断捨離が上手くいかない人は、結局のところダイエットにも失敗する可能性が高い
なぜか?
最初のマインドセットが間違っている
初期設定でミスをしている可能性があります
逆に言うと、マインド設定が正しければ、どちらも上手くいく
今日は、断捨離とダイエットの共通点を探りながら、どちらも成功させるコツを考えてみます
かつて日本の一般家庭では、大掃除がデフォルトの年末行事でした
今はどうでしょう?皆それぞれに、仕事も生活スタイルも多様化しています
何も、寒い年末の時期に、あえて大掃除しなくてもいいじゃないか。そんなことを考える人もいそうです笑
寒いなか掃除するのは好きじゃない、たしかに笑
昔から年末の大掃除には、家中を清め、年の初めに神様を家にお迎えするといった、宗教的な意味合いもあったのかも知れません
ほこりを払い、拭き掃除をする。そのような大掃除であれば、時間的にも比較的短く終えることができるかもしれない
しかし、断捨離つまり、モノを捨てるかどうか判断をともなう作業を始めてしまうと、途端に処理スピードが落ちる
つまり、ふだんから部屋が片付いている人であれば、年末は掃き掃除、拭き掃除をなるべく効率よく、手際よく済ませる
一方で、ふだんから部屋が散らかっている人が一発で断捨離しようとすると、それなりの確率で挫折する
しかも、年末の多忙な時期に非効率な時間を過ごした罪悪感と自己嫌悪
そして、さらにやっかいなのが、たとえ何とか頑張って断捨離をやり通したとしても、かなりの高確率でまた散らかりだしてしまうのです
それはどこか、過激なダイエットの後に訪れるリバウンドにも似ています
元の木阿弥、どころかさらに事態は悪化する苦笑
たしかに、捨てる作業は大切です
人間にも、機械にも、やはりストレージというものがある
容量以上のモノやコトを詰め込むと、自分が思うほど処理スピードが上がらなくなってしまう
やはり、バッファというのは必要です
かといって、無作為に捨て続けると後で反動が来ます
必要だったものを捨ててしまい、慌てて買い直すとか
買い直しでリカバリーできるものならいいですが、場合によっては後悔だけが残るかもしれません
「捨てる」という作業は、自分に寄り添ってきた何かと「別れる」という意思決定に他なりません
そのような作業が、本来簡単であるはずがないのです
なので、「捨てる」作業の大切さを認識しながらも、実際に捨てる判断は「丁寧さ」をもってなす
そのような感覚が大切なのかと感じます
そして、それは必ずしも一朝一夕に「やっつける」性質のものではないとも思います
もちろん、時には徹底的に絞り込む日があっていいかもしれない
しかしダイエットや筋トレの効果が一日で目に見えてこないように、これはどうしても日常の中に組み込まざるを得ない作業です
それが、「ていねいな暮らし」をおくるコツなのではないでしょうか?
捨てるという「別れ」の作業と、新たに買うという「出会い」の作業を、日々の暮らしのなかでていねいにあつかう
なぜなら、それらの行動には多少なりとも「感情の揺さぶり」がともなうからです
そんな感情の機微を楽しむことができる人は、断捨離もダイエットも成功する気がします
きれいな部屋も、シェイプアップされた身体も大切ですが、到達点にいたるまでの登山道にも味わいがある
いつか気付いた頃には、山の頂上が視野に入っているかも知れませんね