Another skyを探す旅

激変する世界を生きるヒント。それは自分の足元にある

「尖る(とがる)」には、まず捨てる。馬淵真理子さんの「収入10倍アップ高速勉強法」から感じたこと。

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人生は思っているほど長くない。

限られた時間を充実したものにする。

 

今の時代、誰もが持ち合わせるスキルだけでは、なかなか生き辛くなっていますね。

 

他者よりも、希少性の高いスキルを身に付ける。それが大切となるわけですが、そのためには「捨てる」ことが大切だと馬淵さんは言います。

 

今日は、馬淵真理子さんの新刊「収入10倍アップ高速勉強法」から感じたことを紹介します。

 

 

馬淵真理子さんといえば、テレビの経済解説やYouTubeなどで知る人も多いでしょう。

 

馬淵さんは同志社を卒業後、京都大学の大学院に進みます。

しかし、いざ社会で就職しようと思っても、受け入れる企業は見つからなかったそうです。

 

そこで馬淵さんは葛藤し、今の立ち位置を築いていったと言います。

 

その馬淵さんが言うのは、

 

専門性を身に付け、「尖る」ためには、捨てることが大切。

 

捨てることで、専門性を磨くことに集中できる。

 

たしかに、我々は、一度手にした何かを手放すことが、思いのほか難しい。

つい抱え込みたくなるのですね。

 

しかし、それではなかなか尖れない。

社会では、尖っている人材が重用されます。

 

そのために、いま抱えているものを一度、棚卸ししてみることが必要かもしれません。

 

「捨てる」というのは、なかなか難しいことです。しかしその作業を、自らの意志で行うことこそが、我々の人生そのものと言って良いのではないでしょうか。

 

何かを得るために、何かを捨てる。

捨てた先に、あらたな扉が開くことを知ることが、本当の大人になるということかも知れませんね。

 

 

ビットコインは下落濃厚か?そもそも、ビットコインに存在意義はあるか?

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1週間の投資の振り返りをします。

ご自身の投資は自己責任にてお願いします。

 

今週は、というか今週も個人的には特段、動きはありませんでした。

ホールドしているのはゴールドの現物のみです。

 

あとは日本円。

日本円に置いておくこと自体がリスク。そのような声もある。

しかしこのような方向感が見えにくい局面で下手な動き方をすると、無駄に資産を削るだけという結果になりやすいのです。

 

投資を長年やっていると、もうどう考えてもここしかない。そういう局面に必ず遭遇するものです。

 

これは年単位レベルの話になるかもしれません。例えていうと、ウォーレン・バフェットが大量に買い始める。そのようなタイミングです。

 

投資なんてただでさえ難しいのに、勝てる局面、勝てる銘柄だけをさわっていれば十分。あとは知らない、放置。無視。

これが、僕の基本的な投資スタンスです。

 

これは、これから本格的に投資を始めようという若い年代の人にもお勧めです。

儲けられるときにちょっと儲けて、あとは稼いだお金で彼女彼氏とおいしいご飯でも食べてればよろしい笑

 

 

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2023.4.7日経新聞の記事から

ビットコインに退避資金」

 

シリコンバレー銀行の破綻をきっかけに、銀行から資金を抜く動きが加速しています。

では、抜いた資金はどこに向かう?

 

それが仮想通貨、とりわけビットコインだというのが記事の論調なのですが、本当にビットコインに資金を流すのが正しいのか?

 

今回、USD建てで30,000ドル、日本円で400万円を見たビットコインですが、今後価格が下落してくることにでもなれば、少なくとも今回に限っては、ビットコインへの逃避判断は結果的にミスだった。そのように考えざるを得ないと思います。

 

言い方はひどいですがはっきり言って、相次ぐ銀行の破綻をネタにして新規参入組が担がれただけ。

これからさらに、大きな崖のハシゴを外されかねない。その可能性も視野に入れます。

 

法定通貨からのリスクオフ。仮想通貨は時々そのような言われ方で持ち上げられます。

しかし、これまでの結果はことごとく、他のアセットに率先して価格を下げてきた。

 

ビットコインを長年さわってきた投資家は、少なからずそのような辛酸を舐めさせられた経験があるはずです。

 

 

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この構図が本質的に変わるタイミングがあるとすれば、

それは米ドル、日本円など特に西側の法定通貨に大きな信用不安が起こったときだと考えます。

中央銀行が吹き飛ぶレベルの信用不安です。

 

よく言われる話ですが、そのような事態に備えて「現物資産」に資金をシフトさせる動きが顕著になっています。

 

僕がわずかに保有するゴールドもそうですが、一般に年配の、経験が長い投資家資産家は、ゴールドを好む傾向にあるようです。

 

一方、若い年代に人気なのがビットコイン

確かに、ビットコインは発行枚数が2,100万枚と有限であること。ビットコインの有限性は他の仮想通貨にはなかなかない特徴です。

 

そして、なんといっても大きいのが、ビットコインには運営主体がいないこと。非中央集権性ともいわれます。

 

訴訟中のリップルなどはもちろんですが、仮想通貨シェア2番手のイーサリアムですら、天才ヴィタリック・ブテリンを中心とする運営と切り離して存続することはできません。

 

それ故に、ビットコインの独自性が際立つわけですが、

おそらく、ビットコインがリスクオフ資産として輝くのは一回だけでしょう。

 

世界経済が崩壊に向かう。そのタイミングでノアの箱舟としての絶大な機能をビットコインが発揮する。

ビットコインがゴールドに勝るのは、そのポータビリティです。もし仮に、我々が日本を脱出して他の地域に逃げざるを得なくなったときも、ゴールドの現物では運搬できる量に限りがあるし、リスクも高い。その点ではビットコインは圧倒的に有利です。

 

ビットコインはそのような、我々にとって最悪な一瞬のためだけにこの世に存在する。内心ですが、そのようにすら考えています

 

つまり、ビットコインの正体とは、絶望の過去と希望の未来をつなぐための「ブリッジ通貨」ではないかという仮説です

 

最悪とか、そもそもそんなこと起こるわけがない、なら良いのですがね。

 

冷や飯を食わされる人々


安倍さんの事件といい、今回の岸田さんの件といい、

感じるのは、社会の分断が目に見えてはっきりしてきたよなということです

社会的に冷や飯を食わされてきた人が、社会体制の代表者を殺害しようと試みる

はっきり言うと、
弱者が強者に復讐する
そんな構図が日本で鮮明になっている気がします

一方で、
強者は強者なりに不満を持っている
高所得者は、ふざけた所得税率に怒り、富裕層は世界最悪ともいわれる相続税に嫌気が差しています

要するに、自分たちが払った税金でタダ飯を食っている奴等がいると思っているわけです。金持ちは

この問題は相当根深く、日本社会を揺るがす問題として今後顕在化することでしょう

何しろ、すでにアメリカがそうですから

山が動くのか。ウォーレン・バフェットの日経インタビュー記事

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毎週月曜日に、個人的な投資の振り返りをしています。

ご自身の投資については、自己責任にてお願いします。

 

日米株価も、仮想通貨も価格が上向きに推移しています。

特にビットコインは、日本円建てで400万円を超えてきました。

 

底値から6割近くの上昇となっています。

 

ここは飛び乗るべきか?もしくは、ただのブルトラップか?

多くの投資家の判断が分かれる分水嶺にあると感じます。

 

はじめに個人的な投資行動をおさらいしておきますと、

自分はゴールドの現物以外はほぼノーポジ。

 

ここは腹を括っています。

インフレによる通貨価値の下落などといった要因があるにせよ、キャッシュで置いておくかぎりは基本的に値動きの損得に巻き込まれることはありません。

 

機会損失になるならそれも止む無し。そのくらいのつもりでいます。

 

やはり、どこかで相当深刻な局面が訪れるだろう。その見立ては変えません。

 

 

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4月12日の日経記事です。

日本株投資を拡大」

米国の著名投資家であるウォーレン・バフェット氏が来日し、日本経済新聞のインタビューに答えたものです。

 

バフェットと言えば、2020年8月に日本の5大商社株(三菱商事伊藤忠住友商事三井物産、丸紅)を各々5%取得し、その後も買い増しを続けていることで知られます。

 

そのバフェットが商社以外の日本株にも投資対象を拡大する。

氏はこのようにも述べています。

「日本は米国以外で最大の投資先。日本企業はかなりうまくやっている」

「商社以外の投資先として考えている会社は複数ある」

 

バフェットといえばバリュー投資で知られます。

コカ・コーラアメリカンエキスプレスなど米国企業の株を超長期にわたり保有していることで有名です。

 

そのバフェットが、なぜ日本株なのか?

そこは、バフェットとしてのポートフォリオ戦略があってのことでしょう。台湾のTSMCはすでに大半を売却したようですが、いずれにせよ米国一辺倒のポートフォリオを組むわけにいかない。そのような思惑あってのことと考えます。

 

米国の先行も安泰かといわれると、微妙ですからね。

 

 

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そのバフェットですが、いきなり日本株を買い増すといっているわけではありません。

これだけ有名になった5大商社株ですが、それでも2020年からすでに3年近くが過ぎようとしています。

徐々に保有比率を高めているわけです。

 

バフェットはこうも言っています。

「人々が恐怖にかられ、私が望む価格で何かを売りに来たときは貧欲に対応する」

 

今回のインタビューの骨は、ここにあると感じています。

 

つまり、

足もとシリコンバレー銀行の破綻などで顕著になった金融不安がいつまで続くかは「わからない」ものの、もし株式を割安で買う機会が到来したなら、その時は動く。

 

おそらく、バフェットは狙っています。

何かが起こるタイミングは来る。そのように考えていると思います。

 

今はそのための初動に過ぎない。

インタビュー記事からそのように感じました。

 

バフェットの師匠、ベンジャミン・グレアムにこのような言葉があります。

 

賢明な投資家とは、楽観主義者に売り、悲観主義者から買う、現実主義者だ

 

我々は、ここからの局面こそ現実主義に徹するべきと思います。

 

 

ざわつく投資界隈。こんな相場、誰が全力で入っていけるのか?

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毎週月曜日に投資の振り返りをしています。

あくまで個人の見解なので、ご自身の投資は自己責任でお願いします。

 

シリコンバレー銀行、そしてクレディスイスの破綻依頼、マーケット参加者は方向感を見失っているように感じます。

 

米株も日本株も、仮想通貨も値位置は保っている。どころか上昇の気配すらある。

しかし一方で、多くの投資家はどこかで手痛い下げが来るのではないかという不安も払拭できずに市場を見守っているのです。

 

筆者個人は、以前から書いている通り、ほぼノーポジで休眠状態です。

なぜそんなことになるのか?それは、まず自分が個人投資家だからです。

 

www.glocal2019.com

 

常にポジションを維持しないと報酬が得られない機関投資家のトレーダーとは、そもそも立ち位置が違います。

 

はっきり言って、投資なんてやらないならやらないでも構わない。

その程度に考え、休む時は休むに徹した方が、今の相場はケガ無くやり過ごせるのではないか。そんなことを考えています。

 

中途半端な局面で大きな自己資金を投じると、ちょっとしたランダムウォークにも必要以上に反応してしまいます。これは良くない。

ちょっとした相場のあやを、トレンド転換と勘違いしてしまって資金を棄損したままに撤退を余儀なくされる。そんな心配も生まれてしまいます。

 

しかし、世界的なマネーのオーバーサプライは依然続いている。

インフレを抑えようと米FRBが遅ればせながら政策金利の引き上げを試みますが、結果的にシリコンバレー銀などの破綻を誘引することになりました。

 

多分、世界の金融市場はマスコミが(小声で)報道するよりもはるかに大きなマグマを地下にため込んでいます。

 

ちょっとした振動でバランスが崩れると、大地震につながりかねない。それが今なのだと認識しています。

 

もう激震は避けられないだろう。個人的にはそう思っていますが、さてどうなりますか。

 

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では、新聞記事を軽く紹介。

 

2023.4.7日経新聞

タイトルは、「ビットコインに退避資金」

仮想通貨市場で、ビットコインの資金が流入している。BTC価格は昨年末比で7割上昇しています。

 

一時はサム・バンクマン・フリード率いるFTXトレーディングの破綻騒動で暴落したビットコインですが、足元価格は戻しています。

 

しかしですが、一日で100万円以上値を吹き飛ばすのもビットコインですからね。はっきり言って、多少の値動きになどあまり関心が湧かない笑

 

前述のとおり、もし仮に今が激震前夜だとすれば、今後世界のマネーはどこに向かうのか?多分、シャレにならないくらいの大事になる気がしますが、落ち着いて見極めていきたいと思っています。

 

 

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続いて、同じく4.7の日経新聞

特集「人口と世界」から、「子は負担 覆す日本」

 

あえて言うまでもなく、日本は少子高齢化という問題を抱えています。

決め手になる対策も打てずにいる政府を尻目に、出生率は1.30まで低下している。

 

なぜ少子高齢化が起こるのか?大きな原因は、子どもの出生数が少ないということなのですが、記事では「子どもは家計を圧迫する存在」と指摘しています。

 

経済的負担の増大という、社会的にも個人的にとっても重い課題を日本は解決できずにいます。

お金の問題にもつながるのですが、特に母親に掛かる育児の負担が軽減できないなど、今の日本では確かに、子どもを安心して産める環境を整えにくいという問題があります。

 

これは若い世代が悪いのではなく、彼らは個々人が置かれた環境下で、自身の経済合理性を鑑みて行動を選択しているに過ぎないのです。

 

若い世代も高齢者世代も、今の日本は「お金がない」という身もフタもない問題にがんじがらめにされています。

 

一生懸命働くわりに、給料もさして上がらない。そんな閉塞感を打開する一手段が投資だと、ノーポジションが続く自分が言うのもおこがましいですが。

 

自分の存在価値を、他者との比較で決めてはいけない

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今日は、私たちが日頃おちいりがちな考え方について、みていきたいと思います

 

 

ときに、「自分の価値」というものに思いをめぐらすことがあるかもしれない

 

しかし、自分というものを知るとか、存在価値を知るとかいうのは、そんなに簡単に分かる話ではないです

 

ひょっとしたら、人生で最も難しく、最も時間を要する問題なのではないか?

 

そんなことを考えます

 

 

そんなときにやってしまうのが、他者との比較で自分の価値を算定したつもりになることです

 

お分かりかと思いますが、これでは絶対に自分の本当の価値は見えてこないです

 

 

誰かに対する勝ち負けを考え始めると、生まれるのは他者に対する優越感か、劣等感か、嫉妬か、攻撃性か、

 

まあ、その程度のところではないでしょうか?

 

 

たしかに、スポーツでもゲームでも、勝負の世界では、勝つことによって優越感を得られたり、負けて劣等感を感じることがあるかもしれない

 

 

しかしおそらくですが、例えばスポーツで勝って、他者に対する優越感を抱いたとしても、そのような満足感は実はあまり長続きしない

 

なぜならそれが、自分が本当に欲するものではないからです

 

 

結局のところすべての物事は、自分を軸に考えなければ、深いところでの満足感を得られないしくみになっていると思うのです

 

 

すでに成功している先輩をメンターにすることには問題はないでしょう

 

他者の生き方を参考にするというのは、ありでしょう

 

 

ただ、最初のうちはメンターを模倣していても、いつかどこかのタイミングで、必ず自分の道を探したくなってくるのではないでしょうか

 

どんなに優れたメンターのやり方を模倣し続けても、それは本当の自分がやりたかったことではないからです

 

かならず、ミリ単位(か、それ以上)の誤差が生じて当然です

 

 

なので、自分がいったい何者なのかを知ろうとする

 

そんな、面倒で、膨大な時間と労力が掛かる作業を、避けることができないのです

 

 

 

自分を軸にして、自分が満足できる実績を積み重ねることでしか、結局は、自分を納得させることができない

 

仮に、他人に対して劣等感とか、嫉妬とか、恨みとか感じたとしても、自分が他人を深いところでコントロールすることはできない

 

行き着くところは、

自分がコントロールできない領域は無視する

これしかないと思っています

 

 

そして、自分がコントロールでき得る、自分自身に関することがらに、圧倒的な時間と労力を投下する

 

 

 

自分に目を向けると、他者に対して窮屈な感情を持つこともなくなり、すごく気分的に楽になってくると思うのですが、いかがでしょうか

 

 

その先に、自分の本当の在り方が見えてくるような気がします

 

 

資本主義は結局「足るを知らない」システム。望みが成就しない不幸

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こと最近、サステナブルとかパーパスとか、そんなことをブログに書いたからというわけでもないのですが、

 

我々が生きている世界というのは、つくづく終わりのない世界だなと感じます

 

www.glocal2019.com

 

 

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欲望がエンドレスな社会なのですね

 

 

「知足」という老子の言葉があります。

足るを知る者は富む。自分というものをわきまえて、多くを求めない

 

つまり、分相応ということですね

 

 

しかし、我々が生きる社会。会社と言い換えても同じですが、「これでいい」ということがないのです。会社勤めの方なら、お分かりのはずです

 

 

企業業績というものは、年度で区切られますが、これで十分ということが、まずない苦笑

輪ゴムを引っ張ると、いつかは切れてしまいますが、業績も、働く人も、引っ張るだけ引っ張られます

 

ある程度の成績を確保した営業マンでも、もうこの辺で十分などと口走ろうものなら「ヤル気なし」のレッテルを張られかねません

 

営業マンの成績は、その人だけの成績ではなくて、上司や部署、ひいては会社そのものの成績です。十分なんて、あろうはずもない笑

 

 

そんなことを考えると、我々の社会というのは、いつか切れる輪ゴムのようなシステムなのかもしれません

 

 

 

コロナの感染拡大以降、なんとなくまずい、このままでは破綻する、そんな気配が漂い始めているのではないですかね

 

 

結局のところ、人として生きるうえで「知足」がこれから大切になる気がしますが、いかがですかね?