1週間の投資の振り返りをします。
個人の投資判断は自己責任でお願いします。
最近の市場の動きを見るにつけ、ここまでいくのかという感覚が増しています。
このままでは世界の金融マーケットは大混乱におちいる。ちょっと怖くなってきました。
1週間のニュースですが、
何といっても、日本人としては1ドル150円を超える円安に突入したことが注視されます。
「悪い円安」という言葉もあるようですが、資源を輸入に頼る日本にとっては、この先、これまでのデフレ経済から手のひらを返したようなインフレ社会に転換するのは容易に想像できます。
個人的な感覚として、恐ろしいくらいの物価上昇をみることになる。そんな事態を懸念します。
通貨安は世界的にも深刻です。
円安ドル高ばかりが日本で注目されますが、世界的にはアルゼンチンペソ、ニュージーランドドルの騰落率が日本より大きい。
日本ほどではないにせよ、(騰落率が大きい順に)
韓国ウォン、ノルウェークローネ、英国ポンド、カナダドル、中国元、スイスフランなど、世界のほぼすべての通貨が対ドルで下落しています。
この大きな原因が、このブログでも追いかけてきた、米国のインフレに起因する長期金利の上昇(米国債券の下落)なのです。
一方で、ご存じの通りまったく政策金利が上がってこない日本。
それを、このブログではずっと、米国債と日本債券のベアファンドをならべて書いてきたのです。
事態は、相当に危険な水域に入ってきたと感じます。
気付かないうちに、我々日本人全員がゆでガエル。そんなことが現実的になりました。
今、YouTubeでは、株価や仮想通貨が上昇トレンドに転換したとか、絶好の買い場だとか、そのような意見が幅を利かせています。
しかしですが、このブログについてはいまだに、
これから暴落が来る。
そのスタンスを崩していません。
個人的にも、S&P500のベアファンドであるSPXSを保有しています。ビットコインのショートポジションも継続保有です。
大勢の意見のとおり、これから株価も上がって、市場が転換するのかも知れません。しかし、個人的には今のところ、ショートの姿勢を崩す気は全くありません。
繰り返しになりますが、世界は相当にまずい方向に向かっている。というよりも、危険水域に突入した。
それが、このブログのスタンスです。
では、個人的に保有している、「20年超米国債 ベア3倍ETF」であるTMV。そして「日本債券ベアファンド」の値動きを確認します。
まずはTMV。
この1週間で含みが200%を超えてきました。実は、今週20株56万円の一部利確をしています。
これまでに合計40株96万円の利確をしました。
それを含めると、原資350万円で1,000万以上に伸びたことになります。
一方の日本債券ベアファンド。
こちらは相変わらずのマイナス圏。
この差を見ていただきたいのですが、これが近い将来、我々の生活にも、明らかに深刻な事態を招くことになるかもしれません。
ちょっと怖いというのは、ここにあるのです。
今後の見通しについては、きわめて悲観的です。
個人的に注目しているポイントを紹介しておきます。
前述の日本債券ベアファンドが、プラスに動き出したら要注意です。
同時に、一時的な円高ドル安に振れるでしょう。
ドルを持ちたい人にとっては、そこが最後の買い場になります。
今、日銀の長期金利はほぼ0.25%です。
これが上昇し始めると、危険度はさらに一段上がります。
上昇幅については分かりませんが、仮に0.25%幅刻みだとすると、
0.25 → 0.50 → 0.75
おそらく、0.75%に達した頃には、日本の景色が変わるでしょう。
昨年のビットコイン。そして今年の全方位的なショートポジション。
では、個人的にここで得たわずかばかりの利益をどこにまわすのか?
これが、難しい。
ベストアンサーではないと思いますが、ひとつ取り組んでいるのが、ゴールドなどの希少金属です。
しかし、本当の買い場は今ではない気もします。ただ、これだけ円安になって円の減価を目の当たりにすると、もはや早い方がいいのではという気にもなります。
さらに言えば、人間として、別にゴールドがなくても生きていけます。
では、ほんとうのベストアンサーはなんなのか?
分かりません。
ただ、その究極的な答えは我々の足元にある気もします。
それは、このブログでも取り上げるテーマである、
「食事と健康そして安全」です。
今、戦時中のウクライナでは、これが維持できなくなっています。というより、生命の危機ですね。
厳冬をむかえるヨーロッパでも、燃料確保、小麦などの食料不足が懸念されています。
そういう、人間としての根源的な必要条件が維持できるか。そこまで事態は深刻化する可能性があるとも感じます。
ちょっとブログが別の方向に行きそうなので、今日はここまでにします。