Another skyを探す旅

激変する世界を生きるヒント。それは自分の足元にある

ビットコインから透けてみえる、世界経済のパワーバランス : コロナ・ショックのインパクト

f:id:Kicks2018:20200426082236j:image

 

3月19日に、日経平均株価が1万6552円を付けたのは記憶に新しいところでしょう

 

日本のみならず世界的な暴落相場は、のちに「コロナ・ショック」として名を刻まれることになるでしょう

 

ただし、それが一過性のものだったのか。ただの序章にすぎないのかは別として

 

暴落は株式にとどまらず、あらゆる金融商品におよびました

 

リスクオフ資産として上昇を続けてきた金(ゴールド)までもが巻き込まれた

 

USドルをはじめとするキャッシュの需要が高まり、「キャッシュ・イズ・キング」の声も耳にしました

 

そんななか、個人的に、リスクオフ資産として認知度を高めつつあると思っていたビットコイン(BTC)についても、ご多聞にもれず大暴落しました

 

BTCだけでなく、ほぼすべての仮想通貨が値を下げました。

BTCに関しては、bitFlyer Lightningでサーキットブレーカーが発動される事態にいたりました

 

2017年に起こった、最高値220万円から安値35万円の、今から考えても吐き気がしそうな下落相場を体感した者としては、メンタル的に大きく響くこともなかったのですが、それは単に、自分の感覚が麻痺しているからなのかも知れません笑

 

 

www.glocal2019.com

 

 

 

今日は、BTCの相場推移を通して、コロナ・ショックの影響と世界経済の潮流について、考えてみます

 

 

盛り上がらないビットコイン相場

 

BTCの価格推移について、僕は年末に2つのシナリオを用意していました

 

半減期と呼ばれる、4年に1度のビッグイベントを控えて、価格が上昇する「Plan A」と、価格が横ばい推移する「Plan B」です

 

 

www.glocal2019.com

 

 

 

コロナ・ショック以前の、3月上旬までの相場を見ている限りにおいては、半減期を見据えた「Plan A」の傾向が強かったものの、ショック以降は相場付きが一変しました

 

2017年安値を割るほどの水準にはいたっていないものの、現在は日本円で80万円前後と、5月の半減期を見据える相場としては低調と言わざるを得ません

 

3月半ばには約800億ドルあった売買代金も、最近は300億ドル台にとどまっています

 

僕個人として、暴落前までは、

BTCはリスクオフ資産としての認知度を高めつつある、と考えていました

 

いつか訪れるであろう、世界的暴落の際には、BTCが一層注目を浴びるとまで思っていました

 

それは、おそらく、11月の米大統領選挙後ではないかと

 

それまでに、BTCは半減期に伴う価格上昇を経て、さらに認知度を高めていく

 

それが、「Plan A」の見通しでした

 

ところが、コロナウイルスが、「ブラック・スワン」となって世界的な暴落を引き起こすことになります

 

コロナ・ショックの厄介なところは、

 

単に金融相場のリセッションにとどまらないということ

 

生命の危機を及ぼすウイルスは、世界中の人の動きを寸断してしまった

 

実体経済が、一時的に心肺停止の状態になってしまった

 

これは、想像を絶するほどに重大なことです

 

人類史上に残るであろう、重要な局面が、おそらく今です

 

コロナ禍は、社会の在り方や、人がどのように生きるかを大きく変えることになるはずです

 

そんななかにあって、まだ市場規模も極小なビットコインは、リスクオフ資産として信用するにいたらないということです

 

それが、急回復する金価格とBTC価格の差異です

 

それよりも何よりも、とにかく今はキャッシュ。多くの企業や個人が、そう考えています

 

 

混迷する途上国経済

 

現在、我々日本人のもとに届くニュースは、米国や欧州の感染拡大のニュースです

 

たしかに今、米や欧州はパンデミックの最中にあります

 

しかし、今後ですが、それがアフリカや中南米に拡大しないという保証は、いっさいありません

 

発展地上国が多い、それらの地域で感染が拡大すれば、より悲惨な事態にいたるのは明白です

 

医療体制が整っているとされる先進諸国でも、この有様です

 

発展途上国においては、何をかいわんやです

 

発展途上国の経済も、壊滅的な打撃を受ける可能性が高い

 

外国資本も、おそらく流出が避けられない

 

発展途上国の経済は、工業製品の原料となる資源や、原油などに拠るところが大きいですが、原油価格のマイナスに見られるように、世界的な需要落ち込みにともなって、貿易収支が悪化する可能性が高いです

 

また、新興国通貨の価格下落が顕著です

 

南アフリカ・ランドは対日本円で、20%以上も値を下げています。

ブラジル・レアルも同様です。

 

そのほか、ロシア・ルーブルやトルコ・リラなど、10%以上下落している通貨も多い

 

対外債務のデフォルトが、今後避けられないと見ています

 

IMFに融資を申請している国は、すでに80を超えているといわれています

 

 

そんな状況下、僕は今、2013年に発生したキプロスや、2016年のベネズエラの経済危機に端を発するビットコインへの資金逃避を回顧せざるを得ません

 

 

 

 

国家と通貨の信認が問われる

 

 

事態が深刻化すると、おそらくは各国の通貨への信認が問われることになるはずです

 

キャッシュ・イズ・キングが、はたしてリスクオフなのか?

 

そんなことも、考えなくてはならなくなる、

 

そんな危惧を持っています

 

途上国のみならず、日本はじめ先進国でも、積極財政で大量のマネーを市場に供給している

 

日本では、中央銀行である日本銀行が、日本株を買い支えています

 

価格が下落し、一歩間違えば、日銀が債務超過におちいる

 

そんな悪夢も、もはやリアルさを増しています

 

 

www.glocal2019.com

 

 

 

そのような事態にいたったとき、世界のマネーはどこに逃避するのか?

 

USドルか?それとも、ゴールドか?

インフレヘッジとしての、株や不動産なのか?

 

それとも、無国籍で非中央政権的で、ポータビリティも優位なビットコインにも逃避してくるのか?

 

遠からぬ将来に、世界経済の大きな対流を見ることになるかもしれない

 

それが、僕が考えている「Plan A」の、本線です

 

 

 

僕たちは「走り方」を変える時期に来ている : コロナ禍とのつきあい方

f:id:Kicks2018:20200425064124j:image

 

コロナ禍の世界感染者数は、4月25日時点で270万人を超えています

 

死者も19万人を超え、おそらくいずれは20万人に達するでしょう

 

日本国内をみても、感染者数は約1万2千人。死者は3百人超となっています

 

23日に亡くなった、岡江久美子さんの死にショックを感じた人も多いでしょう

 

コロナウイルスは、人を選ばずに襲ってきます。我々は、戦いの最中にいます

 

 

www.glocal2019.com

 

 

 

 

とはいえ、ゴールが見えない戦いに、皆が精神を消耗しているはず

 

今日はあらためて、コロナ禍とどう向き合うか、マインド・チェンジの必要性について考えてみます

 

 

短期では終わらない

 

 

世界を見渡すと、なかにはコロナの封じ込めに成功したとされる地域もあります

 

例えば、近隣では台湾や韓国

 

台湾は世界で最も対策が早かったといわれています。なにしろ、WHOが本腰を入れていなかった時期から、警鐘を発してきたのが台湾です

 

韓国は、宗教団体の集会などで感染者数を急増させたといわれながらも、足元では感染者数が1けたまで下がっています

 

 

しかし、僕は思います

 

現時点ではたしかに、新規感染者は抑え込めている。しかし、いつ状況が変わっても不思議はない

 

 

何といっても、コロナ禍の治療薬が開発途中にある状況で、安心できる成功などありえないのです

 

 

www.glocal2019.com

 

 

 

まして、日本では緊急事態宣言が発令されたとはいえ、いつもの通勤風景は変わりません。しつこく営業を続けるパチンコ店もあります

 

 

いつ、オーバーシュートが起こっても不思議はない

 

このあたりは、ニューヨークなどアメリカや、スペイン、イタリアといった欧州とは雰囲気がおおいに異なるでしょう。もはや、戦場だと形容する人もいます

 

 

もし仮に、楽観的に考えて、日本の新規感染者数が5月から6月に掛けて落ち着いてきたとしても、再びいつ感染爆発が起きるかなど、誰にも分かりません

 

おそらく、世界の人々のマインドや行動、とりわけ消費動向には大きな変化が訪れるでしょう

 

 

 

走り方を変える

 

この状況にいたって、我々は「走り方」を見直す必要があるのかも知れません

 

今までは、なんとか1週間、いや2週間だけ、がまんすればなんとかなる。そんなことを思ってきた

 

けど、本当にそうなのか?

 

事態は、長期戦に入りつつあるのではないだろうか?

 

そんなことを思います

 

 

同じ陸上選手であっても、スプリント系の選手と、長距離のマラソン・ランナーでは、身体の作り方から戦略まで、まるで違いますね

 

短距離走のつもりで走り出したものの、いつまでたってもゴールが見えない

 

これでは、心が維持できない

 

 

個人においては、いかに精神を安定的に保つか。これが、思っている以上に重要になると感じます

 

今はまだ、あまり注目されませんが、コロナ禍に影響されるメンタル・トラブルが問題視される時期がやがて来るでしょう

 

もうしばらくは、走らなくてはいけないのかも知れません。辛いですがね

 

 

個人は、どのようにふるまうか

 

コロナ禍との接し方については、弊ブログでもたびたび触れてきましたが、まずは自分自身の足元を固めること

 

 

www.glocal2019.com

 

 

そのためには、正しい情報を把握することでしょう。あまりバイアスが掛かった情報に右往左往するのは、好ましくない

 

そして、周囲の仲間と、辛い心情を共有する。自分ひとりで戦っているわけではない、それを知る

 

いつか、心の平安が訪れる、そう信じます

 

 

企業経営者は、どうふるまうか

 

事業オーナーにとっては、状況は一層シリアスでしょう

 

休業を強いられている事業者も、多いでしょう

 

一方で、人件費や経費といった固定費負担は、相変わらず発生する

 

長期戦といわれても、はいそうですか、と納得できるものでもないでしょう

 

もはや、きれいごとだけでは済まない段階に迫りつつあります

 

 

 

www.glocal2019.com

 

 

今月末の支払いをどうするか?

従業員の雇用をどうするか?

当面の資金繰りは立つのか?

 

本当に、胸が痛くなる

 

でも、やるべきは、

 

会社の企業価値や将来の在り方、

中長期の計画、足もとの計画

そして、事業の継続性。

すべて見直す。洗いかえる

 

今、やる

 

そして、打てる手段をすぐに打つ。行動に移す

 

辛い決断があるかもしれない

でも、避けられない

大切な仲間を失うことにも、なるかも知れません

涙を流すこともあるかもしれない

 

 

コロナ禍に関する目線を短期から長期に切り替えるということは、

 

つまりは、そのような決断が不可避になります

 

資金繰りが不安なら?

 

すぐに、資金の手当てをすべきです

 

日本政策金融公庫は、すでに案件が殺到しています。融資審査にも、通常以上の時間が必要になる可能性が高い。

1か月先の見通し、程度では間に合わない

 

よもや、融資金の交付を待たずして資金ショートするなど、考えたくないですね

 

一刻も早いほうがいい

 

あらゆるリスクを想定した、長期戦に向けた対応を検討すべき時期に来ていると考えるのですが、いかがでしょうか?

 

 

混乱する世界:2人の天才が示す解決策は、極めてシンプルだった

f:id:Kicks2018:20200418224010j:image

 

日本経済新聞の一面で特集記事が組まれています

 

「コロナと世界」というタイトルです

(以下、記事参考・引用)

 

 

4月9日は、フランスの経済学者として著名な、ジャック・アタリ氏がコメントを寄せていました

 

続く10日は、ノーベル生理学・医学賞の受賞者としても知られる、京都大学本庶佑(ほんじょたすく)特別教授の記事でした

 

 

コロナウイルスに端を発する世界の混乱について、2人の天才が示す解決策は極めてシンプルです

 

 

ジャック・アタリ氏の指摘

 

 

アタリ氏は述べています

 

この問題は、ワクチンや治療薬があれば解決するし、なければ解決しない

 

それ次第で、この危機は3ヶ月で解決するかもしれないし、3年続くかも知れない

 

 

そんなの、当たり前だと思うかもしれません

 

 

しかし、氏が指摘するのは、

 

新薬開発に投入されている資金が、ばかげていると言わざるを得ないほど少額だということ

 

世界経済を立て直すための、最優先事項が新薬開発だと、誰も気付いていないとまで言い切っています

 

 

本庶教授の指摘

 

 

本庶教授は指摘しています

 

 

人々がパニックになるのは、死ぬからだ

 

死亡者を少なくするためには、治療薬がいる

 

 

たったひとつのウイルスが出てきて、世の中がひっくり返る

なんで、と考える人はたくさんいるだろうが、これが現実だ

 

 

混乱する世界

 

 

今、世界は混乱しています

 

様々な情報が錯綜している

 

国家間で犯人のなすり合いが起こっている

 

 

コロナの症状をめぐっては個々人でばらつきがあり、人々はさらに混乱し、大きな不安を感じています

 

 

両氏が指摘するように、この混乱の原因が、死に関わるウイルスである以上は、

 

人類は治療薬の開発に、持てるリソースを投入しなくてはならない

 

そんなシンプルなことが、現時点ではまだ十分になされていると言えない

 

 

取材のタイミングと記事になるまでには、もしかしたら時間差があるかもしれない

 

 

少なくとも今後、開発は急ピッチで進むと信じますが、

 

それでもいつ、特効薬が完成するは見通しが立ちません

 

 

新薬が実用化されるまで、基礎研究から治験を経て承認を得るのに、海外では3から5年、日本では10年程度掛かるといわれています

 

 

画期的な治療薬については「先駆け審査指定制度」という優先制度もあるようですが、それは承認審査の期間が12ヶ月から6ヶ月に短縮される程度

 

 

とはいえ、新薬の実用化については、有効性はもとより副作用リスク、供給能力など検証が必要です。そこにジレンマがあるのでしょう

 

 

エボラの既存薬として知られるギリアド社のレムデシビルや、富士フィルム富山化学のアビガンなどを転用することで、急場をしのぐ試みが進められています

 

 

いつになったら平穏な日常が戻ってくるのか、誰も答えを見出せていないのが現実なのです

 

 

投資の新戦略:「自分が自分である」ために、コロナショックの今やっておくこと

f:id:Kicks2018:20200404080635j:image

 

ネットも、新聞も、テレビも。世の中コロナ一色といった感じですね

 

ネガティブなニュースのオンパレード。お疲れの方も多いと思います

 

「緊急事態宣言」「東京封鎖」が目前ともいわれています

 

 

相場の世界では、あらゆる金融商品からのキャッシュアウトがとまらず、現金至上主義の様相を呈しています

 

しかしながら、

 

全世界が総悲観の、こんな時期だからこそ

 

今しかできないことがあると思っています

 

それが、自分なりの「投資の新戦略」を構築することです

 

 

今、少しの勇気と手間を掛けることで、将来の自分や家族へ大きなプレゼントを贈ることができる。そんな可能性があります

 

今日は、そんなことを考えてみます

 

 

 

徐々に米国株エントリー

 

僕は今から、徐々に米国株を意識した投資を検討します

 

 

現在、世界中の人々が、コロナショックに端を発する世界恐慌の足音を感じています

 

株価は大きく値を下げ、NYダウ平均は3月末で2万1917ドルと、昨年12月末(2万8538ドル)から比較すると、23.2%の下落を記録しました

 

これは、1987年のブラックマンデー以来の下落率といわれています

 

日経平均株価も1万8000円を割り込み、日本銀行債務超過問題まで取りざたされる始末です

 

 

www.glocal2019.com

 

 

www.glocal2019.com

 

 

 

現在、アメリカでは多くの企業の生産活動や商業活動が停止に追い込まれています

 

大都市ニューヨークではロックアウト、ウイルス感染症による医療崩壊が懸念されています

 

ゴールドマン・サックスは、4月~6月のGDP見通しを前期比マイナス34%と予想しているようです。市場最悪、とのことです

 

コロナウイルスの影響は、いまだとどまる気配を見せていません。経済活動も、さらに一段の停滞も当然ありえます

 

 

コロナを予見していたわけではないのですが、2月25日にS&P500連動の投資信託や、米国株ETFに、ほんの少しだけ買いを入れていました

 

なぜかというと、多分いつか下落相場が来ると思っていたから

(恐慌クラスの暴落を予想していたわけではないですが)

 

なので、自分で多少なりともポジションを持っておくと、ちょっと下落の痛みを感じられる、というか、相場観が違ってくるのですね

 

結果は、1か月で想像以上の大暴落となりました

 

意外と下落率が高かったのは、SPYD(SPDRポートフォリオS&P500 高配当株式ETF)で、約40%下落しました

 

SPYDといえば、米国の高配当ETFのなかでも、かなりの高利回りで知られる有名ETFです

 

「SPYDは暴落に弱い」などと、ネットでも騒がれていました

 

確かにそのとおりなのかも知れません。しかし、僕としては、今後ここに大きな投資機会が生まれると思っています

 

 

世界が今、コロナとの戦いの最中であることを僕は知っています。多くの人が亡くなった、歴史的な惨事ということも理解しています

 

一方、投資の世界ではおそらく、今後数十年は到来しないであろう買い場が遠からず訪れる。それもまた、冷徹なようですが、まぎれもない事実です

 

 

どのように投資するか?

 

2008年に起こったリーマンショック。僕は暴落時、当時の自分としては大きなロットで買いを仕込みました

 

しかし、このとき失敗もしました

 

それは、「落ちるナイフ」を拾ってしまったこと

 

手を切るケガをしてしまったのです

 

思いのほか下落が続き、リーマンショックは後に、歴史に残る金融危機とも言われました

 

長期の塩漬けを強いられた結果、なんとか同値で撤退することができました

 

今回、同じ轍を踏むわけにはいきません

 

 

コロナの影響や、収束時期はいまだに読みきれません

 

経済への影響となると、さらに混沌としています

 

なので、エントリーするとはいうものの、

 

感覚的には、季節はずれのプールに、足先から恐る恐る入っていくようなイメージです

 

辛ければ躊躇なく足を引っ込める

 

決して無理を出来る相場ではないと思っています

 

 

もし仮に、コロナが急速に収束し、経済が急回復する。株価も急回復する。結果、大きな買い時を逃すことになったら?

 

それはそれで、しょうがないと判断します

 

 

リーマンショックで勝てた投資家

 

リーマンショックで勝てた投資家とは、どのような人だったのでしょうか

 

 

先ほども触れましたが、リーマンのときは、2年ないし3年後が大きな買い場だったと考えます

 

暴落直後に全力で飛びつくと、過去の僕のように身動きがとれなくなる可能性がある

 

もし、タイミングを捉えられなかった場合であっても、資金管理が出来ている人だと、ナンピンでアベレージラインを引き下げたり、しっかりと対応できたりするものです

 

だいたい、このどちらかの勝ちパターンが多いのではないでしょうか

 

 

結局のところ、投資は、タイミングと資金管理がすべてなのですね

 

 

時代は大きく変わる

 

前述のとおり、多くの方が亡くなっています。多くの国や地域で、社会・経済システムが停止しています

 

コロナ・ショックはおそらく、人々の価値観を大きく変えることになるでしょう

 

社会システムそのものが死に、生まれ変わる。そんなことが起こるかもしれない

 

僕らは、そんな渦中を生きています

 

 

日本銀行債務超過について触れましたが、原因は株の買い支えです

 

日銀だけじゃない、GPIF(年金積立金管理運用独立法人)も同様です。年金原資の運用と称して、1月から3月の実績は、過去最大17兆円の赤字となる見通しです

 

 

日経新聞の過去記事にもありましたが、日本人は本当に「70歳を超えても働きたい」のか、それとも「働かされたい」のか?

 

 

www.glocal2019.com

 

 

生きていくためにしょうがない。それではライフワークではなく、ライスラークです

 

当たり前にもらえると思っている年金制度。その内実は、17兆円の運用失敗。含み損です

 

政府主導の、株の買い支えに加担した顛末です

 

ほんとに、こんな事でいいのか?

 

僕は強く思います

 

 

であれば、どうすれば自分の力だけで生きていけるかを真剣に考える

 

今の段階から、どのタイミングで何を考えるか?どう行動するか?何を思って生きていくか?想定しておく

後々大きく結果が違ってくる。そんなふうに考えています

 

 

「最悪だ…」そんなとき、どう考えるか?

f:id:Kicks2018:20200329082920j:image

 

ウイルス感染症の猛威が収まりません

 

メンタル的に、かなり疲弊している人も多いでしょう

 

日本だけじゃない。もう世界中ですね

 

ネガティブなオーラに包まれている

 

健康面での不安を持つ人。経済面で悩みを抱える人。さまざまでしょう

 

今日は、「最悪」と思ったとき、どのように対処すればよいのか、考えてみます

 

 

なにが「最悪」なのか?なぜ「最悪」なのか?

 

「最悪」と感じるからには、なにか理由があるでしょう

 

芥川龍之介のように、漠然とした不安、ということでもないですね

 

 

www.glocal2019.com

 

 

 

自分が最悪の状況にあるとすれば、

 

いったい、なにが最悪なのか?

 

なぜ最悪なのか?

 

これを考えるべきですよね

 

 

ここをあいまいにしてはいけない

 

なぜ、最悪なのか?何がまずかったのか?どこでつまづいたのか?

 

例えば、会社の経営者さんの場合

 

確かに、コロナウイルスの影響は、売り上げに大きなマイナスとなっていることでしょう

 

 

www.glocal2019.com

 

 

しかし、コロナの影響が本格化したのは、おそらく3月に入ってからでしょう。観光や飲食、宿泊など、敏感に影響を受けた会社であっても、せいぜい中国の春節前くらいからではないですか?

 

それまで、日本はオリンピックを前にして、インバウンドでそれなりの恩恵を甘受していたのではないでしょうか

 

たった1ヶ月も経っていないのに、会社経営がおかしくなるのはなぜ?

 

実は、コロナの影響よりもむしろ、企業としての収益体質に問題はなかったか?

 

日本の大企業は、それなりの内部留保を積んでいるといわれていますが、自分の会社ははたしてどうだったのか

 

そんなことを今一度、冷静に、シビアに考える必要があるのかも

 

 

そして、

 

今すぐに解決すべき問題は何なのか?それを洗い出す必要がある

 

安倍首相が、コロナ対策のセーフティネットを制定し、日本政策金融公庫や民間金融機関が資金支援すると発表しました

 

 

しかし…

 

もともと業況が思わしくない会社を、公庫の担当者が無条件で融資支援してくれるものなのか?

 

そんなわけない、と僕は思うのですが…

 

多分ですが、本当にコロナの影響を受けた部分と、常態的に経営としてまずい部分をシビアに切り離して審査してくるのでは?そんな不安を感じます

 

今からでも解決できる課題はないか?そんな分析が必要なのでしょうね

 

それは、会社にかぎらず、個人であっても同じことだと思います

 

いったい、我々は何に不安を感じているのでしょうか?

 

 

身動きが取れない心理状態

 

もし、身動きが取れないほど心理的に追い込まれているとしたら、

 

そんなときはいったん、その場を離れる

 

もし、逃げることが可能な問題であれば、いったん逃げることも考える

 

自分の心と身体を守るためです。これが整っていないと、どうにもならない

 

まず、一息つく

 

 

www.glocal2019.com

 

 

そして心が回復してきたら、ふたたび、なぜ「最悪」だったのかを落ち着いて考えてみる

 

 

結局のところ、この「最悪」の根本原因を取り除かないことには、どうしても先に進むことができないのです

 

 

しばらくは辛い作業が続きますが、一日一日の進歩を感じながら、それを心の支えにしてやってみる

 

疲れたら、また休む

 

自分という人間は、今日、いま、この自分しかいない。なので、今日の成長や成果を存分に味わうような、心の工夫をしてみる

 

そんなことが必要なのかも知れません

 

 

「でも…」は、できない理由になるのか?

 

新しい突破口を見出そうとするとき、僕たちはなにかとネガティブな理由を付けて、現状を維持しようとしますね

 

例えば、家族や子どもがいて、独身のように身軽に動けない、とか

 

家庭があったとしても、いろいろと考えをめぐらせれば、必ず道は切り開けるのではないでしょうか?

 

リスクがある、それはもちろん

 

さまざまなリスクを想定し、列挙し、そのなかでもっとも適切な選択肢を選び、行動に移す

 

それを、「現実主義」と呼ぶのではないでしょうか

 

知恵をめぐらせ、家族の生活に大きな影響が出ない範囲で、まずはやってみる

 

そんなことを考え続けると、きっと良い答えが出てくる

 

そんなことを感じます

 

 

死にたくなったら、どう考えるか?

 

 

「死にたい」、と思うまで追い込まれたとしたら

 

今日の自分が「死にたい」と感じたとして、はたして明日の自分は同様に考えるでしょうか?1か月後は?1年後は?

 

もしかしたら、過去を振り返って、あの時はバカなこと考えていたな、と思う日が来るかもしれない

 

今日の自分は、明日の自分とは別人格です

 

明日の自分に失礼なことはしない

 

「死にたい」なんて、きっと後々忘れる

 

 

そんなふうに考えないと、僕らは生きていけません

 

死にたい理由なんて、どこにもない。生き続けるのが唯一の選択肢

 

僕は、そんなふうに考えます

 

 

 

ここまで読んでいただいて、ありがとうございます

 

僕は今からコーヒーでも飲むことにします笑

 

 

暴落相場:ビットコイン価格の暴落から考える今後の投資戦略(仮想通貨投資・株式投資)

f:id:Kicks2018:20200315070824j:image

 

ビットコイン価格が大きく下落しました

 

今日は、ビットコイン価格の下落から考える、相場暴落時の対処法について考えてみます

 

結論は、「撤退」を判断するのか。それとも、「やられたらやり返す」のか。腹を決めるということになります

 

 

 

ビットコイン価格

 

ビットコイン価格が大きく下落しました。足元では5,000ドル台で推移していますが、最安値では3,000ドル台にまで暴落しました

 

ご存知の通り、世界的に株価も大暴落しています

 

日経平均株価も大きく下げ、日経の3月13日終値は、1万7,431円にまで落ち込み、1990年以来の、約30年ぶりとなる記録的な下げ幅を記録しました

 

このような、世界的なリセッション突入の渦中にあって、僕としてはゴールドのような、いわゆるリスクオフ資産と考えられるアセットに注目していました

 

ところが、ここ数年上場基調にあった金価格が、下落に転じました

 

そして、徐々にリスクオフ資産としての色合いを強めつつあると思っていたビットコインも、大きく値を下げることになってしまったのです

 

一方、この下落相場で資金の逃避先になったのは、債券、スイスフラン、そして日本円などです

 

僕は昨年末、ビットコインの価格推移を自分なりに予想していました

 

2通りのシナリオがあると考え、「Plan A」と、「Plan B」の2つの展開を予想していました

 

 

www.glocal2019.com

 

 

現状は、コロナウイルスを材料に、大きく値を下げ、投資家をしてはあまり考えたくない「Plan B」も現実的になってきた状況にあります

 

つまり、低価格帯でのペナント形成による、価格の硬直です

 

しかし、もしこのままPlan Bで推移する、つまり低価格のまま推移するとすれば、ビットコインは大きな危機を迎えることになります

 

 

 

ビットコインは崩壊するか?

 

 

ビットコイン投資家の方であれば、半減期はご存知でしょう

 

今年の5月頃と予想されています

 

半減期の到来によって、ビットコインのマイナー(採掘者)のマイニング報酬が12.5BTCから6.25BTCに半減することになります

 

一般的なマイナーの、ビットコイン採掘の損益分岐点は約7,400ドルと考えられています

 

つまり、現在の価格では、マイニングしても「割が合わない」ことになります

 

マイナーは、多大な電力コストを払ってビットコインのシステムを維持している。その担い手が減っていく、もしくはいなくなる

 

それは、ビットコインの崩壊を意味することになります

 

ビットコインの投資家は不安だと思いますが、それは株式の投資家であっても同じことです

 

なんといっても、コロナショックの終わりが見えないのですから

 

 www.glocal2019.com

 

 

 

 

個人投資家の戦略は?

 

まず、我々はこのような相場に立ち会っていることを、しっかりと自覚しなくてはならないと思います

 

このような相場を体験することは、そうそうない

 

 

相場では、というか人生も同じだと思いますが、いつ、いかなるときも、どのような不意打ちが襲ってくるかは分からないです

 

なので、平時から、最悪を想定して戦うしかない

 

特にビットコインのような新興のアセットに対処するのは、もともとゼロだったという、究極の下から目線が必要です

 

 

www.glocal2019.com

 

 

つまり、絶対に負けない資金管理をする

 

この部分について、深い反省が必要です

 

そして、ここからが大切なのですが、

 

 

不意打ちで殴られたからといって、相手に対し文句や悪口をつぶやいていても、何の意味もない

 

選択肢はいくつかあると思いますが、

 

逃げを決め込むか?

 

とにかく、殴られるのに耐えるか?

 

それとも、反撃に転じるのか?

 

 

いずれにしても、自己の責任による意思決定が必要となります

 

 

 

個人的な戦略

 

僕個人としては、現時点のビットコイン価格でも、トータルで損はしていない

 

もともとビットコインの取得単価が安いのと、昨年に利益確定したのが大きく寄与しています

 

利益確定については、2017年11月の下落相場を経験したうえでの反省に基づくものです

 

このときは、メンタル的に相当きつかった

 

とにかく、負けない戦いに持ち込む

 

ストップロスを設定するのも、有力な対策でしょう

 

僕個人に関して言えば、現時点でも含み益がある状態です

 

税金も考慮しつつ、これからもその時々で判断していきます

 

もうひとつ、

 

僕としては、反撃の一択だと思っています

 

といっても、ビットコインを買い増しするという意味ではありません

 

とにかく、金融商品のほとんどが下落しているので、自分なりに、どのアセットに投資していくか、タイミングを判断して決めていきます

 

ここからの行動が、後々に大きく差を付けることになると思っています

 

 

ビットコインについては、

 

このまま崩壊というシナリオは、いくらなんでも無いだろうとは思っています

 

こんなことで崩壊する仮想通貨のために、世界各国が法規制やシステムを構築してきたのか、とも思います

 

 

財政が破綻したレバノンのように、国家財政がデフォルトという事象は、おそらくですが、これからも起こる

 

www.glocal2019.com

 

 

そのような事態に陥ったとき、世界のキャッシュがどのような動きをするのか?そのような、おそらく今後一生体験できないような経済のダイナミズムを、これから体感したいと思っています

 

 

日本株投資とコロナショック:「積み立て投資は暴落が来ても大丈夫」なはず、だよね?

f:id:Kicks2018:20200308084812j:image

 

老後2,000万円問題から端を発し、積み立て投資を始めたという方も少なくないのではないでしょうか

 

そんな方も、この株価暴落で不安を感じてませんか?

 

 

今日は、このタイミングだからこそ考える積み立て投資の是非について考えます

 

 

 

個人投資家は動揺している

 

コロナウイルスを材料にした世界同時株安が進行中です

 

ブラックスワンと呼ばれることも増えてきたような気がします

 

感染の収束がいつになるのか、なかなか見通しがききません

 

そんな先行き不透明な状況にあって、積み立て投資をしている方、特に始めて日が浅い方のなかには、動揺して投資をやめる方が急増していると日本経済新聞に書かれていました(2020.3.7日本経済新聞「クローズアップ」)

 

 

記事によれば、2,000万円問題以降、楽天証券では投資信託の積み立て設定人数が47万人強と、1年前の約2倍にまで増加していたそうです

 

 

また、つみたてNISAやイデコの税制活用も増加していたとのことです

 

 

そんななかでのコロナショック

 

 

途中で解約したくなるのも、無理はありません

 

 

www.glocal2019.com

 

 

 

僕が最近、気になるのは日本株ブログを書いている方が記事をアップしていない

 

もちろん一部であって、全員ではないですが

 

この暴落でずいぶん手負いを受けたのかな、などと邪推してしまいます

 

今の日本株、誰が買っているのでしょうか?

 

個人は売っている。外人も売っている。あとは?日本銀行ETF買いくらいなのでしょうか

 

 

 

積み立て投資の本質を考える

 

 

日経の記事には、

 

現在の暴落相場を、2008年のリーマンショックと比較する声も聞かれるものの、実際に影響がリーマン並みになるとの見方はまだ少ない、とあります

 

であれば、またいつか株価は回復してきますね

 

日経の記事が正しいとすれば、むしろ現在は株を安価で多く仕込めるタイミングということになります

 

 

たとえ、もう一段の暴落が来たとしても、同じ理屈で安く仕込めるとすれば、仕込みのチャンスともとらえられる

 

 

www.glocal2019.com

 

 

 

ただし前提があって、今後の日本株が長期的に上昇していく確信を持てれば、ですけどね

 

積み立て投資の良いところは、毎月一定金額(または一定数量)を買い付けていくところです

 

一定金額を自動的に買っていくので、とにもかくにも買う。いずれ株価が回復すれば、評価額は増加することになります

 

僕は、個人的な嗜好もあって、現在は日本株をほとんど保有していませんが、米国株であっても新興国株であっても同じで、長期で伸びていくマーケットや銘柄だと信じることができれば、もう腹を括ってリスクを取りにいく

 

成功も失敗も、結果はすべて自分に帰結します

なので、自己責任や、資金管理の観点からも、無理なく投資していける積み立てという手法は、ありだと思います

 

 

 

要は、何を積み立てるのか

 

どんなに積み立て投資を続けたとしても、衰退していくマーケットを対象にしていては、多くのリターンは得られません

 

特定の銘柄や、特定の国、地域にこだわりすぎた投資をすると、それはそれでリスクリターンの比率が高くなります

 

ひとつだけお伝えしたいのは、

 

株式投資といえば、我々は日経225やTOPIXなど、日本の株式を想像しがちです

 

しかし、当然ながら世界にはいろんな国があり、投資対象も多岐にわたります

 

日本株だけしかないという思い込みで投資をするのは、いささか視野が狭いということになりかねません

 

いまやネット証券では、世界中の金融商品が購入できます

 

証券会社を選べば、相当にマニアック?な市場にも個別銘柄で投資することも可能です

 

昔より、投資の垣根は相当に低くなっています

 

投資を始めたばかりであればなおさらのこと、視野を広く持つことを、自分自身もですが、心がけたいと思っています