッド型の収入形態を目指すのは当たり前になってくるように思います

 

もし、あなたもそう思ったなら、すぐに始めてみますか?

 

 

最近感じた世の中の動き

最近ちょっと忙しい
今日は最近の振り返りを日記として書きます
なので、自分のために書きおこうという主旨です
スマホ打ちなので読みにくいかも

仮想通貨
資産バブルと言われるように、米国株クラスタ日本株、そして仮想通貨もふかふかムードが高まっている

最近、本家のビットコインもそうだが、イーサリアムのようなアルトも吹いていて、あれだけダメ宣告されたxrpすらまた60円とか、ちょっと感覚がおかしくなってきた

ビットコインの売買しかり

ちょっと1btc買おうか
今それをやると、500万円を超える
普通の感覚では手が出ない
といっても、ビットコインは端数から買えるので、桁を切り下げれば問題ないのだが

値動きもかなり乱高下が激しい
今日(書いた日2月14日のこと)は200万円の上昇。でもその逆もある。当然のこと
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値動き見るのなんか疲れてきた苦笑

最近、はてなブログのスター外した
試験的
いろいろやってみてる
何か見えれば

福島の地震
現地は大変
怪我された人も多い
死者がいないのがせめてもの救い

なぜ、10年後の今?なぜ同じ震源地?神様は何を我々に伝えようとしているのだろう

コロナの新規感染者数は落ち着いてきた
飲食店きついだろう
業種の勝ち負けが極端だ

津波で、人々の積み上げを一瞬で奪った地震
そして、10年後のコロナが経済の津波となって、多くの倒産廃業を生む

やっぱり良い意味でも悪い意味でもなく事実として、これまでの何かが変わる
その渦中にいる

ジム・ロジャーズのビットコイン予測は多分「はずれる」。 また藤巻健史氏の「資産運用大全」から感じたこと

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ジム・ロジャーズといえば世界的にも有名な投資家であり、ジョージ・ソロスとともにクォンタム・ファンドを設立したことで知られます

 

現在はシンガポールに移住し、愛娘には中国語を習わせていることでも話題になりました

 


2015年のインタビューでは、日本の将来について悲観的な見解を示していて、

 

「紙幣の増刷によって自国通貨の価値を下げている。お粗末だ」

 

「10年、20年後になって、あのとき日本は終わっていたんだなと気付くだろう」

 

などと指摘していました

 

 

www.glocal2019.com

 

 

 

図らずも2020年のコロナウイルス大流行によって、日本のみならず多くの国で多額の財政出動がなされました

 

ジム・ロジャーズは、こうも指摘しています

 

「経済大国であっても、最貧国になることは歴史的にもみられる」

 

「若い優秀な人材が日本から流出する」

 

 

 

 

 

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最近出版された、藤巻健史氏の「資産運用大全」を読みました

 

 

 

藤巻氏の主張はかねてより、

 

「日銀には出口戦略がない」財政破綻危機の危険性を指摘し、その結果として

 

「日銀の債務超過。通貨価値の下落。ハイパーインフレ」を予測しています

 

元々、世界の中央銀行でも最悪レベルのメタボ状態にある日銀の財務については、コロナ禍のなかで指摘の声が高まっています

 

仮にコロナが終息し景気回復局面に入ったとしても、次に来るであろう長期金利の上昇によって、日銀は保有国債に莫大な評価損を抱えることとなり、身動きがとれなくなる

 

その答え合わせが、遠からぬ将来に訪れても何ら不思議ではない

 

 

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このブログでは、以前より仮想通貨のビットコインについて、動きを捕捉してきたのですが、足もとで4万ドルを回復してきました

 

資産バブルとも呼ばれる、昨今の金融資産価格の高騰ですが、ことビットコインの価格上昇については単にカネ余りだけでは説明がつかない気がしています

 

ゴールドしかりですが、人々はインフレヘッジの対抗手段。はっきり言えば「逃避先」を探しているように見えます

 

 

 

 

 

 

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ところで、ジム・ロジャーズは必ずしも「ビットコイン推し」ではありません

 

以前ははっきりと否定的だったように記憶しますが、

最近は、トレードに自信がある者」以外はやめたほうがいい、そんな物言いを書籍で見ました

 

要するに、逃げ足に自信がなければさわるな

 

ジム・ロジャーズの著書やインタビュー記事では、

 

ビットコイン(に代表される仮想通貨)はいずれ衰退し、ゼロになるだろう」

 

また、その理由として

 

「仮想通貨は軍事力に裏付けされていない。政府は仮想通貨を違法な存在として排除するようになる」

 

と述べています

 

一方、藤巻氏は著書のなかで、

 

「通貨発行益がなくなるとか、金融政策が働かなくなるとかで、各国政府は嫌がるとは思う」

 

としつつ、

 

「便利で効率的なものを人々が使うのを禁止することは、政府にもできない」といいます

 

かねてジム・ロジャーズの著書を読んでいたとき、「政府による排除」ができるかについては疑問を感じつつも、かといって明確に反対もできないと感じていました

 

藤巻氏の見解(「資産防衛大全」)を読んで、個人としては氏の意見に同調しますが、しかし現時点で確信が持てるわけではありません

 

「政府による排除」があるのか、ないのか? また、そのようなことははたして可能なのか?

 

このブログがビットコイン推しというバイアスがあることを承知いただいて、個人的に考えるのは、

 

「政府による排除」はできないのではないか

 

ということです

 

 

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世の中に、便利なもの、新しいもの、美味しいもの、楽しいものが生まれたとき、

もっといえば一人の個人として、そのようなものを脳内メモリに認識した瞬間、人というのはその存在を忘れることができなくなるのではないか

 

そのように感じます

 

例えは極端ですが、

アフリカの原住民で、文明社会との接触を断ってきた部族の子どもに、iphoneでゲームをさせると、その子は一生、iphoneのことが忘れられなくなる

 

コカ・コーラを飲んだことがない子に飲ませると、その味を脳内から消すことはできない

 

人間の欲望とは、そのようなものではないかとも感じます

 

その子はきっと、平らな石にiphoneの絵を描いて、携帯電話ごっこを始めるのではないでしょうか

 

人間は、一度知った「可能性」から逃れることはできない

 

それが例え、政府による弾圧を伴ったとしてもです。

結局のところ、国であっても人と人との集合体である以上、人々の意思を無視したところには、国など成りたたないと考えます

 

いつかテクノロジーの発展により、ビットコインの技術が廃れる時が来ると思います。

しかし、それまでの幾許かの期間、資産を守りたいという人々のソリューションになり得るとしたら、それを政府が排除することは難しい

 

いくら堰き止めようとも、ひたひたと染み込んでくる水のようなもの。そのように考えています

 

 

せっかくだから、「自分の葬式」をイメージしてみた

将来のライフイベントを考えろといわれても、はっきり言ってよく分からないですよね


そんな時、「自分の葬式」をイメージしてみると良いかも知れません


といっても、これ、僕のアイディアではなく「7つの習慣」のスティーブン・R・コヴィー先生からの引用です


祭壇に掲げられているのは自分の遺影


写真のなかの自分は何歳くらいでしょうか?


葬儀に参列しているのは自分の家族、親戚、友達、友人、知人…


生前の自分は、どんな家族構成だったでしょうか?


家族は、どんな思いで葬儀に臨んでいるのでしょうか?


友人は何人くらいお参りに来てくれてますか?それは誰ですか?


みたいな事を考えてみる


生前の自分は、どんな人生を送っていたのでしょうか?





よくよく家族の顔を覗き込んでみると、何やら困った表情をしている


そこで、僕らは気付くのです


ネット銀行のパスワードを家族に教えていなかったことを


ネット証券について、アクセス方法を伝えていなかったことを


仮想通貨取引所にある口座の存在を教えていなかったことを


そう。家族の困った顔の原因は、葬儀費用の準備もままならないことだったとしたら汗


「自分の葬儀」をイメージする効果は、


自分の人生の終着点から現在あるべき姿を逆算できる


とか


今すぐにでも対応できるリスク管理を考える


とか、いろいろありそうなのです




ここまで書いて思うのですが、ふつうなら、自分の葬式を詳細にシミュレートする人って、そうそういない


でも、少なくとも、これだけは一緒にやってみませんか?


祭壇に掲げられた自分の遺影が、何か言いたげなのです


「生前に、これだけはやっておきたかった…」


死後の自分が後悔していること


せめて、それだけはやっておきましょうよ


お互い後悔したくないですから

ボディメイク:「コロナでジムに通えない!」こんなとき、どう考えるか?

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コロナウイルスの影響で、相変わらずジムに行くのを自粛している

 

こんな方は多いでしょうね

 

スポーツクラブ経営の立ち位置から考えると大変な死活問題なのですが、とはいえこの時期、感染リスクを増大させる行動は控えざるを得ない

 

利用者としては、しようがないですね

 

では、コロナウイルスにかこつけて、ただ自宅で寝ているのか?

 

多分ですが、これまでジムなどに通って運動してきた方にとって、そんなことは出来ないはず

 

もはや、ジム通いは習慣だったはずです

 

どうすればよいのか?

 

今日は、そんなことについて考えてみます

 

 

いま、この環境でできることを考える

 

ジム通いする方々の目的とはなにか?

 

いくつもあると思います

 

もちろん、運動を通して身体機能を高める

 

筋肉を増加して、ダイエットに励む

 

運動し、シャワーを浴びたあとの爽快感を求める

 

たとえ自宅に、ダンベルが無かったとしても、自重トレーニングをおこなうことは可能ですね

 

自重トレーニングとはなにか?

 

腕立て伏せや、スクワット、腹筋運動を知らない人はいないでしょう

 

自分の体重を負荷にしておこなうトレーニングですね

 

一方で、ジムでバーベルやダンベルなど、ウエイトを用いておこなうのは、ウエイトトレーニングです

 

自重トレーニングの問題点として、

 

まず、継続しにくい

 

あまりにお手軽なゆえに、モチベーションが上がりにくいのですよね笑

 

 

そして、筋肥大効率が良くない

 

といわれます

 

 

筋肥大とは、マッチョをイメージすると分かりやすいように、筋肉を大きくしていくことですね

 

自重でも筋肥大は可能ですが、ウエイトに比べると負荷が集中的に掛かりにくく、効率が良くないといわれます

 

しかし、僕は思うのですが、

 

大切なのは、いま自分が置かれた、この環境で出来ることはなにかを考える。そして、行動してみる

 

これではないでしょうか

 

 

ジムに通ったりするくらいの方であれば、きっと上昇志向は強いはず

 

それを、コロナウイルスのせいにして、くさらせてしまうのはもったいない

 

 

リズナートレーニン

 

現在我々は、ウイルス感染症の防止を目的に、様々な「自粛」を求められています

 

非常事態宣言時に体感されたと思いますが、

例えば、

自宅にこもり切る

 

これ実は、けっこう苦痛なことですね

 

「プリズナートレーニング」をご存知でしょうか?

 

 

 

リズナーとは囚人、つまり刑務所でも可能なトレーニングメソッドということです

 

 

ここで我々が考えなければならないのは、

 

 

ウエイトなどの重量を扱う以前の問題として、自分の体重を正しく扱うことができるのか?ということです

 

 

我々の身体は、筋肉だけでできているわけではない。関節や腱、神経系など、さまざまな身体機能を総合的に使うことによって、運動できています

 

 

身体のさまざまな機能を、自分の体重を用いて整え、鍛えていく

 

まあ、いってみれば、人間は古来から、日常生活の中で必要な筋力を身に付けてきたわけです

 

ゴリゴリのマッチョ体型を目指す人であれば、それでは物足りないという意見もあるかもしれない

 

でも、そうでないのなら

 

こんな時期だからこそ、目先と発想を少し変えて、自重トレーニングをやってみるのはありだと思っています

 

 

ダイエットできない?

 

もし、ジムに通いにくいことによって、ダイエットできないと思うなら、

 

その前に考えるべきことがあるのかもしれません

 

それは、食事です

 

 

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現代人は、ついついオーバーカロリーになりがちですね

 

まして、運動する機会が減っていればなおさらのこと

 

摂取カロリーが消費カロリーを上回れば、それは太って当たり前

 

そんなことにも目を向けると、体型を維持していくことが可能なのではないでしょうか

 

 

何のために運動するか?

 

冒頭でも少し触れましたが、

 

そもそも、僕やあなたが運動する目的とは何なのでしょうか?

 

といっても、おそらく各々目的は異なるはずですね

 

いま、そんなことをていねいに考えてみると面白いのかもしれません

 

ウイルス感染症の影響で、働き方に変化が現れています

 

そのひとつが、テレワークです

 

意外と、テレワークでも効率良いんじゃないの?

そんなことを考える経営者は、確実に増えています

 

 

大学の授業

 

大学生の生活は大きく変わりました

 

これまでの「大学生活」というものを体験できなくなっている

 

多くの大学では、教室での授業を取り止め、WEBでの授業に振り替えている

 

ここで気付く学生もいるわけです

 

WEB授業だったら、地方でも勉強できる。仕事しながらでも学べる。無理して学校に出向く必要も無い。とか。例えばですけど

 

 

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コロナウイルスを機会に、我々の生活で「当たり前」だったことを見直すのも悪くない

 

そんなふうに思います

 

自分が手に入れたかった、シンプルで機能的な暮らしが、じつはすでに足元にあった

 

そんなことに気付けたとすれば、ウイルスによる外出自粛からも、何かしら得るものはあった。そんなことになると、少しは気持ちも晴れるでしょうか

 

 

「LIFE SHIFT」リンダ・グラットン教授も指摘する、日本の旧態崩壊

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以下引用

 

日本の特徴だった終身雇用は徐々になくなりつつあると思う。


終身雇用での企業と社員の関係は親子の関係に近いが、今後は企業とスキルを持った人材とが契約で結ばれる大人同士の関係が増えるだろう

 

ロンドン・ビジネススクール教授
リンダ・グラットン

 


先生の指摘を待つまでもなく、日本企業は終身雇用を維持できなくなりました

 

教授がいう大人同士の関係

 

企業だけではなく、働き手にも大人であることが求められます

 

きっと、我々は今まで、日本の社会という温室に匿われた子どもでしかなかったと考えるべきでしょう

 

僕も変わらなければならない、あなたはどうですか?

 

商社の戦略から考える。アフターコロナの戦い方は「プロダクトアウト」か「マーケットイン」か?

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商社といっても、旧財閥系の三菱商事三井物産住友商事などもあれば、非財閥系の伊藤忠、丸紅などさまざまです。

 

これまで、商社のなかでもトップといえば三菱商事といわれてきました。

 

 

僕が連想するのは、

海外で仕事をした人なら感じるかもしれませんが、現地の日本人商工会議所で、会頭といえば三菱商事の現地支社長の定席。そんな地域も多いのではないでしょうか

 

そんな商社の業界にも、異変が起きているようです

 

これまで業界4位だった伊藤忠商事が、時価総額三菱商事を追い越した。

 

日本経済新聞 (2020.6.2)によると、三菱の時価総額3.69兆円に対し、伊藤忠は3.76兆円

 

今日は、伊藤忠会長CEOの岡藤氏のインタビュー記事「財閥系に勝つ伊藤忠の『竹やり』戦略」を参考に考えてみます

 

 

 

これからのビジネス戦略に必要なのは「プロダクトアウト」なのか、「マーケットイン」なのか。

そんなことを考えながら、これからのビジネスのあり方について思いをめぐらせたいと思います

 

 

 

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伊藤忠の岡藤氏は指摘します

 

商社に共通する一番の問題は、売り手優先の「プロダクトアウト」の発想からぬけられないこと

 

でも、「それではダメ」だと

 

やっぱり顧客が必要とする商品を、その都度納める「マーケットイン」に変えないと

 

しかし、これがなかなか難しいそうです

 

商社というのは全て、商品ごとの縦割り組織になっており、100年以上商品を縦割りで売ってきた

 

それを一気にマーケットインに変えたら、商社の商売が壊れてしまうし、対応できないのだそうです

 

今、伊藤忠はその改革を進めている、と岡藤氏は語っています

 

「マーケットイン」について考えるということは、これまでの商社の在り方自体を問うことになる。そういうことだと思います

 

 

 

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「プロダクトアウト」というと、一般的には、何らかの技術や製造能力という裏づけのもとに、売り手側の発想にもとづいて商品の開発や販売をおこなうことですね

 

一方、「マーケットイン」というと、買う側のニーズにもとづいて、商品を提供していく

 

これまで、特に財閥系の商社が強いとされてきたのは、原油や石炭、天然ガスを扱う「資源ビジネス」でした

 

明治時代からの重厚長大産業の基礎を、財閥系商社が支えてきたということです

 

そこに、非財閥系の商社が食い込んでいくのは、なかなか難しいことでした

 

関西の繊維商社をルーツに持つ伊藤忠にとっても同様です。

そこで同社は、生活消費関連などの非資源の小規模なビジネスを積み上げていったということになるのでしょう

 

 

現在、世界は新型コロナウイルスの影響によって、経済活動が停滞しています

 

寸断されたサプライチェーンは、短期間での全回復は容易ではありません

 

商社というのは、モノが流れないと商売にならないので、影響が小さいはずがありません

 

 

ここで僕が考えたのは、商社に限らず全てのビジネスで、これまでの価値観や常識が今までのように通じなくなってきている

 

今まで売れてきたモノが、ほとんど売れなくなったのです

 

経営者にとって、コロナ後の企業運営というのは相当に難しいものになる。それが、これから一層はっきりする

 

そんなことを思います

 

 

 

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経済活動に大きな影響を与えたコロナウイルスですが、そんななかにあっても株価が上昇し、時価総額を増やしている業種もあります

 

すぐに思い当たるのが、

医薬品、ヘルスケア関連です。医療関連銘柄は堅調な推移をみせています

 

他にも、

物流関連ですね。多くの人が外出を避けるなか、ネット通販は大きく伸びました。

また、デジタル関連銘柄も注目を集めています

 

一方で、株価が伸び悩むのは、前述の重厚長大といわれてきた鉄鋼や化学などでしょう。株価が回復したといわれる昨今にあって、コロナ前の半値水準に長らく留まる銘柄も見受けられます

 

他にも、自動車関連株や、航空会社、鉄道会社にとっても逆風でしょう

 

GoToキャンペーンも、休止が決まりましたが、衣・食・泊と呼ばれる業種は、小規模事業者が日々の資金繰りにも苦しむ状況です

 

 

 

 

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コロナウイルスによって人々の生活様式や考え方に変化が起こっているいま、

 

これまで当たり前のように顧客に提供してきた商品やサービスが、受け入れられなくなっている

 

コロナが落ち着けば、また客足は戻るはず。そういう商売もあるでしょう

でも、今までのように戻らない。そういう商売もあることでしょう

 

いま大切なことは、コロナの渦中にあって、またアフターコロナの世界で、顧客が何を求めているのかを考えることでしょう

 

コロナのなか、今お客さんが何を望んでいるのか考えることを停止した企業は、近いうちに市場から退場することになります

従来のプロダクトに魅力がなくなる。時代の変化に着いていけなくなるからです

 

もっといえば、

売り手側から、お客さんに対して新しい価値をもっと提案していくべきだろう

そんなふうにも思います

 

今現在、コロナ後の将来がどうなるかなんて分かっている人間は誰もいません

 

であれば、ふだん接しているお客さんや、まだ知らない多くの人が何に喜びを感じるのか。そこを深く考える

 

そして、自社がどのように価値提供できるのか

 

そこを追求した先には、「プロダクトアウト」や「マーケットイン」という二元論的な議論を超えた、これからのビジネスにとって大切なものがあるような気がします

 

「プロダクトアウト」と、「マーケットイン」は、対極にある概念ではなく、どちらもこれからのビジネスを構築していくうえで不可欠なもののように思うのです