1週間に一度はやりたいと思っている、投資の振り返り
今週も大きなニュースがありました
見ていきたいと思います
FOMCとは、連邦公開市場委員会といって、アメリカの金融政策について今後の方向性が示される重要な会議です
そこで問題となったのが、アメリカの物価の高止まりです
FOMCでは、FFレートという銀行間レートの誘導目標が決定されるので、景気の温度感をコントロールするという観点で非常に重要ですし、世界から注目されます
そのFFレートの利上げ幅が0.75%という、最近にはない上昇だったことが注目されました
FFレートの上昇は、株式などの価格下落に相関する傾向があると言われています
当然、株価(仮想通貨も。そもそも債券価格が下がる)に影響し、アメリカのみならず世界の株式市場が大幅な下落に見舞われました
株式はじめリスク資産とよばれる資産保有者が肝を冷やすことになりました
一方、日本銀行ですが、17日の金融政策決定会合で、現行の政策金利を維持すると決めたために、アメリカとの金利政策の方向性の違いが際立つことになったのです
しかし、世界の投資家の中には懐疑的な見方もあるのですね
イギリスのヘッジファンド、ブル―ベイが話題になりました
ブルーベイは、日本国債を売り仕掛けしているようなのです
日銀が近い将来、金利上昇を容認するとの読み(日経新聞 2022.6.16)がある。つまり、日銀が金融政策を維持できないとみているということですね
これは、30年前に起こった、イングランド銀行を相手にジョージ・ソロスが取ったポジションに、構図的に類するものがあるのです
(自分も日本債券のベアファンドを持っていますが)
結果は、ポンドを売りまくったソロスが、イングランド銀行を破綻に追い込みました
日本経済の危機が、いよいよ冗談ではなくなってきたという印象です
(そもそも、冗談で売りポジションを取るファンドなどいない)
このような記事が、経済紙のみならず一般紙にも載り始めた
ちょっとまずいかも知れません
さて、最近恒例にしている、保有しているポジションの推移を紹介します
まず、TMV。Direction デイリー20年超米国債のベア3倍ファンドです
FOMCの決定を受けた直後に、価格が上昇してきました
今少し下がっていると思いますが、15日の水曜日時点で含みが100%を超えてきました
先週
今週16日
一方、先週まで含み損だったのが、
投資信託ですが、日本債券ベアファンド5倍
先週
今週16日
こちらも、含み益に転じました。もともと100万円しか買っていないので、含み益といってもわずかですが
この先についても、基本的には現状維持の方向でみています
アメリカのFRB(連邦準備制度理事会)が利上げの方向性を鮮明に示している以上は、債券価格も逆相関して下落する可能性が高いと考えます
株価、仮想通貨も厳しいでしょうね。一時的に上がっても、またさらに価格が落ちることを繰り返しています。
自分として、本格的に投資に参入するのはまだ様子見ですね
ビットコインなど、2017年末の最高値を割り込んでいますし、かなり安い水準にあることは違いないのですが、参加者の空気が、まだ生ぬるい感じがするのですよね
本当の悲観ではないというか
多分ですが、株もそうですが、市場参加者の全員の希望を奪うような、ひどい相場が来るのは、もしかしたらこれからなのかもしれないと思ったりもします
薄く買い始めてもいい水準には達してきたのかも知れませんが
こればかりは誰にも分かりません。自分なりに今後を見極めていきたいと思います
相場を張る者は、相場に泣く。これは、確かにセオリーなのでしょうが、しかし投資家にとっては、昨年には思いもしなかった投資環境がこれから来るかもしれない。そこを冷静になってみていきたいですね
繰り返しになりますが、今からが本番でしょう
あくまで個人的な投資の記録です。最終判断はご自身にてお願いします